2017年ロッテの指名を考える
2017/12/28|Category:ネタ
(ロッテ指名選手)
1位 安田 尚憲(履正社)三塁 ☆☆☆☆
2位 藤岡 裕大(トヨタ自動車)遊撃 ☆☆☆
3位 山本 大貴(三菱自動車岡崎)投手 指名見送り
4位 菅野 剛士(日立製作所)外野 ☆☆
5位 渡辺 啓太(NTT東日本)投手 指名見送り
6位 永野 将司(HONDA)投手 ☆
育1 和田 康士朗(BC富山)外野 指名見送り
育2 森 遼太郎(都城商)投手 指名見送り
1位の 安田 尚憲(履正社)三塁手は、ロッテ待望の和製大砲候補。清宮に比べるとコンタクト能力では劣るものの、純粋な身体の力、プロ意識などでは上回っており将来極めて楽しみな素材。プロで三塁手を務められるようになるかは微妙だが、高校生でこれだけのスラッガータイプがロッテに入るのは、久しぶりではないのだろうか。将来的には、T-岡田級ぐらいに育てたいところ。
2位の 藤岡 裕大(24歳・トヨタ自動車)遊撃手も、社会人屈指の野手。将来的に遊撃を守って行けるかは微妙なものの、三塁や外野などもこなせ起用の幅は広い。持ち得るポテンシャルは非常に高く、プロの環境で育てたらまだまだ伸びるのではないかとみている。パ・リーグの野手では、新人王候補に一番近い存在ではないかと評価している。あとは、どのポジションで起用するかだろう。
3位の 山本 大貴(22歳・三菱自動車岡崎)投手は、社会人の若手左腕。高卒4年目にしてチームの主戦となり、厳しい東海地区の予選を勝ち抜き都市対抗に導いた。しかし本戦では早々K.Oされたように、プロを意識すると実戦力は発展途上。球の出どころが見難く、そこからピュッと差し込まれるようなキレがある。しかし球威の無さとコントロールの甘さで、即戦力としては疑問を持っている。
4位の 菅野 剛士(24歳・日立製作所)外野手は、逆に1年目から使えて欲しい実戦派。走塁・守備力共に中の上ぐらいで際立つものもなく、けして長打で魅了するタイプではない。しかしボールを線で捉えられる選手で、中村 晃(ソフトバンク)のような高いミート力が魅力。ただ上手いだけでなく、速球にめっぽう強いのも特徴としてあげられる。1年目から、ロッテの外野の一角に収まっても不思議ではない実力の持ち主。
5位の 渡辺 啓太(24歳・NTT東日本)投手は、右投手ながら左打者を得意とする珍しいタイプ。特にカットボールを、胸元に集めて苦しめる。ただしプロの一軍の打者を相手だと考えると、球威・球速・制球力と総合力で物足りない。リリーフだと140キロ台を連発できるので、最初は中継ぎから入ってゆく方が良いような気がする。
6位の 永野 将司(24歳・HONDA)投手は、今年の左腕で一番速い。球速・迫力という意味では一番だが、コントロールが不安定で、その速球もけして打ち返されないわけではない。素材としてはA級だが、実戦で使えるようになるまでには、相当な忍耐力と育成力が求められるのではないのだろうか?
育成の 和田 康士朗(BC富山・18歳)外野手は、特に何かに秀でているわけではない。しかし全力プレーを怠らない選手で、ギラギラしているガッツは誰よりも凄い。またなかなか当たらないが、柳田 悠岐 (ソフトバンク)ばりのフルスイングにも特徴がある。時間はかかりそうだが、育ててみたいと思わせるナイスガイ。また 森 遼太郎(都城商)投手も、センス抜群の好投手。投球センス・制球力に優れており、身体がビシッとして球威・球速が出てくると面白い。ロッテでいえば、ニ木 康太 のような感じで育って行けると良いのだが。
(ロッテの指名を考える)
1位の安田は、清宮のように1年目から一軍で活躍を意識できるというタイプではないだろう。3年ぐらいを目処に、一軍に定着させたいタイプ。そのぶん藤岡や菅野は、1年目からレギュラー争いを演じられる選手であり、内外野の現有戦力には大いに刺激になるはず。特に藤岡は、いきなりショートのポジションを奪取しても不思議ではない。
問題は、二桁勝利がいない先発陣の補強という意味ではどうだろうか? 山本・渡辺・永野と3人の社会人投手を獲得したものの、即戦力として計算できるのか?と言われると微妙な面子。そのため現有戦力の立て直しが、何より求められる。社会人3人の獲得で、投手陣を大幅補強しているようにはみえる。しかし彼らに先発の一角だとか、リリーフでも一軍で欠かせない存在になりえるのを期待するのはどうだろうか?
順位的にも高校生投手を指名できなかったのは致し方なかったが、その辺は育成枠で森投手を獲得することで最低限補えた形。その他高卒1年目で独立リーグから指名された和田なども含めると、将来性も含めて野手としては現状できうる最大限の補強に成功している。投手に関しては、何処まで来年一軍に絡めるか微妙な状況で、現状を劇的に変えてくれる匂いはしてこない。1位・2位が申し分ない指名ながら、トータルで考えると及第点ぐらいの印象。しかし今まで獲得してこなかった、高校生のホームランバッターを獲得した勇気は素直に評価したい。
蔵の評価:☆☆☆
1位 安田 尚憲(履正社)三塁 ☆☆☆☆
2位 藤岡 裕大(トヨタ自動車)遊撃 ☆☆☆
3位 山本 大貴(三菱自動車岡崎)投手 指名見送り
4位 菅野 剛士(日立製作所)外野 ☆☆
5位 渡辺 啓太(NTT東日本)投手 指名見送り
6位 永野 将司(HONDA)投手 ☆
育1 和田 康士朗(BC富山)外野 指名見送り
育2 森 遼太郎(都城商)投手 指名見送り
1位の 安田 尚憲(履正社)三塁手は、ロッテ待望の和製大砲候補。清宮に比べるとコンタクト能力では劣るものの、純粋な身体の力、プロ意識などでは上回っており将来極めて楽しみな素材。プロで三塁手を務められるようになるかは微妙だが、高校生でこれだけのスラッガータイプがロッテに入るのは、久しぶりではないのだろうか。将来的には、T-岡田級ぐらいに育てたいところ。
2位の 藤岡 裕大(24歳・トヨタ自動車)遊撃手も、社会人屈指の野手。将来的に遊撃を守って行けるかは微妙なものの、三塁や外野などもこなせ起用の幅は広い。持ち得るポテンシャルは非常に高く、プロの環境で育てたらまだまだ伸びるのではないかとみている。パ・リーグの野手では、新人王候補に一番近い存在ではないかと評価している。あとは、どのポジションで起用するかだろう。
3位の 山本 大貴(22歳・三菱自動車岡崎)投手は、社会人の若手左腕。高卒4年目にしてチームの主戦となり、厳しい東海地区の予選を勝ち抜き都市対抗に導いた。しかし本戦では早々K.Oされたように、プロを意識すると実戦力は発展途上。球の出どころが見難く、そこからピュッと差し込まれるようなキレがある。しかし球威の無さとコントロールの甘さで、即戦力としては疑問を持っている。
4位の 菅野 剛士(24歳・日立製作所)外野手は、逆に1年目から使えて欲しい実戦派。走塁・守備力共に中の上ぐらいで際立つものもなく、けして長打で魅了するタイプではない。しかしボールを線で捉えられる選手で、中村 晃(ソフトバンク)のような高いミート力が魅力。ただ上手いだけでなく、速球にめっぽう強いのも特徴としてあげられる。1年目から、ロッテの外野の一角に収まっても不思議ではない実力の持ち主。
5位の 渡辺 啓太(24歳・NTT東日本)投手は、右投手ながら左打者を得意とする珍しいタイプ。特にカットボールを、胸元に集めて苦しめる。ただしプロの一軍の打者を相手だと考えると、球威・球速・制球力と総合力で物足りない。リリーフだと140キロ台を連発できるので、最初は中継ぎから入ってゆく方が良いような気がする。
6位の 永野 将司(24歳・HONDA)投手は、今年の左腕で一番速い。球速・迫力という意味では一番だが、コントロールが不安定で、その速球もけして打ち返されないわけではない。素材としてはA級だが、実戦で使えるようになるまでには、相当な忍耐力と育成力が求められるのではないのだろうか?
育成の 和田 康士朗(BC富山・18歳)外野手は、特に何かに秀でているわけではない。しかし全力プレーを怠らない選手で、ギラギラしているガッツは誰よりも凄い。またなかなか当たらないが、柳田 悠岐 (ソフトバンク)ばりのフルスイングにも特徴がある。時間はかかりそうだが、育ててみたいと思わせるナイスガイ。また 森 遼太郎(都城商)投手も、センス抜群の好投手。投球センス・制球力に優れており、身体がビシッとして球威・球速が出てくると面白い。ロッテでいえば、ニ木 康太 のような感じで育って行けると良いのだが。
(ロッテの指名を考える)
1位の安田は、清宮のように1年目から一軍で活躍を意識できるというタイプではないだろう。3年ぐらいを目処に、一軍に定着させたいタイプ。そのぶん藤岡や菅野は、1年目からレギュラー争いを演じられる選手であり、内外野の現有戦力には大いに刺激になるはず。特に藤岡は、いきなりショートのポジションを奪取しても不思議ではない。
問題は、二桁勝利がいない先発陣の補強という意味ではどうだろうか? 山本・渡辺・永野と3人の社会人投手を獲得したものの、即戦力として計算できるのか?と言われると微妙な面子。そのため現有戦力の立て直しが、何より求められる。社会人3人の獲得で、投手陣を大幅補強しているようにはみえる。しかし彼らに先発の一角だとか、リリーフでも一軍で欠かせない存在になりえるのを期待するのはどうだろうか?
順位的にも高校生投手を指名できなかったのは致し方なかったが、その辺は育成枠で森投手を獲得することで最低限補えた形。その他高卒1年目で独立リーグから指名された和田なども含めると、将来性も含めて野手としては現状できうる最大限の補強に成功している。投手に関しては、何処まで来年一軍に絡めるか微妙な状況で、現状を劇的に変えてくれる匂いはしてこない。1位・2位が申し分ない指名ながら、トータルで考えると及第点ぐらいの印象。しかし今まで獲得してこなかった、高校生のホームランバッターを獲得した勇気は素直に評価したい。
蔵の評価:☆☆☆
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