2018年 選抜総括・野手編
2018/03/31|Category:ネタ
今回の選抜総括は、この秋のドラフト会議で指名を意識できる3年生の野手編についてです。今回は、ポジション別に考えてみましょう。
(捕手編)
残念ながら、今大会では秋のドラフトを意識できるほどの人材はいませんでした。大会通じても目立っていたのは、東 亮汰(三重)捕手ぐらい。捕ってから素早い切り返しに、しっかり二塁まで伸びる地肩の強さ・そして送球の正確さとスローイングは一級品。塁間も、1.9秒台と安定していた。ただしプロとなると体格で見劣る点、打撃が5番打者ながら特別ものが感じられなかったところなどを考えると、高校からのプロ入りは厳しいだろう。
東 亮汰(三重)捕手 172/75 右/右
(内野手編)
内野手に関しては、結構充実した大会だった。大会の目玉的存在だった 根尾 昂(3年)遊撃手を中心に、遊撃手に目立つ選手が多かった。バット強く振れるスイングに、全くショートからの送球が乱れないのが特徴。ただし守備範囲がさほど広そうではなく、キャッチング・フットワークは相変わらず平凡。打撃も捉えた打球は見事だが、コンタクト能力という部分で少し疑問が残る。上位指名が濃厚な素材ではあるが、個人的にはあまりピンと来たことがない。
その他元気ものだった 増田 陸(明秀日立)遊撃手は、バットの芯でボールを射抜く動物的嗅覚に優れたファイター。日置 航(日大三)なども、内角の球をパッと身体を開いて捌く打撃など、打つ方にもは非凡な才能を示した。腰高の守備など気になる部分はあるが、二人ともプロ志望であれば有力な指名候補。夏までに順調アピールし続ければ、指名も現実味を帯びてくる。
その他にも、非凡なコンタクト能力と球際での強さが光った 近藤 翔真(国学院栃木)。グランド映えする大型内野手で、ダイナミックな守備と鋭いスイングが目をひいた 小幡 竜平(延岡学園)。また走力はプロでも上位級の 大上 翔也(乙訓)なども、打撃の当て勘などは悪くなく、視野の広いプレーで夏まで追いかけてみたいショートだった。
ショート以外だが、林 晃汰(智弁和歌山)三塁手が存在感を示した。左打席から流して大きな当たりを飛ばせるパワーが魅力。スラッガーでありながら、三塁の守備も上手いのは非凡なところ。個人的にはあまりコンタクト能力が高いとは思えない部分があり、さらに引っ張っての長打を観てみたいと最後まで思う大会だった。それでもドラフトでは、3位前後ぐらいでは充分に指名される希少価値がある。
芳賀 大成(明秀日立)二塁手は、抜群のヘッドスピードを誇る強打のセカンド。しかし大会では、捕手としての可能性を推すものも少なくない。特にエースの細川が、この芳賀がマスクを被るようになって、目に見えてボールが変わってきたのが印象的だった。現時点での打撃の破壊力では芳賀の方が上であるが、将来性・バットの芯で捉える才能は、増田の方が上ではないのだろうか。
根尾 昂 (大阪桐蔭)遊撃 177/77 右/左
増田 陸 (明秀日立)遊撃 178/72 右/右
日置 航 (日大三)遊撃 176/76 右/右
近藤 翔真(国学院栃木)遊撃 171/71 右/右
小幡 竜平(延岡学園)遊撃 180/73 右/左
大上 翔也(乙訓)遊撃 169/63 右/右
林 晃汰(智弁和歌山)三塁 180/90 右/左
芳賀 大成(明秀日立)二塁 170/69 右/左
(外野手編)
外野手は、上位指名候補の 藤原 恭大(大阪桐蔭)中堅手が抜けた存在。打席での集中力・スイングの強さ・コンタクト能力・身体能力含めて、ドラフト1位級の素材なのは間違いない。
1試合・4本塁打男である、門叶 直己(瀬戸内)右翼手も、打席でボールをじっくり見るタイプで投手としては非常に不気味さを感じる。緒戦で敗れてしまったが、できれば2,3試合みて観たかった。また 森下 翔太(東海大相模)中堅手は打席での力みが顕著で二安打放ったものの打球は上がらなかった。中堅手としての守備は安定していて、肩もまずまず。出塁すれば盗塁を決めるなど、守備・走塁も中~中の上レベルはある。二人ともプロ志望ならば、高校からの指名が有力なのではないのだろうか。外野手で指名を意識できるのはこの3人だが、いずれも指名可能性が高い選手達だった。
藤原 恭大(大阪桐蔭)中堅 181/78 左/左
門叶 直己(瀬戸内)右翼 183/90 右/右
森下 翔太(東海大相模)中堅 180/70 右/右
(野手については)
捕手不足は深刻だが、内野手・外野手ともに、高校から指名を意識できる選手が複数おり、充実した大会だったと言えるのではないのだろうか。投手に関しては、選抜不出場組が中心となってドラフト戦線を引っ張ってゆくことになりそうだが、野手に関してはセンバツ組が中心になって、ドラフトを迎えるのではないのだろうか。
(捕手編)
残念ながら、今大会では秋のドラフトを意識できるほどの人材はいませんでした。大会通じても目立っていたのは、東 亮汰(三重)捕手ぐらい。捕ってから素早い切り返しに、しっかり二塁まで伸びる地肩の強さ・そして送球の正確さとスローイングは一級品。塁間も、1.9秒台と安定していた。ただしプロとなると体格で見劣る点、打撃が5番打者ながら特別ものが感じられなかったところなどを考えると、高校からのプロ入りは厳しいだろう。
東 亮汰(三重)捕手 172/75 右/右
(内野手編)
内野手に関しては、結構充実した大会だった。大会の目玉的存在だった 根尾 昂(3年)遊撃手を中心に、遊撃手に目立つ選手が多かった。バット強く振れるスイングに、全くショートからの送球が乱れないのが特徴。ただし守備範囲がさほど広そうではなく、キャッチング・フットワークは相変わらず平凡。打撃も捉えた打球は見事だが、コンタクト能力という部分で少し疑問が残る。上位指名が濃厚な素材ではあるが、個人的にはあまりピンと来たことがない。
その他元気ものだった 増田 陸(明秀日立)遊撃手は、バットの芯でボールを射抜く動物的嗅覚に優れたファイター。日置 航(日大三)なども、内角の球をパッと身体を開いて捌く打撃など、打つ方にもは非凡な才能を示した。腰高の守備など気になる部分はあるが、二人ともプロ志望であれば有力な指名候補。夏までに順調アピールし続ければ、指名も現実味を帯びてくる。
その他にも、非凡なコンタクト能力と球際での強さが光った 近藤 翔真(国学院栃木)。グランド映えする大型内野手で、ダイナミックな守備と鋭いスイングが目をひいた 小幡 竜平(延岡学園)。また走力はプロでも上位級の 大上 翔也(乙訓)なども、打撃の当て勘などは悪くなく、視野の広いプレーで夏まで追いかけてみたいショートだった。
ショート以外だが、林 晃汰(智弁和歌山)三塁手が存在感を示した。左打席から流して大きな当たりを飛ばせるパワーが魅力。スラッガーでありながら、三塁の守備も上手いのは非凡なところ。個人的にはあまりコンタクト能力が高いとは思えない部分があり、さらに引っ張っての長打を観てみたいと最後まで思う大会だった。それでもドラフトでは、3位前後ぐらいでは充分に指名される希少価値がある。
芳賀 大成(明秀日立)二塁手は、抜群のヘッドスピードを誇る強打のセカンド。しかし大会では、捕手としての可能性を推すものも少なくない。特にエースの細川が、この芳賀がマスクを被るようになって、目に見えてボールが変わってきたのが印象的だった。現時点での打撃の破壊力では芳賀の方が上であるが、将来性・バットの芯で捉える才能は、増田の方が上ではないのだろうか。
根尾 昂 (大阪桐蔭)遊撃 177/77 右/左
増田 陸 (明秀日立)遊撃 178/72 右/右
日置 航 (日大三)遊撃 176/76 右/右
近藤 翔真(国学院栃木)遊撃 171/71 右/右
小幡 竜平(延岡学園)遊撃 180/73 右/左
大上 翔也(乙訓)遊撃 169/63 右/右
林 晃汰(智弁和歌山)三塁 180/90 右/左
芳賀 大成(明秀日立)二塁 170/69 右/左
(外野手編)
外野手は、上位指名候補の 藤原 恭大(大阪桐蔭)中堅手が抜けた存在。打席での集中力・スイングの強さ・コンタクト能力・身体能力含めて、ドラフト1位級の素材なのは間違いない。
1試合・4本塁打男である、門叶 直己(瀬戸内)右翼手も、打席でボールをじっくり見るタイプで投手としては非常に不気味さを感じる。緒戦で敗れてしまったが、できれば2,3試合みて観たかった。また 森下 翔太(東海大相模)中堅手は打席での力みが顕著で二安打放ったものの打球は上がらなかった。中堅手としての守備は安定していて、肩もまずまず。出塁すれば盗塁を決めるなど、守備・走塁も中~中の上レベルはある。二人ともプロ志望ならば、高校からの指名が有力なのではないのだろうか。外野手で指名を意識できるのはこの3人だが、いずれも指名可能性が高い選手達だった。
藤原 恭大(大阪桐蔭)中堅 181/78 左/左
門叶 直己(瀬戸内)右翼 183/90 右/右
森下 翔太(東海大相模)中堅 180/70 右/右
(野手については)
捕手不足は深刻だが、内野手・外野手ともに、高校から指名を意識できる選手が複数おり、充実した大会だったと言えるのではないのだろうか。投手に関しては、選抜不出場組が中心となってドラフト戦線を引っ張ってゆくことになりそうだが、野手に関してはセンバツ組が中心になって、ドラフトを迎えるのではないのだろうか。
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