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プロ野球ドラフトサイト「迷スカウト」の管理人・蔵建て男が、日本中を駆け巡り本音でトーク!
2018年(3) スポニチ大会初日
アマチュア野球・最初の公式大会・社会人東京スポニチ大会が始まりました。大会初日は、観戦が裏目裏目に出てしまうような1日となってしまいました。

東芝 VS 東京ガス

東芝の先発は、ドラフト候補の 岡野 祐一郎(24歳・青学大出身)右腕。オーソドックスなフォームから、球速は130キロ台後半~最速で145キロまで到達したそうですが、大方140キロ前後ぐらいといった感じ。ボールを両コーナーに散らすコマンドの高さはあるものの、球そのものの力はプロの一軍レベルに比べると見劣りします。変化球は、カーブ・スライダー・フォーク・ツーシームなど多彩で、的を絞らせないで打ち損じを誘うのが、この選手の持ち味。

オフに寸評を作成した時に触れたように、フォークに依存しすぎる投球というのは陰を潜めていたのは一安心。そのフォークでもなかなか空振りが奪えなかったのが、この日は時々空振りを誘えていたのは良かった点でしょうか。ただしこの時期だから打ち損じていたという感じの内容でもあり、この投手自身がもう少し暖かくなれば更に球威・球速を増して来るタイプかと言われると疑問は残ります。順調にゆけば、今年あと何度か観られる投手だと思うので、その中でさらに上積みがあるのか注目したいです。現状のままであれば、即戦力としてはやや物足りない感じですが、更によくなれば実戦派として計算できるようになるかもしれません。引き続き、追いかけてはみたい一人です。

一方の東京ガスの先発も注目の、臼井 浩(24歳・中央学院大出身)右腕。こちらは、常時140キロ~中盤ぐらい。岡野よりも、ボールの力そのものはあるものの全体的に高めに集まる傾向があります。変化球は、スライダー・カットボール・ツーシーム・フォークなど、こちらもいろいろありますが、岡野が縦の変化を武器にする投手に比べると、こちらは横の変化を中心に投球を組み立ててきます。こちらも適度にまとめられる実戦的な部分はあるのですが、ドラフト候補というよりも、「ミスター東京ガス」として長くチームの主戦として活躍してねというタイプであるように感じます。投げっぷりは好い投手なので、リリーフで力と技を兼ね備えた投球をということもできないことはないと思いますが、今後の上積みが望めなそうだということで、指名されるまでには至らないのではないかと思います。現状の岡野とは、力量に大差はありませんが。

野手では、東京ガスの核弾頭・石川 裕也(24歳・日大国際関係学部出身)遊撃手の大きな声が響いていたこと。打撃では、センター前に一本打ち返しており、今後も気にしてみたい一人。またドラフト的には、笹川 晃平(24歳・東洋大出身)右翼手が、センター前に一本打ち返していました。ライトファールフライを、フェンスにぶつかってのガッツを魅せたり、ライトからの返球もまずまずで、プロにアピールしたいのだなというのは伝わってきました。こちらも上位でとは行きませんが、集中力の高まった時の勝負強さには見るべきものがある選手なので、この一年間おかけてゆきたい一人です。また東芝では昨年指名されなかった 堀米 潤平(25歳・白鴎大出身)遊撃手が、ライト線ツーベースやレフト前に打ち返すなど、右に左へと打力でアピール。社会人随一の守備力を誇るショートストップだけに、あとは打撃でアピールしたら、今年こそ指名される可能性は残されていると思います。

岡野祐一郎(24歳)投手 180/85 右/右
堀米 潤平(25歳)遊撃 163/63 右/左

臼井 浩 (24歳)投手 168/75 右/左
石川 裕也(24歳)遊撃 178/75 右/左
笹川 晃平(24歳)右翼 182/86 右/右

JR東日本 VS 日本製紙石巻

JR東日本の先発は、昨年ドラフト候補として注目されたルーキーの 宮本 誉士樹(23歳・東農大オホーツク出身)右腕。投球のほとんどが、ナチュラルシュートするクセ球という個性派サイド。この日は、少ないながらもスライダーやシンカー系の球も織り交ぜてきました。特に変わったところは観られませんでしたが、140キロ前後のクセ球は健在で、来年は再び候補になる選手ではないのでしょうか。

日本製紙石巻の先発は、3年目の 古田 恭平(25歳・日体大出身)右腕。170/74 の上背や、智弁和歌山~日体大というキャリアは、今年の候補として注目される 東妻 勇輔(日体大)右腕と良く似ています。投げっぷりもよく、スケールをワンランク・ツーランク落としたような存在です。球速はコンスタントに140キロ前後~中盤ぐらいまで出せる投手ですが、上記に記した臼井(東京ガス)同様に、長くチームに貢献してねというタイプの好投手。ドラフト候補かと言われると、ちょっと違うようには思います。

打者では、石巻の3番 浅沼 佑亮(24歳・東北福祉大出身)右翼手が、ライトフェンス直撃のツーベースを放つなど、福祉大時代同様に同チームでは目立つ存在。また東日本の方では、1番を打つ 小室 湧未(24歳・神奈川大出身)二塁手が、レフト前にヒットを。最初の打席の一塁到達タイムが、右打席から4.5秒台(左打者換算で4.25秒前後)と並なのは一番打者としては物足りません。出塁後二塁へ滑り込む場面もあったのですが、ベース際のスピード感がイマイチなのも、走力としてはさほどではないのでは?という疑問は残りました。その他目新しいところでは、大学時代強打者として注目されていた 渡辺 和哉(23歳・専修大出身)が、捕手としてマスクを被っていたこと。故障から回復して、スローイングできるようになったのだという感じで観ていましたが、イニング間の送球は2.2秒ぐらいと並だったものの走者の滑り込んでくるところに制球はできていました。強打の捕手として観られるかどうか、これからも注目してみたい。また浦和学院時代から好打者として知られる・佐藤 拓也(24歳・立教大出身)右翼手が、6番打者として出場。第一打席にライトスタンドに叩き込んだかと思ったら、続く打席でもフェンス際の大きな飛球を飛ばすなど、今年は長打力があるところも示してアピールするつもりなのかと思いながら観ていました。この辺までは、今後も観戦する機会があれば注視したい選手達です。

宮本誉士樹(23歳)投手 186/90 右/右
渡辺 和哉(23歳)捕手 176/85 右/右
小室 湧未(24歳)二塁 173/83 右/右
佐藤 拓也(24歳)右翼 173/76 右/左

古田 恭平(25歳)投手 170/74 右/右
浅沼 佑亮(24歳)右翼 182/82 右/左

問題はここからで、パナソニックの先発・吉川 峻平(関西大出身・23歳)右腕を観に、試合中盤で神宮を跡にします。大田スタジアムの最寄り駅である・流通センターに着いて先発を調べると、パナソニックの今日の先発ではないかと知り、そのまま家路に戻りました。神宮では私が球場をあとにした後、板東 湧梧(鳴門出身23歳)右腕が、148キロを記録したとのこと。彼の成長ぶりも、確認できなかったのは残念でした。

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