FC2ブログ

2018年(6) スポニチ大会レポート4

スポニチ大会中に確認したかった選手が、最終日に見られそうだということで再び神宮球場に足を運んだ最終日。家の事情で球場到着は1時間遅れとなってしまいましたが、まだお目当ての投手は投げ続けていたおかげで、無事観戦することができました。

三菱重工名古屋 VS HONDA熊本

この試合のお目当ては、勝野 昌慶(土岐商・21歳)右腕。高卒3年目にして名前があがる、若手のホープです。球速は140~中盤ぐらいが多いのですが、得点圏にランナーを進めたり、追い込むと140キロ台後半~MAX94マイル(151キロ)の力強いボールを投げ込んできます。ただしこの選手の真っ直ぐが回転の悪い汚い球質なので、打者の空振りを誘うというよりは球威で詰まらせるタイプかと。そのコマンドもアバウトで、イマイチ収まりがよくありません。変化球も、緩いカーブ・カットボールのような高速にスライドする球、それにフォーク系の縦の変化も結構武器にします。気になるのは、結構甘く入る球が少なくないということ。

ベンチ前でのキャッチボールを見ていても、雑というかいい加減な部分があり、性格的に繊細さは望めないタイプなのだろうという感じはしました。投げっぷりは好い投手なので、いずれにしてもプロではリリーフタイプかと。そのためには、縦の変化の精度をいかに上げるかではないのでしょうか。高卒3年目でここまで出来ていいるので指名は確実だとは思いますが、プロでも1年目からガンガン活躍するほどの完成度があるのかは微妙です。そのへんは、今後の試合もみて見極めたいポイント。

むしろボールの勢いだけで言えば、勝野の後に投げた 服部 拳児(25歳・日体大出身)右腕の方が感じられたぐらい。コンスタントに140~145キロを記録し、短いイニングということでキャパ全開で投げ込み力強さが感じられました。ツーシーム・スライダー系の球を織り交ぜるなど、また機会があれば注目してみたいところ。キャパ一杯一杯で投げているので、今後の上積みがこれ以上望めるかといった部分に疑問は残りますが。

その他重工名古屋では、2番を打っていた・秋利 雄佑(カルフォニア州立大出身・26歳)DHが、ホームランを含む打撃で打ちまくっていたようです。私も上手く体を残してセンター前にはじき返す打撃を確認。パワフルなだけでなく、上手さもあるのだと関心しました。しかし気になったのは、スイングや動作にキレがないところ。さらに一塁までの塁間は、4.3秒前後と左打者としてはけして速くありません。打撃は光りますが、26歳の年齢や守備位置についていなかったことも加味すると、ドラフト候補というにはどうでしょうか。

決勝まで進んだHONDA熊本の方では、もう社会人も長くなってきた・稲垣 翔太(25歳・明豊出身)遊撃手が、気になるぐらいでした。こちらは、好守のショートストップで肩もまずまず。打撃も好い選手なので、改めて今年は注目してみようかという感じでした。

勝野 昌慶(21歳)投手 183/82 右/右
服部 拳児(25歳)投手 182/80 右/右
秋利 雄佑(26歳)内野 182/84 右/両

稲垣 翔太(25歳)遊撃 176/73 右/左

HONDA VS 東芝

おそらく今の社会人で、最も注目度が高いのは、この 斎藤 友貴哉(23歳・桐蔭横浜大出身)右腕ではないのでしょうか。関東のチームなので、この大会で確認できなければ4月に組まれている巨人とのプロアマ交流戦で確認するつもりでいました。観戦の優先度はそれほど高くはなかったのですが、ここで確認できて良かったです。

そんな斎藤投手は、コンスタントに140キロ台中盤~MAX92マイル(148キロ)まで到達。それほど打者の手元までグ~ンと伸びてくるとか、ピュッとキレのある空振りを誘う球質ではありません。むしろ勢いと適度な球威は感じますが、微妙に動いているようにすら感じさせるタイプの球質の投手。先発でもこれだけの球速を続けられるように、桐蔭横浜大時代よりもワンランク全体にパワーアップしている印象は受けます。変化球も、カーブ・スライダー・フォーク系など一通りのものがありますが、速球同様にあまり空振りがとれないのは気になる材料。

特に気になったのは、右投手のなのに左打者の両サイドにはきっちり投げ分けられる割に、右打者には甘い球を痛打される場面が目立ったということ。これはいつもの傾向なのか、今日がたまたまだったのか、今後気にしてみたいポイントです。結局3回で球場をあとにしたのですが、9回で1失点完投勝ちだったとのこと。確かに持っているエンジン・素材として魅力は高い選手ではあるのですが、何処まで即戦力として計算できるのか?と言われると微妙な気はします。1年目からガンガン活躍というよりは、プロで2年目・3年目と徐々にスキルアップした時に、どんな青写真を描けるかといったタイプではないのでしょうか。評価的には上位指名されても不思議ではないと思いますが、即戦力を期待してとなると辛い気はします。いずれにしても、今後の試合を見ながら評価は固めて行きたいところです。

東芝の先発の 加嶋 宏毅(24歳・慶応大出身)左腕。正統派のサウスポーで、昨年から後ワンランク球威・球速が増してくれば面白いとは思っていた3年目。今日も左腕から140キロ前後の球速は出て悪くはないものの、ボールの力がやっぱりプロだと厳しいだろうという印象。それでも強烈なチェンジアップを武器にしており、この球を右打者の内角にも落として来られる貴重なタイプだと思います。夏までに、もう少しボールの威力が変わってくればと思いますが、大卒3年目・よほど目の色を変えない限り短期間での変化は期待しづらいのではないのでしょうか。

HONDAでは、1番を打つ・木浪 聖也(24歳・亜大出身)遊撃手の、スナップの強い送球は魅力。チームでも1番を打つように、打撃もそこそこなので今後も注視したい一人。ただしこの手のタイプにしては、左打席から4.20秒と走力が並なのが残念。また3年目の辻野 雄大(25歳・白鴎大出身)捕手は、打てる捕手としてチームの不動の正捕手に成長。昨年指名はされませんでしたが、JAPANのメンバーにも選ばれるなどディフェンス面も悪くない存在。7番打者ながら、松田 進(24歳・中央大出身)三塁手は、国学院久我山時代からプロから注目され続けてきた強打者。社会人離れした、豪快なスイングが魅力。粗っぽい打撃は相変わらずなのですが、チェンジアップを強烈な打球で三遊間を抜けていったり、センターオーバーの長打を放つなど存在感をアピール。都市対抗の頃中軸を任されるような信頼を得られるようになっていると、社会人では稀なスケールのある選手だけに楽しみ。

斎藤友貴哉(23歳)投手 184/91 右/左
辻野 雄大(25歳)捕手 179/80 右/左
木浪 聖也(24歳)遊撃 178/78 右/左
松田 進 (24歳)三塁 187/91 右/右

加嶋 宏毅(24歳)投手 178/81 左/左

大会のまとめは、明日行いたいと思います。なんとか目的の選手を確認でき、これだけ目的を果たせたスポニチ大会は初めてかもという感じです。しいて残念に思うところがあるとすれば、初日に大田に移動してしまったために、板東 湧梧(JR東日本・23歳)右腕が148キロを記録したという投球が確認できなかったこと。板東とは観戦運が悪く、社会人に入ってから一度もその有志を確認できたことがありません。こういった選手って、たまにいるから面白いものです(面白くない)。
スポンサーサイト



テーマ : プロ野球
ジャンル : スポーツ

ブロマガ

月刊ブロマガ価格:¥ 300

紹介文:ドラフト・レポーターとして20年のキャリアを誇る、蔵建て男 のドラフト候補レポート。雑誌などにはまず掲載されない、個人に焦点をあてた詳細かつ明確なレポートを皆様にお届け致します。

ブロマガ記事一覧

購入したコンテンツは、期限なしに閲覧いただけます。

カレンダー
02 | 2018/03 | 04
- - - - 1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31
FC2カウンター
最新記事
最新コメント
月別アーカイブ
カテゴリー
プロフィール

蔵建て男

Author:蔵建て男
「迷スカウト」の管理人・蔵建て男が送る、有料記事サイトです。主にドラフト有力選手の個別寸評と観戦記のレポートをお送りしております。どうか、皆様奮ってご参加頂けると幸いです。

フリーエリア
アマゾン
検索フォーム
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QRコード