2018年(10) 生観戦いろいろ
2018/04/02|Category:観戦記
選抜大会が行われている最中、何度かグランドに足を運びオープン戦をチェックに行ってました。今回は、2回に分けて観戦できた選手についてレポートをして行きたいと思います。
3/25(日)に富士大は、JX-ENEOS戦。翌26日(月)に慶応大戦があり、いずれにかにドラフト注目の左腕。鈴木翔天(向上出身・4年)左腕が登板するとみていました。25日戦にはENEOSグランドに足を運んだのですが、先発はもうひとりの速球派左腕・佐々木 健(木造出身・4年)左腕でした。鈴木がゆったりした先発型ならば、こちらはリリーフタイプの力投派です。この試合でも立ち上がりから140キロ台を連発し、最速で91マイル・146キロを記録。スライダー・フォークなども織り交ぜますが、際どいところを突くも四球を連発。ランナーを貯めたところに甘く高めに浮いた速球を打たれ、1回持たず降板とあっと言う間でした。ボールに勢いがあるサウスポーですが、まだまだ実戦力に欠けるところがあります。まずは、社会人などで力量を高めてからでのプロ入りの方がという気はします。しかしまだまだ調整の時期なので、シーズン入ってからの巻き返しに期待したいところですし、速球派のサウスポーということで興味を示す球団は出てくるのではないのでしょうか。
翌日の慶応戦では、鈴木 翔天(4年)左腕が先発。相変わらずちょっと癖のあるフォームではあるのですが、130キロ台後半~91マイル(146キロ)を叩き出します。この投手、両サイドにボールを散らす割に、慶応打線に苦になく打ち返されているのは気になります。元々ボールを置きにゆくようなフォームのため、球速ほど速く感じません。また先入観のない彼らにとっては、余計苦にならないのかも。変化球も、スライダー・チェンジアップ・カーブなどで変わらず、特に絶対的な決め球があるわけではないのですが、奪三振率が高いのは何故でしょうか? フォームの違いはありますが、浜田智博(九州産業大-中日)的な存在かと思います。良い時の投球は、浜田より実戦的だとは思います。また左腕のなかでも、貴重なゲームメイクできる先発タイプ。ただしプロで即戦力となると? なのと、ボールの力で圧倒するといったタイプではないので、微妙な気はしています。彼もシーズンまで時間があるので、リーグ戦での内容で評価は固めたいところ。しかしこの選手の場合は、よほどのことがない限り指名は確実なレベルにはあります。
また富士大では、注目の 佐藤 龍生(北海出身・4年)が、4番・遊撃手で出場。しかし内容的には、3番を打つ・楠 研次郎(東海大相模出身・4年)右翼の方が、潔いスイングで目立っていました。もう少し公式戦をじっくり見ていないところですが、現時点では二人とも社会人かと。
この春のオープン戦で見たかった一人が、福田 俊(星槎道都大)左腕。こちらは、横浜商科大戦で観戦してきました。実戦派のサウスポーで、いかに今の力量でプロで通用するかどうかが問われるタイプ。球速は、135~MAX87マイル(140キロ)ほど。開幕まで一ヶ月近くある北海道の選手なので、球速はまだまだこれから上がってくるはず。ズバーンと球速以上に感じさせるボールの威力はあったのですが、合わされやすいフォームなのか? 両サイドを突いても高めの速球を苦になく打ち返されていたのは気になります。それでもスライダー・チェンジアップ系を織り交ぜ、中継ぎならば即戦力になり得るのではないかという、マウンド捌き・度胸の良さは感じられました。ドラフトでも、3位前後ぐらいの指名には収まるのではないのでしょうか。
佐々木も鈴木も福田も、昨秋の神宮大会で全国でもその実力を実証済み。そういった意味では、まだまだ調整段階という感じは受けました。それでも本質的な部分で上位指名だとか即戦力?という観点でみると、物足りなく映ったことも否めません。こういったイメージを、シーズンでは良い意味で裏切って欲しいものです。
佐々木 健(富士大4年)投手 180/80 左/左
鈴木 翔天(富士大4年)投手 184/82 左/左
佐藤 龍世(富士大4年)遊撃 176/75 右/右
楠 研次郎(富士大4年)右翼 181/80 左/左
福田 俊 (星槎道都大4年)投手 170/75 左/左
3/25(日)に富士大は、JX-ENEOS戦。翌26日(月)に慶応大戦があり、いずれにかにドラフト注目の左腕。鈴木翔天(向上出身・4年)左腕が登板するとみていました。25日戦にはENEOSグランドに足を運んだのですが、先発はもうひとりの速球派左腕・佐々木 健(木造出身・4年)左腕でした。鈴木がゆったりした先発型ならば、こちらはリリーフタイプの力投派です。この試合でも立ち上がりから140キロ台を連発し、最速で91マイル・146キロを記録。スライダー・フォークなども織り交ぜますが、際どいところを突くも四球を連発。ランナーを貯めたところに甘く高めに浮いた速球を打たれ、1回持たず降板とあっと言う間でした。ボールに勢いがあるサウスポーですが、まだまだ実戦力に欠けるところがあります。まずは、社会人などで力量を高めてからでのプロ入りの方がという気はします。しかしまだまだ調整の時期なので、シーズン入ってからの巻き返しに期待したいところですし、速球派のサウスポーということで興味を示す球団は出てくるのではないのでしょうか。
翌日の慶応戦では、鈴木 翔天(4年)左腕が先発。相変わらずちょっと癖のあるフォームではあるのですが、130キロ台後半~91マイル(146キロ)を叩き出します。この投手、両サイドにボールを散らす割に、慶応打線に苦になく打ち返されているのは気になります。元々ボールを置きにゆくようなフォームのため、球速ほど速く感じません。また先入観のない彼らにとっては、余計苦にならないのかも。変化球も、スライダー・チェンジアップ・カーブなどで変わらず、特に絶対的な決め球があるわけではないのですが、奪三振率が高いのは何故でしょうか? フォームの違いはありますが、浜田智博(九州産業大-中日)的な存在かと思います。良い時の投球は、浜田より実戦的だとは思います。また左腕のなかでも、貴重なゲームメイクできる先発タイプ。ただしプロで即戦力となると? なのと、ボールの力で圧倒するといったタイプではないので、微妙な気はしています。彼もシーズンまで時間があるので、リーグ戦での内容で評価は固めたいところ。しかしこの選手の場合は、よほどのことがない限り指名は確実なレベルにはあります。
また富士大では、注目の 佐藤 龍生(北海出身・4年)が、4番・遊撃手で出場。しかし内容的には、3番を打つ・楠 研次郎(東海大相模出身・4年)右翼の方が、潔いスイングで目立っていました。もう少し公式戦をじっくり見ていないところですが、現時点では二人とも社会人かと。
この春のオープン戦で見たかった一人が、福田 俊(星槎道都大)左腕。こちらは、横浜商科大戦で観戦してきました。実戦派のサウスポーで、いかに今の力量でプロで通用するかどうかが問われるタイプ。球速は、135~MAX87マイル(140キロ)ほど。開幕まで一ヶ月近くある北海道の選手なので、球速はまだまだこれから上がってくるはず。ズバーンと球速以上に感じさせるボールの威力はあったのですが、合わされやすいフォームなのか? 両サイドを突いても高めの速球を苦になく打ち返されていたのは気になります。それでもスライダー・チェンジアップ系を織り交ぜ、中継ぎならば即戦力になり得るのではないかという、マウンド捌き・度胸の良さは感じられました。ドラフトでも、3位前後ぐらいの指名には収まるのではないのでしょうか。
佐々木も鈴木も福田も、昨秋の神宮大会で全国でもその実力を実証済み。そういった意味では、まだまだ調整段階という感じは受けました。それでも本質的な部分で上位指名だとか即戦力?という観点でみると、物足りなく映ったことも否めません。こういったイメージを、シーズンでは良い意味で裏切って欲しいものです。
佐々木 健(富士大4年)投手 180/80 左/左
鈴木 翔天(富士大4年)投手 184/82 左/左
佐藤 龍世(富士大4年)遊撃 176/75 右/右
楠 研次郎(富士大4年)右翼 181/80 左/左
福田 俊 (星槎道都大4年)投手 170/75 左/左
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