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2018年 大学選手権初日・東京ドーム第三・第四試合


大会初日・東京ドーム第三試合 四国学院大 VS 徳山大

徳山大の核弾頭・大橋 克将(紛河出身3年)二塁手は、大会タイ記録となる1試合5安打をマーク。第一打席には一ニ塁間を破るヒットを皮切りに、三遊間・センター前・セーフティバント・最後の打席も再び一二塁間と打ちまくった。粘っこい嫌らしいタイプの打者で、ボールを見極めて四球も選べる出塁率の高いタイプ。セーフティバントの際の一塁到達タイムは、3.7秒前後と俊足。二塁の守備はスピード感があり、上手いかはよくわからないが、こまわりの効くタイプなのだろう。次戦でも、どのような活躍を魅せるのか気にしてみたい。

また5番を打つ 中熊 大智(九州学院出身・4年)捕手も、二打席連続で上手くレフト前を放ったかと思えば、4打席目には内角の球を強引に引っ張りツーベースに繋げた。春のリーグ戦では、.476厘で首位者とベストナインを獲得。打点も21打点を稼ぎ、勝負強さを見せつけた。打撃内容が素晴らしく、打てる捕手としての魅力がある。守っても先発の岡投手を好リードで、四国学院大を翻弄した。スローイングの場面では悪送球ではあったが、到達タイムは1.8秒前後ではあったので、次戦にその能力をさらに見極めてゆきたい。少しキャッチングが雑かなという部分もあるのだが、ドラフト候補としてマークできるか今後も見極めてみたい一人。

四国学院大では、5番の 松浦 優一郎(坂出商出身・4年)右翼手が、孤軍奮闘の活躍を魅せた。無理なく右中間スタンドに叩き込んだだけでなく、ライト前に軽打でヒットを放つ。出塁すれば盗塁を決め、ライトからの返球ではホームで捕殺するなど、まずまずの強肩ぶりを披露した。社会人など、今後も野球を続けて欲しい選手の一人だ。

また捕手の 森口 潤(徳島科学技術出身4年)捕手も、捕ってから投げるまでの動作に無駄なく、二塁までの到達タイムは1.85秒前後のスローイングは光っていた。打順は8番と目立たない役どころではあるが、リーグ戦でも2割9分台を残していて、けして打てない選手ではないようだ。足回りの好い、フットワークの好いセンス型の捕手だった。

大橋 克将(徳山大3年)二塁 162/62 右/左
中熊 大智(徳山大4年)捕手 176/75 右/左

松浦優一郎(四国学院大4年)右翼 178/85 右/右
森口 潤 (四国学院大4年)捕手 175/74 右/右

九州産業大 VS 東海大

東海大の先発・原田 泰成(東海大望洋出身・3年)右腕は、ガッチリした体型の速球派。球速は、130キロ台後半~145キロぐらいと右投手の大学生候補としては平均的。リリーフであれば、150キロ近い球速も期待できる馬力はあるのだが。変化球は、カーブ・スライダー・フォークなど一通りあり、内角も突くことができる。何が悪いというわけでもないのだが、あまり大学からプロ入りという匂いはして来ない。大卒プロ入りを狙うのならば、来年までにもう一皮むけたいところか。

東海大は2番手から、全日本候補にもあがっている 飯嶋 海斗(成田出身・4年)左腕を投入。しかし右打者にレフト前にポテンヒットを許したあと、同じく右打者に長打を浴び降板。対左打者に持ち味が出るタイプだけに、巡り合わせも悪かった。ドラフト候補としても微妙な位置づけにいるだけに、大舞台でアピールしたかったところ。挽回のチャンスは、全日本代表合宿となる平塚に持ち越しとなった。

またその後に登板したのが、小郷 賢人(関西出身・2年)右腕。MAX154キロを誇る、いま最も速いアマチュア選手の一人。小さめなテイクバックから、この日も145~MAX151キロを記録。しかしこの投手の球は、回転が悪く球速ほど空振りが誘えない。変化球は、スライダーとフォークか。むしろストレートを魅せておいての、縦の変化が有効な投球で、空振りを奪える変化球があるのは大きい。

また最後の最後では、青島 凌也(東海大相模出身・4年)右腕が登場。この春は故障で充分な投球ができなかったが、球速はMAXで144キロまで記録。青島は小郷とは対象的に、独特のスピンの効いた真っ直ぐに特徴がある。キレのあるカットボールなども駆使しており、全く投げられない状態ではないことを印象づけた。秋にしっかり投げられるところを示せれば、まだまだドラフト戦線に踏みとどまることができるだろう。

九州産業大では、2番手で 浦本 千広(必由館出身・3年)右腕が登場。こちらは滑らかなフォームから繰り出す、140キロ前後~MAX144キロを記録する伸びのある速球が持ち味。身体の近くでキュッと曲がる実戦的なスライダーなどを織り交ぜつつ、ゲームメイクできる投球センスが魅力の好投手。この選手も下級生から活躍する実績充分な投手なのだが、これは!という絶対的なものがなく、現時点ではプロという匂いがして来ない。この辺が来年までに凄みが増して来ると、総合力がある投手だけに一気に評価が変わってきそうだが。

打者では、注目の 岩城 駿也(東海大五出身・4年)三塁手が出場。第一・第二打席と甘い球を打ち損じ、ボールを引っ掛けて凡退。しかし得点圏にランナーを進めると、内角の厳しい球を鋭く捌いてタイムリー。持ち味の、勝負強さを魅せることができていた。気になるのは、なんでもないサードゴロをワンバウンドさせて送球してしまったり、セーフティバントを決められるなど、やはりプロの三塁手となると不安が残ることは否めない。打撃は文句なしプロ級だが、三塁手としては厳しいかもしれない。右打席から4.25秒前後(左打者換算で4.0秒前後に相当)と脚力もそこそこあり肩も弱くないことを考えると、プロでは一塁&左翼あたりを任される可能性が高いのではないのだろうか。そういったことも考えると、ドラフト順位としては中位~下位でという感じで落ち着くのではないのだろうか。飛ばし屋というよりも、対応力も兼ね備えたポイントゲッター・中長距離打者という感じがする。

首都リーグのレポートでも何度か取り上げた、東海大の4番・平山 快(東海大相模出身・4年)三塁手は今回も目を惹いた。この試合でも、きっちボールを捉えて強くライト前に打ち返すなど、バットの芯できっちりボールはじき返すことができる。この選手の素晴らしいのは、打撃だけでなく三塁手としての動きもよく、強肩ぶりが素晴らしいこと。そして右打席から、4.25弱(左打者換算で4.0秒弱)で走り抜けるられるなど身体能力も高いところにある。けして長距離打者というよりも、パンチ力のあるパワフルな打撃が売りといったタイプ。それでいて、守備・走塁などの総合力に優れている。タイプ的には、先の岩城より若干長打力を薄れさせる代わりに、守備力を強化した感じの選手だ。

また今春のリーグ戦で首位打者に輝いた 海野 隆司(関西出身・3年)捕手。実戦的な打撃に加え、洗練されたディフェンス力はこの試合でも光っていた。高校時代は、塁間1.7秒台で送球できるスローイングで全国屈指の強肩捕手。全日本合宿にも招集されており、JAPANの一員に選ばれても不思議ではないだろう。来年のドラフト候補に、入ってくるのは間違いない。

原田 泰成(東海大3年)投手 182/75 右/右
飯嶋 海斗(東海大4年)投手 185/74 左/左
小郷 賢人(東海大2年)投手 180/80 右/右
青島 凌也(東海大4年)投手 178/78 右/右
平山 快 (東海大4年)三塁 181/83 右/右
海野 隆司(東海大3年)捕手 177/77 右/右

岩城 駿也(九産大4年)三塁 180/80 右/右
浦本 千広(九産大3年)投手 180/76 右/右
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