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東京6大学レポート4 


4/27(土) 慶応大 VS 法政大

ドラフト上位候補の 郡司 裕也(慶応大4年)捕手は、ここまで打率が2割そこそこと思いっきりの良さが薄れている。それでも外角の球を拾う技術は一級品といった感じで、この試合ではきっちりタイムリーを放っていた。スローイングは1.9秒前後とプロに混ぜるとやや見劣りする感じはするのだが、この選手コントロールはいいので実戦では刺しているケースが多い。個人的にリードの考えは私と違いそうだが、考えてリードしているのは確か。素材として上位の器には見えないが、捕手センスに優れている上に打力もあることを考えると、3位前後ぐらいで指名されるぐらいの力はあるのではないのだろうか。あとは、球団が捕手に何を求めるかで評価は変わってくるだろう。

慶応の先発・高橋 佑樹(川越東出身・4年)左腕は、130キロ台後半~143キロぐらいの速球とスライダーを軸に、両サイドに丁寧に投げ分けるピッチング。投球をまとめられる先発型左腕という魅力はあるが、球威という観点からプロという匂いはして来ない。そういった意味では、社会人で長く活躍してゆくタイプではないかという気がしてくる。新たな発見と言えば、淡々と投げ込むイメージの強かった投手なのだが、ピンチを抑えると大きな声を発するなど熱い一面があることを知った。

最終回に出てきた 高橋 亮吾(慶応湘南藤沢出身・4年)右腕は、150キロ前後の速球の勢いは六大学でも屈指レベル。今までは、球速は出てもドラフト候補っぽくないと感じていた投手。しかし投げっぷりが良い上に、スライダーのキレ・落差のあるフォークもあり中々リリーフならば面白い存在ではないのだろうか。しかしこの試合では安本 竜ニ(法大)にいきなり本塁打を打たれるなど、球筋は最後まで不安定だった。早慶戦なども含めて、残りのカードでどのような位置づけになるか考えて行きたい。

昨秋5本塁打を放った長打力が光る 中村 健人(中京大中京出身・4年)右翼は、打率.375厘・11打点と調子は悪くないが、ここまで本塁打は1本と自慢の長打力が示せていなく物足りない。六大学屈指の打線を誇る慶応の中でも、ヘッドスピードの速さには目をみはるものがある。右翼手としての肩もまずまずだが、守備や右打席から4.38秒(左打者換算で4.13秒)ぐらいと走力や守備に際立つものはない。それだけに、プロとなるとパンチ不足と判断される可能性がある。候補として今後も追いかけたいが、大学から指名があるのかは微妙の位置づけだろう。

むしろプロへのアピールという意味では、通算100安打を突破した 柳町 達(慶応義塾出身・4年)三塁手の方が目立っているかもしれない。柔らかいリストワーク溢れる打撃が魅力で、対応力は今年の大学生の中でもトップクラス。しかし三塁の守備が危なっかしいのと、それほど走力でアピールするタイプでもないのでプロとなるとどうだろうか? こちらも今後も追いかけてみるが、やはり外野手の人材と見た方が良いかもしれない。現在リーグの首位打者を爆走中で、首位打者を手土産に、プロ入りを実現させたいところ。

法政の方では、5本塁打と大活躍しているのが、安本 竜ニ(静岡出身・4年)一塁手。それほど打席では打つ雰囲気は醸し出していないのだが、ボールの呼び込み方がうまく最終学年で才能が花開いた。右打ちの強打者というイメージはあるが、一塁以外のポジションでアピールしないと指名となると厳しいのではないのだろうか? ラストシーズンに、違うポジションでのアピールが欲しい。

またリーグ戦上位の成績を残している 宇草 孔基(常総学院出身・4年)右翼も対応力の高さは魅力だが、左打席から4.08秒ぐらいの脚力で、それほど地肩・守備力が際立つ選手ではない。そのため指名となると、インパクト不足かと。最終学年になり、打撃で一皮むけた感のある 福田 光輝(大阪桐蔭出身・4年)遊撃手が、一番法政ではプロに近そう。振り出しの鋭さが良くなり、定評のあるショートの守備も健在。ただし地肩や左打席から4.1秒前後の走力など、身体能力がプロとしては平凡なところがどう評価されるだろうか?

郡司 裕也(慶応大4年)捕手 180/83 右/右
高橋 佑樹(慶応大4年)投手 174/80 左/左
高橋 亮吾(慶応大4年)投手 180/80 右/右
中村 健人(慶応大4年)右翼 182/80 右/右
柳町 達 (慶応大4年)三塁 180/72 右/左

安本 竜ニ(法政大4年)一塁 180/85 右/右
宇草 孔基(法政大4年)右翼 185/83 右/左
福田 光輝(法政大4年)遊撃 176/80 右/左

4/14 立教大 VS 慶応大

第二戦の先発を任された 木澤 尚文(慶応大3年)右腕は、それほど力を入れなくても145~150キロ強のボールを投げ込むスペックはドラフト級の素材。独特の縦割れのスライダーに落差のあるフォークなども操るが、ここまでの12イニングで9四死球のコントロールの粗さが課題。しかし同時に17奪三振のボールの威力は魅力たっぷしだ。来年の候補に名前が上がってくることは間違いなさそうで、果たして何処まで実戦力を高めて行けるかだろう。

また 佐藤 宏樹(大館鳳鳴出身・3年)左腕も、コンスタントに140~146キロの速球を投げ込み、2イニングで6奪三振を奪う快投。この選手も、来年木澤と共に、ドラフト戦線では話題になりそおうだ。勢いのある真っ直ぐに加え、曲がりながら落ちるスライダーのキレも悪くない。ここまで4試合に登板し、自責点は0と、こちらは実戦型の投手がパワーアップに成功した類。

立教大で先発した 手塚 周(福島出身・4年)右腕などは、球速的には140キロ前後と平凡でも、手元までボールの伸びはなかなかのもの。立教投手陣は140キロ前後は出るのだが、突き抜けた特徴がない投手が多い。手塚あたりは投球センスも元来悪くないので、卒業後も何処からしで野球を続けて欲しい一人だった。

木澤 尚文(慶応大3年)投手 182/78 右/右
佐藤 宏樹(慶応大3年)投手 179/73 左/左

手塚 周 (立教大4年)投手 180/80 右/左

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