7/25 の ドラフト候補
2019/07/24|Category:テレビ・動画観戦
福井大会決勝戦では、春先から評価を高めてきた 玉村 昇悟(丹生3年)左腕が中継に初登場。球速もコンスタントに140キロ前後を記録し、カーブ・スライダーなどを織り交ぜる。ボールの力・切れに絶対的なものは感じられなかったが、この投手は打たれて逆境に経っても、実に落ち着いて平常心で投球できるマインドには関心した。味方のミスなども重なり一挙3得点を許す場面もあったが、その後も気持ちを切らすことなく、失点はそのイニングだけだった。左打者のインハイを厳しく突くなど、もう少しコントロールもバラつくのかなと思ったら、最後まで厳しい攻めと低目のボールゾーンに切れ込むスライダーを振らし、敦賀気比打線のプレッシャーを押し返していた投球は見事だった。ドラフトでも5位前後の指名は、期待しても好いのではないのだろうか。
埼玉大会でも、準々決勝に入り中継が始まった。埼玉屈指の左腕として話題になってきた 米山 魁乙(昌平3年)左腕が試合途中から登場。普段は135~後半ぐらいといった感じだったが、勝負どころでは140キロ台を越えて来ていそうな球威のあるボールを投げ込み、力で抑え込みに来る力投派。変化球も、カーブ・スライダーを織り交ぜるオーソドックスなサウスポー。もう少し細かいコントロールやアベレージでのボールの勢いが欲しい気がするが、ドラフトとしてはボーダーレベルではないのだろうか。プロ志望届けを提出した場合、育成あたりならば指名があるかもと思わせるものはあった。現実的には、大学などで投球精度・全体のパワーUPを遂げてからといった印象は残ったがどうだろうか?
同じく埼玉大会で注目されていた 和田 光(市立川越3年)左腕がリリーフで登板。こちらは135キロ前後ぐらいと、球威・球速の面ではやや物足りない。しかしこの投手、プレッシャーがかかる場面でも安定したコントロールを誇り、左腕でも制球力は今年みた左腕でも一番ではないのだろうか。やや左サイドのようなスリークォーターで、うまく特徴が出せるようになると将来楽しみ。この土台の良さを生かして大学などで力をつければ、4年後にはバリバリのドラフト候補に育ってきても不思議ではない。現状はプロは厳しいと思うが、今後も追いかけてみたいと思わせてくれる選手だった。
滋賀大会では、近江がこの夏はじめてセンターカメラから中継だった気がする。林 優樹(近江3年)左腕は、大きく一塁側にインステップして踏み出して来るサウスポーで、左打者にとっては怖さを感じさせる球筋。投球は135キロ前後のまとまった好投手といった感じで、球威・球速的には高校からのプロには物足りない。しかしこの独特の球筋の上に、投球をまとめられるセンス・微妙なところを出し入れできるコントロールがあり、そういった意味では対左打者に強いサウスポーとして改めて評価してみる手はあるのではないのだろうか。評価的には、育成でも指名があるのか? といった大学タイプに見えるが、意外に面白いかもと個人的には思っている。甲子園に来るようだと、全国レベルの打線相手にどんなピッチングを見せるかで見極めてゆきたい。
奈良屈指の速球派として知られる・丹羽 拓哉(法隆寺国際3年)右腕が中継に登場。173/80 と上背はないが、リリースの位置が高く、ボールに角度を感じさせる球筋。球速は普段は135キロ~といった感じだが、要所では140キロ台を越えてくるような力強いボールも投げ込んでくる。見た目は分厚い体から投げ込んでくる力投派に見えるが、両サイドにしっかり投げ分けられるコントロールがあり、カーブ・スライダー・フォークなどの変化球も織り交ぜ、的を絞らせない。高校からのプロは厳しそうだが、大学などで勝ち星を積み上げて行ける投手であり、4年後にどうなっているのか見てみたい。
長崎では、山科 颯太郎(九州文化学園3年)投手が、センターカメラからの中継に登場。170/71 と上背のない投手だが、要所でズバッと140キロ台の速球を投げ込み、体の近くでキュッと曲がるスライダーを武器にする爽快な投手。この日は思い通りのピッチングはできなかったが、大学や社会人で活躍して行そうなボールの力とマウンド捌きの持ち主だった。高校からプロといったことはないと思うが、魂のこもった投球は今後も注目してゆくべき存在だろう。
玉村 昇悟(丹生高校3年)投手 177/77 左/左
米山 魁乙(昌平高校3年)投手 176/79 左/左
和田 光 (市立川越3年)投手 178/74 左/左
林 優樹 (近江高校3年)投手 172/62 左/左
丹羽 拓哉(法隆寺国3年)投手 173/80 右/右
山科颯太郎(九州文化3年)投手 170/71 右/右
またドラフトの目玉である 佐々木朗希(大船渡)が、決勝戦で登板することなく敗戦。あるいは春先のビッグ4の一人・及川 雅貴(横浜3年)左腕が、5点差をひっくり返されて最後の夏を終えた。個人的には今年何度か見ることができた彼らの敗戦よりも、藤本 竜輝(社3年)右腕や照峰 賢也(姫路南3年)左腕に、川島 隆志(宮崎第一3年)左腕が、あとひとつ勝てば中継で見られたのにというほうが残念だった。ただし、藤本や川島に関しては、プロ志望届けを提出しないのではないかという話を以前から訊いており、確認には行かなかったという経緯がある。実際のところどうなのかはわからないが、今後の彼らの動向も気にしておきたい。志望届けを提出した場合、本会議での指名が予想されるほどの選手たちだからだ。
埼玉大会でも、準々決勝に入り中継が始まった。埼玉屈指の左腕として話題になってきた 米山 魁乙(昌平3年)左腕が試合途中から登場。普段は135~後半ぐらいといった感じだったが、勝負どころでは140キロ台を越えて来ていそうな球威のあるボールを投げ込み、力で抑え込みに来る力投派。変化球も、カーブ・スライダーを織り交ぜるオーソドックスなサウスポー。もう少し細かいコントロールやアベレージでのボールの勢いが欲しい気がするが、ドラフトとしてはボーダーレベルではないのだろうか。プロ志望届けを提出した場合、育成あたりならば指名があるかもと思わせるものはあった。現実的には、大学などで投球精度・全体のパワーUPを遂げてからといった印象は残ったがどうだろうか?
同じく埼玉大会で注目されていた 和田 光(市立川越3年)左腕がリリーフで登板。こちらは135キロ前後ぐらいと、球威・球速の面ではやや物足りない。しかしこの投手、プレッシャーがかかる場面でも安定したコントロールを誇り、左腕でも制球力は今年みた左腕でも一番ではないのだろうか。やや左サイドのようなスリークォーターで、うまく特徴が出せるようになると将来楽しみ。この土台の良さを生かして大学などで力をつければ、4年後にはバリバリのドラフト候補に育ってきても不思議ではない。現状はプロは厳しいと思うが、今後も追いかけてみたいと思わせてくれる選手だった。
滋賀大会では、近江がこの夏はじめてセンターカメラから中継だった気がする。林 優樹(近江3年)左腕は、大きく一塁側にインステップして踏み出して来るサウスポーで、左打者にとっては怖さを感じさせる球筋。投球は135キロ前後のまとまった好投手といった感じで、球威・球速的には高校からのプロには物足りない。しかしこの独特の球筋の上に、投球をまとめられるセンス・微妙なところを出し入れできるコントロールがあり、そういった意味では対左打者に強いサウスポーとして改めて評価してみる手はあるのではないのだろうか。評価的には、育成でも指名があるのか? といった大学タイプに見えるが、意外に面白いかもと個人的には思っている。甲子園に来るようだと、全国レベルの打線相手にどんなピッチングを見せるかで見極めてゆきたい。
奈良屈指の速球派として知られる・丹羽 拓哉(法隆寺国際3年)右腕が中継に登場。173/80 と上背はないが、リリースの位置が高く、ボールに角度を感じさせる球筋。球速は普段は135キロ~といった感じだが、要所では140キロ台を越えてくるような力強いボールも投げ込んでくる。見た目は分厚い体から投げ込んでくる力投派に見えるが、両サイドにしっかり投げ分けられるコントロールがあり、カーブ・スライダー・フォークなどの変化球も織り交ぜ、的を絞らせない。高校からのプロは厳しそうだが、大学などで勝ち星を積み上げて行ける投手であり、4年後にどうなっているのか見てみたい。
長崎では、山科 颯太郎(九州文化学園3年)投手が、センターカメラからの中継に登場。170/71 と上背のない投手だが、要所でズバッと140キロ台の速球を投げ込み、体の近くでキュッと曲がるスライダーを武器にする爽快な投手。この日は思い通りのピッチングはできなかったが、大学や社会人で活躍して行そうなボールの力とマウンド捌きの持ち主だった。高校からプロといったことはないと思うが、魂のこもった投球は今後も注目してゆくべき存在だろう。
玉村 昇悟(丹生高校3年)投手 177/77 左/左
米山 魁乙(昌平高校3年)投手 176/79 左/左
和田 光 (市立川越3年)投手 178/74 左/左
林 優樹 (近江高校3年)投手 172/62 左/左
丹羽 拓哉(法隆寺国3年)投手 173/80 右/右
山科颯太郎(九州文化3年)投手 170/71 右/右
またドラフトの目玉である 佐々木朗希(大船渡)が、決勝戦で登板することなく敗戦。あるいは春先のビッグ4の一人・及川 雅貴(横浜3年)左腕が、5点差をひっくり返されて最後の夏を終えた。個人的には今年何度か見ることができた彼らの敗戦よりも、藤本 竜輝(社3年)右腕や照峰 賢也(姫路南3年)左腕に、川島 隆志(宮崎第一3年)左腕が、あとひとつ勝てば中継で見られたのにというほうが残念だった。ただし、藤本や川島に関しては、プロ志望届けを提出しないのではないかという話を以前から訊いており、確認には行かなかったという経緯がある。実際のところどうなのかはわからないが、今後の彼らの動向も気にしておきたい。志望届けを提出した場合、本会議での指名が予想されるほどの選手たちだからだ。
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