巨人 VS BCリーグ選抜 (投手編)
2019/07/28|Category:観戦記
6月のDeNA戦以来の、BCリーグ選抜の観戦となります。そこで今回は、BCリーグ選抜の中で、NPB入りを期待できるかもしれない投手について触れたいと思います。
永水 豪(24歳・BC石川)投手 180/86 右/右 (嘉穂東-明星大出身)
リーグ戦では 21試合に登板して 11勝5敗 防 2.21(7位) という成績を残している選手が、BCリーグ選抜の先発でした。非常にオーソドックスなフォームから、常時140キロ前後のボールを投げ込んできます。スライダー・チェンジアップなどの変化球があり、適度なテンポの良さとコントロールのまとまりがあり、ボールも球速以上に感じさせる球質ではありました。
確かに悪い投手ではないのですが、現状このぐらいの年齢だとコンスタントに145キロ前後出ないと指名は厳しいのではといった感じはします。リーグでも155イニングで155安打を打たれているように、ボールに絶対的なものがないので、NPBレベルの打者には対応されてしまいます。そういった意味では、決め手不足と判断され、育成でも厳しいのかなといった印象が残りました。
前川 哲(23歳・BC新潟)投手 180/90 右/右 (新潟産業大付出身)
前回見たときは、こんな腕を下げていたのか?といった感じで、分厚い身体からMAX91マイル(146キロ)を投げ込む荒れ球のスリークォーターです。ジャイアンツ球場のガンでは153キロを記録したように、球威・球速では前回同様メンバー屈指のものがありました。リーグでは、23試合 8勝5敗 防 4.12 。98回1/3イニングで、106安打 と合わされやすいフォーム。四死球率も52.9%と高く、コントロールにも課題が。申し訳なさ程度に投げるスライダーやシンカーの威力も物足りません。前回から課題も改善されずにいて、個人的には厳しいとみています。この球威・球速を買って、ひょっとしたら育成枠あたりで指名して来る球団もあるかもしれませんが。
有馬 昌宏(22歳・BC富山)投手 183/85 左/左 (青森北-東日本国際大出身)
東日本国際大時代は、大学選手権などでも投げていた投手だと記憶します。少々担いで投げるようなフォームから投げ込む、実戦派サウスポー。球速は常時140キロ前後(MAX142キロ)ぐらいのストレートに、スライダー・チェンジアップなどを織り混ぜます。リーグ戦では 32試合に登板し、0勝2敗2S 防 2.81 とリリーフで使われているようです。32イニングで23安打・42奪三振は優秀なのですが、四死球が29個あるのは悪すぎ。そこまでコントロールが悪くは見えませんでしたが、制球に課題があることがわかります。左腕だけに需要は多いはずですが、このぐらいの球威・球速・コントロールだと正直厳しいのではないのでしょうか。指名となると、疑問が残ります。
松岡 洸希(19歳・BC武蔵)投手 179/83 右/右 (桶川西出身)
柔らかい腕の振りを生かしたサイドハンドで、球速はコンスタントに140キロ台を超えてきて、MAXで91マイル・146キロまで到達します。成績は 32試合に登板し、0勝2敗 防 3.58 と平凡。しかし6月の時点では、防御率が 6.94 だったことを考えると、だいぶ数字が見られるようになってきました。細かいコントロールこそありませんが、ストライクゾーンの枠の中に、ポンポンと投げ込んできます。スライダーの曲がりも大きく、ボール一つ一つには好いものがあります。まだ本当のコントロールがなかったり、球種の物足りなさはありますが、高卒1年目・投手歴半年というキャリアを考えれば、伸び代は充分でしょう。育成枠まで含めれば、まず指名されるレベルにあると言えます。BCリーグでは、最もNPBに近い存在という評価は今回も変わりませんでした。
長谷川 凌太(24歳・BC新潟)投手 188/92 右/右 (福井商-龍谷大出身)
惚れ惚れするような投手体型から、最速92マイル・148キロを投げ込むなど昨年なぜ指名されなかったのか不思議なほどの投手でした。リーグ戦では 22試合 11勝1敗 防 2.05 (リーグ4位)といった内容。118回2/3イニングで、四死球28個と四死球率は 23.6% と安定。しかし四死球を出すような危うさはないものの、ストライクゾーンの枠の中でのコントロールが甘く、その辺は前回見た時と印象は変わりませんでした。DeNA戦では先発でしたが、今回は最後のイニングに1回だけのリリーフ登板。そのため140キロ台後半を連発し、ボールの勢い・球速には確かなものがありました。問題は、このアバウトさでもNPBの一軍打者を力でねじ込むことができるのか?といった部分で、評価は別れると思います。昨年はそれで指名されなかったわけですが、今年はどうでしょうか? 個人的には、まぁ育成枠も含めれば指名はあるのではないかとみています。松岡(武蔵)よりも完成度は高いのですが、今後の伸び代も微妙な年齢に差し掛かってきていますし、完成度という意味では未完成で即戦力としてはどうでしょうか?
永水 豪(24歳・BC石川)投手 180/86 右/右 (嘉穂東-明星大出身)
リーグ戦では 21試合に登板して 11勝5敗 防 2.21(7位) という成績を残している選手が、BCリーグ選抜の先発でした。非常にオーソドックスなフォームから、常時140キロ前後のボールを投げ込んできます。スライダー・チェンジアップなどの変化球があり、適度なテンポの良さとコントロールのまとまりがあり、ボールも球速以上に感じさせる球質ではありました。
確かに悪い投手ではないのですが、現状このぐらいの年齢だとコンスタントに145キロ前後出ないと指名は厳しいのではといった感じはします。リーグでも155イニングで155安打を打たれているように、ボールに絶対的なものがないので、NPBレベルの打者には対応されてしまいます。そういった意味では、決め手不足と判断され、育成でも厳しいのかなといった印象が残りました。
前川 哲(23歳・BC新潟)投手 180/90 右/右 (新潟産業大付出身)
前回見たときは、こんな腕を下げていたのか?といった感じで、分厚い身体からMAX91マイル(146キロ)を投げ込む荒れ球のスリークォーターです。ジャイアンツ球場のガンでは153キロを記録したように、球威・球速では前回同様メンバー屈指のものがありました。リーグでは、23試合 8勝5敗 防 4.12 。98回1/3イニングで、106安打 と合わされやすいフォーム。四死球率も52.9%と高く、コントロールにも課題が。申し訳なさ程度に投げるスライダーやシンカーの威力も物足りません。前回から課題も改善されずにいて、個人的には厳しいとみています。この球威・球速を買って、ひょっとしたら育成枠あたりで指名して来る球団もあるかもしれませんが。
有馬 昌宏(22歳・BC富山)投手 183/85 左/左 (青森北-東日本国際大出身)
東日本国際大時代は、大学選手権などでも投げていた投手だと記憶します。少々担いで投げるようなフォームから投げ込む、実戦派サウスポー。球速は常時140キロ前後(MAX142キロ)ぐらいのストレートに、スライダー・チェンジアップなどを織り混ぜます。リーグ戦では 32試合に登板し、0勝2敗2S 防 2.81 とリリーフで使われているようです。32イニングで23安打・42奪三振は優秀なのですが、四死球が29個あるのは悪すぎ。そこまでコントロールが悪くは見えませんでしたが、制球に課題があることがわかります。左腕だけに需要は多いはずですが、このぐらいの球威・球速・コントロールだと正直厳しいのではないのでしょうか。指名となると、疑問が残ります。
松岡 洸希(19歳・BC武蔵)投手 179/83 右/右 (桶川西出身)
柔らかい腕の振りを生かしたサイドハンドで、球速はコンスタントに140キロ台を超えてきて、MAXで91マイル・146キロまで到達します。成績は 32試合に登板し、0勝2敗 防 3.58 と平凡。しかし6月の時点では、防御率が 6.94 だったことを考えると、だいぶ数字が見られるようになってきました。細かいコントロールこそありませんが、ストライクゾーンの枠の中に、ポンポンと投げ込んできます。スライダーの曲がりも大きく、ボール一つ一つには好いものがあります。まだ本当のコントロールがなかったり、球種の物足りなさはありますが、高卒1年目・投手歴半年というキャリアを考えれば、伸び代は充分でしょう。育成枠まで含めれば、まず指名されるレベルにあると言えます。BCリーグでは、最もNPBに近い存在という評価は今回も変わりませんでした。
長谷川 凌太(24歳・BC新潟)投手 188/92 右/右 (福井商-龍谷大出身)
惚れ惚れするような投手体型から、最速92マイル・148キロを投げ込むなど昨年なぜ指名されなかったのか不思議なほどの投手でした。リーグ戦では 22試合 11勝1敗 防 2.05 (リーグ4位)といった内容。118回2/3イニングで、四死球28個と四死球率は 23.6% と安定。しかし四死球を出すような危うさはないものの、ストライクゾーンの枠の中でのコントロールが甘く、その辺は前回見た時と印象は変わりませんでした。DeNA戦では先発でしたが、今回は最後のイニングに1回だけのリリーフ登板。そのため140キロ台後半を連発し、ボールの勢い・球速には確かなものがありました。問題は、このアバウトさでもNPBの一軍打者を力でねじ込むことができるのか?といった部分で、評価は別れると思います。昨年はそれで指名されなかったわけですが、今年はどうでしょうか? 個人的には、まぁ育成枠も含めれば指名はあるのではないかとみています。松岡(武蔵)よりも完成度は高いのですが、今後の伸び代も微妙な年齢に差し掛かってきていますし、完成度という意味では未完成で即戦力としてはどうでしょうか?
スポンサーサイト