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2019年夏 甲子園レポート4


大会二日目・第4試合 秋田中央 VS 立命館宇治

両校ともに、下級生捕手が目立った試合でした。秋田中央の 野呂田 漸(1年)捕手は、大舞台にも臆さない堂々としたプレーぶりが光っていた。細かいことに気がついたり、投手の気持ちを察してというよりも、ガンガン俺について来い的なリーダーシップあふれるタイプ。塁間1.9秒台前半の送球もまずまずだし、チームですでに5番を担う打球も力強い。2年後には、秋田を代表する野手に育ってゆきそう。

一方の立命館宇治の捕手は、2年生の 浅野 彰久(2年)。こちらはボールまわしからセンスを感じさせるリズムの良さがあり、洗練された捕手らしい捕手。京都大会で打率5割を残すなど、すでに4番を任されている。この試合では無安打に終わり、けして長打で魅了するタイプではないのだろう。高校からプロといった凄みは感じられないが、新チーム以後も攻守の中心としてチームを引っ張ってゆく存在なはず。

秋田中央では、3番の 河野 泰治(3年)右翼手が無安打に終わり、打球は強かったがアピールできず。立命館宇治では、森本 晃太朗(3年)右腕が登板のないまま試合が終了。次戦以降の登場に、期待したい。

野呂田 漸(秋田中央1年)捕手 170/74 右/右
河野 泰治(秋田中央3年)右翼 174/78 右/右

浅野 彰久(立命館宇治2年)捕手 171/72 右/右
森本彰太朗(立命館宇治3年)投手 174/73 右/右

大会三日目・第一試合 米子東 VS 智弁和歌山

智弁和歌山の先発・池田 陽佑(3年)右腕は、選抜のときはチェックも入れずドラフト云々の投手といった印象はない。しかし選抜後の近畿大会では、149キロを記録したと訊いてビックリ。しかし夏の和歌山大会では、また140キロ弱の元の彼に戻っていたように見えた。しかし甲子園では、コンスタントに140キロ台を超えてきて、MAXで148キロを叩き出す。春季大会での評判は、確かだったのだと改めて実感させられた。彼があまり印象に残らないのは、球速は出ていてもストレートが動いているのか?キレイな回転で伸びて来ないのかわからないが、球速ほど速く見えないからではないのだろうか。変化球は、カウントを整えるスライダーと空振りを誘うスライダーを使いわけ、それにチェンジアップやフォークなど一通りの球種がある。コントロールや試合をまとめる能力もある程度あるが、不思議とドラフト候補の匂いがして来ない。おそらくドラフト指名というよりは、有力大学に進んでの成長・実績待ちという形になるのではないのだろうか。またその将来性は、野手ではないかと思えるほど打撃や野手センスを感じさせる一幕もあった。

高校からプロとなると、東妻 純平(智弁和歌山3年)捕手の方か。元々は、高校球界屈指の地肩の強さと智弁和歌山の4番を任される打力のある選手という、打つ投げるなど肉体のポテンシャルの高さが光っていた。しかし細かく指示を出したり、各所作もだいぶ捕手らしくなってプレーの視野が広がってきた印象。攻守のバランスも取れており、今ならば3位前後での指名があっても不思議ではないだろう。

また東妻と共に下級生からチームを支えてきた 黒川 史陽(3年)二塁手や西川 晋太郎(3年)遊撃手は、やはり大学タイプかなといった感想。また1年生ながら4番を任されていた 徳丸 天晴(1年)右翼手は、体格にも恵まれスケール感を感じさせる強打者。地肩も強そうで、2年後はドラフト戦線を賑わせてくれそうだ。

一方の米子東では、岡本 大翔(2年)遊撃手は、189/88 の大型内野手ながら一歩目の反応が鋭い守備は目を惹いた。振り出しも鋭く、強烈な打球が印象的。掛け値なしに、この選手も来年のドラフト候補に入ってくるだろう。

先発の 森下 祐樹(3年)左腕は、130キロ前後ぐらいだがボールに切れがあり遥かに打者は速く感じられたはず。スライダー・ツーシームを織り交ぜ、序盤は智弁和歌山の強力打線を翻弄した。何より、一球一球投げるタイミングを変えるなど頭脳派の一面も。パワフルな打球が目立った 福島 悠高(3年)一塁手と共に、大学などで野球を続けて欲しい選手だった。

また最終回に登板した 小林 樹斗(智弁和歌山3年)右腕は、来年の1位候補。183/79 の体格から、厚みのある速球をグイグイ投げ込んでくる。MAXは148キロに到達し、同じ球速を叩き出した池田よりもしっかり手元までの勢いが落ちない。選抜から来年のドラフト候補なのは間違いないと思っていたが、さらに凄みを増してきた。おそらく次戦は先発だろうから、その投球をみて投球の奥深さを確認したい。

池田 陽佑(智弁和歌山3年)投手 183/84 右/右
東妻 純平(智弁和歌山3年)捕手 172/74 右/右
黒川 史陽(智弁和歌山3年)二塁 182/80 右/左
西川晋太郎(智弁和歌山3年)遊撃 168/68 右/右
徳丸 天晴(智弁和歌山1年)右翼 183/79 右/右
小林 樹斗(智弁和歌山2年)投手 183/79 右/右

岡本 大翔(米子東2年)遊撃 189/88 右/右
森下 祐樹(米子東3年)投手 178/80 左/左
福島 悠高(米子東3年)一塁 185/97 右/右
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