2020年 甲子園交流大会8
2020/07/23|Category:テレビ・動画観戦
大会6日目・第二試合 智弁和歌山 VS 尽誠学園
ドラフト上位候補である 小林 樹斗(智弁和歌山3年)右腕は、点差のついた6回から登板。コンスタントに140キロ台後半~MAX151キロを誇る速球の厚み・勢いは確か。変化球は、スライダー・カットボール・フォークボールあたりだろうか? 優れた点は、これだけの速球派でありながら、制球に不安がないところ。ストレートの球筋も真ん中から低めに集まることが多く、スライダーなどの変化球でもしっかりカウントが整えられる。あとは、フォークの精度・落差をいかにモノにして行けるか。気になる材料としては、フォームが直線的なために、打者としては球速ほど苦になるようなフォームではないことではないのだろうか。先発でというよりは、現時点では将来的にリリーフでという印象は強いものの、将来的に後ろでも構わないという理解のある球団ならば、2位までには指名される選手ではないのだろうか。
同じくドラフト候補の 細川 凌平(智弁和歌山3年)遊撃手は、まだひ弱さを感じさせる部分は残るものの、ミートポイント確かな打撃は健在。遊撃手としてもそれなりで、一塁までの塁間は左打席から4.1秒台と絶対的なものがないところをどうみるか? 将来的にはプロで3割を残せる資質があるとみるが、ニ遊間もしくはセンターあたりでイケると判断するのならば4位前後ぐらいが現実的ではないのだろうか。育成枠まで残るということは、まずないとみているが。問題は、プロ志望届を提出する覚悟が本人にあるかどうかだろう。
またその細川の一年前を見ているような感じなのが、宮坂 厚希(智弁和歌山2年)中堅手。ミートセンス確かな打撃を誇り、中堅手としてもそれなり。一塁までの塁間も、左打席から4.1秒台と能力的には 細川 に近いものを感じる。また来年の上位候補とされる 徳丸 天晴(智弁和歌山2年)右翼手も、長打で魅了することはなかったが、2安打を放ち今後の自信に繋げた。秋以降、全国でも3本の指に入る強打者だとして、注目されてゆくだろう。一皮むければ、ドラフトの目玉になっても不思議ではない。
また尽誠学園では、4番の 仲村 光陽(3年)遊撃手が攻守に光っていた。特に一打席目に魅せたライトへの当たりは、ちょっと独特の打球でもあり、打撃の潜在能力を感じさせた。また守備でも一歩目の反応鋭く、広い守備範囲を誇る。投げても135キロ前後を記録し、野球センスの高さを魅せつけた。大学などに進んで、その才能を膨らませて頂きたい。
小林 樹斗(智弁和歌山3年)投手 182/85 右/右
細川 涼平(智弁和歌山3年)遊撃 177/71 右/左
宮坂 厚希(智弁和歌山2年)中堅 178/74 右/左
徳丸 天晴(智弁和歌山2年)右翼 184/86 右/右
仲村 光陽(尽誠学園3年)遊撃 178/75 右/右
大会6日目・第三試合 白樺学園 VS 山梨学院
白樺学園の先発・片山 楽生(3年)右腕は、球速こそ130キロ台中盤~140キロ強ぐらいも、質の良い真っすぐはそれ以上に感じさせる。変化球は、スライダー・フォーク・カーブと一通りあり、細かい制球力には苦しんだものの正統派といったオーソドックスな投手だった。フォームに癖がなく、スカウトからの評判も高い。ただしドラフト候補としては、球威・球速が物足りないのと、これといった武器がないので将来性は秘めるが指名となるとボーダーレベルではないのだろうか。球団によって考え方は別れると思うが、下位指名~育成あたりで指名してくる球団はあるかどうか? ちなみにフルスイングしてくる、打者としての可能性も水準以上のものを持っていそうだ。
山梨学院では、4番で攻守の要である 栗田 勇雅(3年)捕手がやはり目立つ。投手としっかり対話しながら、試合を組み立ててゆく経験豊富な捕手。プレーも丁寧であり、捕手らしい捕手といった感じがする。この試合では送球でアピールする機会はなかったものの、二塁まで1.9秒台での送球でめっぽう肩が強いといったほどではなかった記憶が。打撃もこの試合では、センターへのタイムリーを放ったものの、安打はそれだけと充分なアピールとまではゆかなかった。今後は、プロ志望届を提出せずに進学の意志を示しており、4年後のプロ入りを目指しプレーに凄みを出して行きたい。
片山 楽生(白樺学園3年)投手 178/83 右/左
栗田 勇雅(山梨学院3年)捕手 172/78 右/右
ドラフト上位候補である 小林 樹斗(智弁和歌山3年)右腕は、点差のついた6回から登板。コンスタントに140キロ台後半~MAX151キロを誇る速球の厚み・勢いは確か。変化球は、スライダー・カットボール・フォークボールあたりだろうか? 優れた点は、これだけの速球派でありながら、制球に不安がないところ。ストレートの球筋も真ん中から低めに集まることが多く、スライダーなどの変化球でもしっかりカウントが整えられる。あとは、フォークの精度・落差をいかにモノにして行けるか。気になる材料としては、フォームが直線的なために、打者としては球速ほど苦になるようなフォームではないことではないのだろうか。先発でというよりは、現時点では将来的にリリーフでという印象は強いものの、将来的に後ろでも構わないという理解のある球団ならば、2位までには指名される選手ではないのだろうか。
同じくドラフト候補の 細川 凌平(智弁和歌山3年)遊撃手は、まだひ弱さを感じさせる部分は残るものの、ミートポイント確かな打撃は健在。遊撃手としてもそれなりで、一塁までの塁間は左打席から4.1秒台と絶対的なものがないところをどうみるか? 将来的にはプロで3割を残せる資質があるとみるが、ニ遊間もしくはセンターあたりでイケると判断するのならば4位前後ぐらいが現実的ではないのだろうか。育成枠まで残るということは、まずないとみているが。問題は、プロ志望届を提出する覚悟が本人にあるかどうかだろう。
またその細川の一年前を見ているような感じなのが、宮坂 厚希(智弁和歌山2年)中堅手。ミートセンス確かな打撃を誇り、中堅手としてもそれなり。一塁までの塁間も、左打席から4.1秒台と能力的には 細川 に近いものを感じる。また来年の上位候補とされる 徳丸 天晴(智弁和歌山2年)右翼手も、長打で魅了することはなかったが、2安打を放ち今後の自信に繋げた。秋以降、全国でも3本の指に入る強打者だとして、注目されてゆくだろう。一皮むければ、ドラフトの目玉になっても不思議ではない。
また尽誠学園では、4番の 仲村 光陽(3年)遊撃手が攻守に光っていた。特に一打席目に魅せたライトへの当たりは、ちょっと独特の打球でもあり、打撃の潜在能力を感じさせた。また守備でも一歩目の反応鋭く、広い守備範囲を誇る。投げても135キロ前後を記録し、野球センスの高さを魅せつけた。大学などに進んで、その才能を膨らませて頂きたい。
小林 樹斗(智弁和歌山3年)投手 182/85 右/右
細川 涼平(智弁和歌山3年)遊撃 177/71 右/左
宮坂 厚希(智弁和歌山2年)中堅 178/74 右/左
徳丸 天晴(智弁和歌山2年)右翼 184/86 右/右
仲村 光陽(尽誠学園3年)遊撃 178/75 右/右
大会6日目・第三試合 白樺学園 VS 山梨学院
白樺学園の先発・片山 楽生(3年)右腕は、球速こそ130キロ台中盤~140キロ強ぐらいも、質の良い真っすぐはそれ以上に感じさせる。変化球は、スライダー・フォーク・カーブと一通りあり、細かい制球力には苦しんだものの正統派といったオーソドックスな投手だった。フォームに癖がなく、スカウトからの評判も高い。ただしドラフト候補としては、球威・球速が物足りないのと、これといった武器がないので将来性は秘めるが指名となるとボーダーレベルではないのだろうか。球団によって考え方は別れると思うが、下位指名~育成あたりで指名してくる球団はあるかどうか? ちなみにフルスイングしてくる、打者としての可能性も水準以上のものを持っていそうだ。
山梨学院では、4番で攻守の要である 栗田 勇雅(3年)捕手がやはり目立つ。投手としっかり対話しながら、試合を組み立ててゆく経験豊富な捕手。プレーも丁寧であり、捕手らしい捕手といった感じがする。この試合では送球でアピールする機会はなかったものの、二塁まで1.9秒台での送球でめっぽう肩が強いといったほどではなかった記憶が。打撃もこの試合では、センターへのタイムリーを放ったものの、安打はそれだけと充分なアピールとまではゆかなかった。今後は、プロ志望届を提出せずに進学の意志を示しており、4年後のプロ入りを目指しプレーに凄みを出して行きたい。
片山 楽生(白樺学園3年)投手 178/83 右/左
栗田 勇雅(山梨学院3年)捕手 172/78 右/右
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