2020年 オリックスの指名を考える
2020/08/15|Category:ネタ
(オリックス指名選手)
1位 山下 舜平大(福岡大大濠)投手 ☆☆☆
2位 元 謙太 (中京学院大中京)遊撃 ☆☆☆
3位 来田 涼斗 (明石商)外野 ☆☆
4位 中川 楓 (立教大)投手 ☆
5位 中川 拓真 (豊橋中央)捕手 ☆
6位 阿部 翔太 (日本生命)投手 指名見送り
育1 川瀬 堅斗 (大分商)投手 ☆☆
育2 辻垣 高良 (学法福島)投手 指名見送り
育3 宇田川 優希(仙台大)投手 ☆☆☆
育4 釣 寿生 (京都国際)捕手 指名見送り
育5 佐野 如一 (仙台大)外野 指名見送り
育6 古長 拓 (BC福島)内野 未確認
1位の 山下 舜平大(福岡大大濠)投手は、まだまだ素材型。しかし、そのスケールは高校球界でも屈指と言われるポテンシャルの持ち主。1年ほどで見違えるような体つきになり、骨太の体格から10キロ程度コンスタントにボールが速くなった。元々は、マウンドさばきの好い好投手だっただけに、大きくなった体を上手く制御できるようになれば、見た目の印象より早くプロの世界に順応して来るかもしれない。
2位の 元 謙太 (中京学院大中京)遊撃手は、高校時代の鈴木誠也(広島)を彷彿させるような、イケイケの野手。こちらもまだまだ攻守に荒削りながら、意外に試合だとできてしまうのは才能の高さ故なのか? ゲームの中でも勝利に絡むような場面での活躍が目立ち、上手くプロの世界に順応して来られるとチームの根幹に関わってくる存在になっても不思議ではないスター候補。
3位の 来田 涼斗(明石商)外野手も、スター候補になりえる試合の勝敗に絡む場面での活躍が目立つ。打球勘の悪い守備は気になるが、身体能力は高いのでレフトあたりに収まるとチームの外野守備も高いレベルになりそう。特に対応力は非凡で、プロの指導者が付けば異彩を放つレベルにまで昇りつけられる可能性を秘めている。
4位の 中川 楓(立教大)投手は、球界でも稀少価値の高いサブマリン。大学ではやや伸び悩んだ感はあるが、コースを突く丹念なピッチングが持ち味。高めに浮き上がる球筋を活かせようになりつつあり、試行錯誤の末にも光明は差しつつある。いずれにしてもプロでは、リリーフでの起用が想定されるのではないのだろうか。
5位の 中川 拓真(愛知・豊橋中央)捕手は、地肩の強さ・二塁までの到達する球筋の良さは光るものがある。打撃はタイミングのとり方などに課題があるものの、パワフルで瞬時に反応できる資質の高さは秘めており、攻守に可能性を感じさせる存在。
6位の 阿部 翔太(日本生命)投手は、3年ぐらい前の適齢期などば指名リストに入れて評価していた選手。質の好い真っ直ぐを、自在に決められる制球力の高さがある。投球は速球とフォークのコンビネーションなので、まとまりはあるがリリーフでの起用になるのか? 28歳での入団ということだが、オリックスの球速アップできる環境で、この年齢でもスピードアップが望めるのか気になるところ。
育成でも、川瀬 堅斗 (大分商)投手や宇田川 優希(仙台大)投手は、支配下指名された投手に引けを取らない高い将来性とスケール感を持った本格派。辻垣 高良 (学法福島)投手は、馬力のある左腕。釣 寿生(京都国際)捕手は大型故にフットワークの悪さはあるものの、捕手としての視野の広さと地肩もまずまず。ボールを喰らいつく姿勢もあり、育成枠らしいガツガツしたものが期待できるかも。佐野 如一(仙台大)外野手は、低めの変化球に課題があるが三拍子まとまりのある外野手。古長 拓 (BC福島)内野主は、独立リーグでも1割台の実績の選手。それでも何処まで守れるユーティリティプレーヤーで、ガッツ溢れるプレーで高卒選手を精神的に刺激してゆくことが期待される。個人個人の詳しいレポートは、ぜひ個別の寸評を読んで参考にして頂きたい。
(オリックスの指名を考える)
山本由伸こそ8勝をあげ、田嶋や山岡などの素材はいるが、質量とも足りず最下位に沈んだオリックス。それでも前年同様に、ドラフトでは即戦力を追わず完全に将来に向けて振り切れた指名となっている。ただし、ここ数年で獲得した高校生野手の充実ぶりは見事で、数年後が大いに楽しみな陣容になってきた。むしろ来年あたりは、即戦力重視のドラフトか、有望株の高校生投手を獲りまくるという指名も可能になりそうだ。
一方、高校生をただ並べただけではなく、下位指名では、中川 楓 ・阿部 翔太・宇田川 優希 とリリーフでなら即戦力を意識できそうな選手をおさえており、バランスもとれている。また高校生だけでは選手が伸びないと、佐野 如一・古長 拓 とガッツのありそうな選手も獲得して、育成環境にも目をむけてみた。やみくもに将来性の高い高校生を獲りまくっているだけではないことを考えると、非常に数年後はチームがどうなっているのかというワクワク感を抱きたくなる面子を揃えた印象だ。ただし、来年のシーズンはどうなるのか?といった観点でみると、賛否両論意見の別れる指名だったのかもしれない。
蔵の評価:☆☆☆☆ (指名した人材は素晴らしい)
1位 山下 舜平大(福岡大大濠)投手 ☆☆☆
2位 元 謙太 (中京学院大中京)遊撃 ☆☆☆
3位 来田 涼斗 (明石商)外野 ☆☆
4位 中川 楓 (立教大)投手 ☆
5位 中川 拓真 (豊橋中央)捕手 ☆
6位 阿部 翔太 (日本生命)投手 指名見送り
育1 川瀬 堅斗 (大分商)投手 ☆☆
育2 辻垣 高良 (学法福島)投手 指名見送り
育3 宇田川 優希(仙台大)投手 ☆☆☆
育4 釣 寿生 (京都国際)捕手 指名見送り
育5 佐野 如一 (仙台大)外野 指名見送り
育6 古長 拓 (BC福島)内野 未確認
1位の 山下 舜平大(福岡大大濠)投手は、まだまだ素材型。しかし、そのスケールは高校球界でも屈指と言われるポテンシャルの持ち主。1年ほどで見違えるような体つきになり、骨太の体格から10キロ程度コンスタントにボールが速くなった。元々は、マウンドさばきの好い好投手だっただけに、大きくなった体を上手く制御できるようになれば、見た目の印象より早くプロの世界に順応して来るかもしれない。
2位の 元 謙太 (中京学院大中京)遊撃手は、高校時代の鈴木誠也(広島)を彷彿させるような、イケイケの野手。こちらもまだまだ攻守に荒削りながら、意外に試合だとできてしまうのは才能の高さ故なのか? ゲームの中でも勝利に絡むような場面での活躍が目立ち、上手くプロの世界に順応して来られるとチームの根幹に関わってくる存在になっても不思議ではないスター候補。
3位の 来田 涼斗(明石商)外野手も、スター候補になりえる試合の勝敗に絡む場面での活躍が目立つ。打球勘の悪い守備は気になるが、身体能力は高いのでレフトあたりに収まるとチームの外野守備も高いレベルになりそう。特に対応力は非凡で、プロの指導者が付けば異彩を放つレベルにまで昇りつけられる可能性を秘めている。
4位の 中川 楓(立教大)投手は、球界でも稀少価値の高いサブマリン。大学ではやや伸び悩んだ感はあるが、コースを突く丹念なピッチングが持ち味。高めに浮き上がる球筋を活かせようになりつつあり、試行錯誤の末にも光明は差しつつある。いずれにしてもプロでは、リリーフでの起用が想定されるのではないのだろうか。
5位の 中川 拓真(愛知・豊橋中央)捕手は、地肩の強さ・二塁までの到達する球筋の良さは光るものがある。打撃はタイミングのとり方などに課題があるものの、パワフルで瞬時に反応できる資質の高さは秘めており、攻守に可能性を感じさせる存在。
6位の 阿部 翔太(日本生命)投手は、3年ぐらい前の適齢期などば指名リストに入れて評価していた選手。質の好い真っ直ぐを、自在に決められる制球力の高さがある。投球は速球とフォークのコンビネーションなので、まとまりはあるがリリーフでの起用になるのか? 28歳での入団ということだが、オリックスの球速アップできる環境で、この年齢でもスピードアップが望めるのか気になるところ。
育成でも、川瀬 堅斗 (大分商)投手や宇田川 優希(仙台大)投手は、支配下指名された投手に引けを取らない高い将来性とスケール感を持った本格派。辻垣 高良 (学法福島)投手は、馬力のある左腕。釣 寿生(京都国際)捕手は大型故にフットワークの悪さはあるものの、捕手としての視野の広さと地肩もまずまず。ボールを喰らいつく姿勢もあり、育成枠らしいガツガツしたものが期待できるかも。佐野 如一(仙台大)外野手は、低めの変化球に課題があるが三拍子まとまりのある外野手。古長 拓 (BC福島)内野主は、独立リーグでも1割台の実績の選手。それでも何処まで守れるユーティリティプレーヤーで、ガッツ溢れるプレーで高卒選手を精神的に刺激してゆくことが期待される。個人個人の詳しいレポートは、ぜひ個別の寸評を読んで参考にして頂きたい。
(オリックスの指名を考える)
山本由伸こそ8勝をあげ、田嶋や山岡などの素材はいるが、質量とも足りず最下位に沈んだオリックス。それでも前年同様に、ドラフトでは即戦力を追わず完全に将来に向けて振り切れた指名となっている。ただし、ここ数年で獲得した高校生野手の充実ぶりは見事で、数年後が大いに楽しみな陣容になってきた。むしろ来年あたりは、即戦力重視のドラフトか、有望株の高校生投手を獲りまくるという指名も可能になりそうだ。
一方、高校生をただ並べただけではなく、下位指名では、中川 楓 ・阿部 翔太・宇田川 優希 とリリーフでなら即戦力を意識できそうな選手をおさえており、バランスもとれている。また高校生だけでは選手が伸びないと、佐野 如一・古長 拓 とガッツのありそうな選手も獲得して、育成環境にも目をむけてみた。やみくもに将来性の高い高校生を獲りまくっているだけではないことを考えると、非常に数年後はチームがどうなっているのかというワクワク感を抱きたくなる面子を揃えた印象だ。ただし、来年のシーズンはどうなるのか?といった観点でみると、賛否両論意見の別れる指名だったのかもしれない。
蔵の評価:☆☆☆☆ (指名した人材は素晴らしい)
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