2020年 広島の指名を考える
2020/08/22|Category:ネタ
(広島指名選手)
1位 栗林 良吏(トヨタ自動車)投手 ☆☆☆☆
2位 森浦 大輔(天理大)投手 未確認
3位 大道 温貴(八戸学院大)投手 ☆☆☆
4位 小林 樹斗(智弁和歌山)投手 ☆☆☆
5位 行木 俊 (徳島ID)投手 指名見送り
6位 矢野 雅哉(亜細亜大)遊撃 ☆☆
育1 二俣 翔一(磐田東)捕手 ☆☆
1位の 栗林 良吏(トヨタ自動車)投手は、今年の即戦力NO.1候補。打者の手元でしっかり切れる速球を軸に、内角を厳しく突いたり外角一杯に決めたりとコマンドは高い。また腕の振りから見極めの困難な多彩な変化球も併せ持ち、投球術も巧みで、昨年の森下同様に、アマで最も計算できる投手を単独指名することができた。時々高めに甘く入るのは気になるが、開幕ローテーション入りはほぼ確実なレベルにあり、1年目から10勝近くを期待しても良いのではないのだろうか。
2位の 森浦 大輔(天理大)投手は、腕を鋭くピュッと振ってくる実戦的なサウスポー。キレ型で球威・球速に欠ける側面があり、甘く入るスライダーなどが何処まで解消されているか? 最終学年での登板が確認できず何処まで良くなっているのかは掴めなかったが、最終学年で大幅に成績を良化させてきたことから、この順位になったのだろう。こちらも、数年後というよりは、一年目からある程度一軍の戦力になって欲しいタイプ。
3位の 大道 温貴(八戸学院大)投手も、最終学年で大幅に内容を良化させてきた選手。立ち上がりの不安定さや本当の意味での制球力があるのかには不安が残るが、2,3年目にはローテーションに定着できそうなセンスの持ち主。一年目は先発を任されることもあるだろうが、ローテーション定着とまでゆくのかには懐疑的な見方をしている。
4位の 小林 樹斗(智弁和歌山)投手は、将来のクローザー候補。大道が近未来の先発候補ならば、この小林は高校時代からリリーフでの起用が多かった。球威と勢いのある高めの速球は唸りをあげ、エンジンの大きさは高校球界でも指折りの存在。コントロールも悪くないが、プロで武器にできるような縦の変化球を覚えられると将来クローザーに収まっても不思議ではない。
5位の 行木 俊(徳島ID)投手は、スラッとした投手体型が光る素材型の若手投手。右打者外角に決まる、曲がりながら沈むスライダーが最大の武器。すでに球速は140キロ台後半を出せるので、プロで本格的に鍛えたら何処まで伸びるだろうか? まだまだ実践力には欠けるので、一軍で戦力になるのは数年はかかるのではないのだろうか。
6位の 矢野 雅哉(亜細亜大)遊撃手は、地肩の強さはプロに混ぜても屈指の強肩内野手。守備はまさにメジャー級という迫力のある素材で、足もかなり速い。また東都で首位打者を獲得したように、当てるのが上手く相手を揺さぶることを得意としている。ただしまだ強く叩け無いなど、プロで通用するスイングを身につけるには時間が必要だ。
育成1位の 二俣 翔一(磐田東)捕手は、身体能力が高く攻守にバランスの取れた捕手。しっかりスローイングの型が作れないまま投げてしまったり、プレー全体に雑な一面がある。それでも地肩の強さは一級品であり、打ってもヘッドスピードが速く走力もある。場合によっては、捕手ではなく他のポジションにコンバートされても不思議ではない。育成枠だが、本会議でされないのが不思議なぐらいの選手だった。
(広島の指名を考える)
数年前に高校生内野手の大量指名を行っており、今年は上位は全て投手で固められた。ルーキー森下が二桁をあげたのは明るい材料だったが、そのぶんエース大瀬良が故障がちで5勝止まりの先発陣。そんななか九里の8勝は大きいが、あとは決め手に欠ける先発陣。そんななか、アマチュアで最も計算できる 栗林 を確実にゲットできたことは大きい。また先発左腕が床田(5勝)ぐらいで、リリーフの左腕の安定感もいまいち。そういった意味では、森浦がハマるかどうか指名ので評価は大きく別れそう。
上記にも記したように、近未来のローテーション候補を3位で、将来のクローザー候補の小林をこの順位で獲得できた意味は大きい。また田中広輔が抜けるかもしれなかった内野陣も残留し、さらに守備に特徴がある矢野を確保することができ小園に刺激を与えた。ディフェンス型の捕手がほしかったが、どちらかというとオフェンス型のような気はするニ保を獲得。2位で元(中京)をオリックスに取られてしまったのが誤算だったと思うが、面子的にはかなり良い指名ができたのではないのだろうか。1位・2位が1年目から機能するかに懸かっているが、Bクラスに沈んだチームとしては巻き返しを意識した指名になっている。個人的には、かなり好感の持てる指名だった。
蔵の評価:☆☆☆☆ (上位二人が1年目から機能するか?)
1位 栗林 良吏(トヨタ自動車)投手 ☆☆☆☆
2位 森浦 大輔(天理大)投手 未確認
3位 大道 温貴(八戸学院大)投手 ☆☆☆
4位 小林 樹斗(智弁和歌山)投手 ☆☆☆
5位 行木 俊 (徳島ID)投手 指名見送り
6位 矢野 雅哉(亜細亜大)遊撃 ☆☆
育1 二俣 翔一(磐田東)捕手 ☆☆
1位の 栗林 良吏(トヨタ自動車)投手は、今年の即戦力NO.1候補。打者の手元でしっかり切れる速球を軸に、内角を厳しく突いたり外角一杯に決めたりとコマンドは高い。また腕の振りから見極めの困難な多彩な変化球も併せ持ち、投球術も巧みで、昨年の森下同様に、アマで最も計算できる投手を単独指名することができた。時々高めに甘く入るのは気になるが、開幕ローテーション入りはほぼ確実なレベルにあり、1年目から10勝近くを期待しても良いのではないのだろうか。
2位の 森浦 大輔(天理大)投手は、腕を鋭くピュッと振ってくる実戦的なサウスポー。キレ型で球威・球速に欠ける側面があり、甘く入るスライダーなどが何処まで解消されているか? 最終学年での登板が確認できず何処まで良くなっているのかは掴めなかったが、最終学年で大幅に成績を良化させてきたことから、この順位になったのだろう。こちらも、数年後というよりは、一年目からある程度一軍の戦力になって欲しいタイプ。
3位の 大道 温貴(八戸学院大)投手も、最終学年で大幅に内容を良化させてきた選手。立ち上がりの不安定さや本当の意味での制球力があるのかには不安が残るが、2,3年目にはローテーションに定着できそうなセンスの持ち主。一年目は先発を任されることもあるだろうが、ローテーション定着とまでゆくのかには懐疑的な見方をしている。
4位の 小林 樹斗(智弁和歌山)投手は、将来のクローザー候補。大道が近未来の先発候補ならば、この小林は高校時代からリリーフでの起用が多かった。球威と勢いのある高めの速球は唸りをあげ、エンジンの大きさは高校球界でも指折りの存在。コントロールも悪くないが、プロで武器にできるような縦の変化球を覚えられると将来クローザーに収まっても不思議ではない。
5位の 行木 俊(徳島ID)投手は、スラッとした投手体型が光る素材型の若手投手。右打者外角に決まる、曲がりながら沈むスライダーが最大の武器。すでに球速は140キロ台後半を出せるので、プロで本格的に鍛えたら何処まで伸びるだろうか? まだまだ実践力には欠けるので、一軍で戦力になるのは数年はかかるのではないのだろうか。
6位の 矢野 雅哉(亜細亜大)遊撃手は、地肩の強さはプロに混ぜても屈指の強肩内野手。守備はまさにメジャー級という迫力のある素材で、足もかなり速い。また東都で首位打者を獲得したように、当てるのが上手く相手を揺さぶることを得意としている。ただしまだ強く叩け無いなど、プロで通用するスイングを身につけるには時間が必要だ。
育成1位の 二俣 翔一(磐田東)捕手は、身体能力が高く攻守にバランスの取れた捕手。しっかりスローイングの型が作れないまま投げてしまったり、プレー全体に雑な一面がある。それでも地肩の強さは一級品であり、打ってもヘッドスピードが速く走力もある。場合によっては、捕手ではなく他のポジションにコンバートされても不思議ではない。育成枠だが、本会議でされないのが不思議なぐらいの選手だった。
(広島の指名を考える)
数年前に高校生内野手の大量指名を行っており、今年は上位は全て投手で固められた。ルーキー森下が二桁をあげたのは明るい材料だったが、そのぶんエース大瀬良が故障がちで5勝止まりの先発陣。そんななか九里の8勝は大きいが、あとは決め手に欠ける先発陣。そんななか、アマチュアで最も計算できる 栗林 を確実にゲットできたことは大きい。また先発左腕が床田(5勝)ぐらいで、リリーフの左腕の安定感もいまいち。そういった意味では、森浦がハマるかどうか指名ので評価は大きく別れそう。
上記にも記したように、近未来のローテーション候補を3位で、将来のクローザー候補の小林をこの順位で獲得できた意味は大きい。また田中広輔が抜けるかもしれなかった内野陣も残留し、さらに守備に特徴がある矢野を確保することができ小園に刺激を与えた。ディフェンス型の捕手がほしかったが、どちらかというとオフェンス型のような気はするニ保を獲得。2位で元(中京)をオリックスに取られてしまったのが誤算だったと思うが、面子的にはかなり良い指名ができたのではないのだろうか。1位・2位が1年目から機能するかに懸かっているが、Bクラスに沈んだチームとしては巻き返しを意識した指名になっている。個人的には、かなり好感の持てる指名だった。
蔵の評価:☆☆☆☆ (上位二人が1年目から機能するか?)
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