2020年 楽天の指名を考える
2020/08/24|Category:ネタ
(楽天指名選手)
1位 早川 隆久(早稲田大)投手 ☆☆☆☆☆
2位 高田 孝一(法政大)投手 ☆☆
3位 藤井 聖(ENEOS)投手 ☆☆
4位 内間 拓馬(亜細亜大)投手 指名見送り
5位 入江 大樹(仙台育英)遊撃 ☆☆
6位 内 星龍(履正社)投手 ☆
育1 石田 駿(BC栃木)投手 ☆
1位の 早川 隆久(早稲田大4年)投手 は、今年の投手の目玉。現在のNPBに、彼ほどのスピードボールを投げられる左腕は存在しない。まして、制球力・変化球のレベルも高く、普通にやれば一年目10勝以上は望めるだろう。やや勝ち味に遅い部分があり、好投しても報われない部分は気になるが、今の彼ならばそういった危険性も少ないように思える。
2位の 高田 孝一(法政大)投手も、最終学年で大いに球速を伸ばした一人。先発でも150キロ前後を安定して刻め、リリーフならば150キロ台中盤まで期待できる。しかし、球速ほど打者が苦にしないなど、フォームや配球に課題を残す。そういった部分が短期間で改善されれば、一年目からリリーフでもある程度一軍でもやれるのではないのだろうか。
3位の 藤井 聖(ENEOS)投手も、やや危うさを残す左腕。140キロ台中盤を記録する球筋には角度が感じられ、球速以上の威力を感じる。曲がりながら沈むスライダーでもカウントを整えられるものの、制球力がかなりアバウトで、空振りを奪えるほどの球が見当たらない。そういった意味では素材は悪くないが、一年目から何処まで計算できるかは微妙ではないのだろうか。そうかといって、リリーフだと誤魔化せるほど圧倒的なボールの威力はない。
4位の 内間 拓馬(亜細亜大4年)投手も、150キロ近い球速・勢いには水準以上のものを持っている。彼も馬力はあるが、制球力や変化球に絶対的なものがなく、リリーフとしてもどうだろうか?
5位の 入江 大樹(仙台育英)遊撃手は、強打・強肩の遊撃手。大型でも雑なところがなく、動作の切り返しも素早い。打席での集中力も高く甘い球を逃さないなど、肉体のポテンシャルだけでなく、内面が充実しているところは評価したいところ。個人的には、同型の 紅林 弘太郎(駿河総合-オリックス2位)よりも、この入江の方を評価したい。
また6位の 内 星龍(履正社)投手も、まだまだ素材型の域は脱しられていないが、どえらい投手になっても不思議ではない好素材。まだ信頼できる球が、145キロ前後のストレートのみといった感じで、制球力・変化球など課題が多い。また 育1位の 石田 駿(BC栃木)投手も、ストレートの魅力が抜きん出ている。150キロ前後のストレートは、見た目より5キロぐらい速く感じさせる圧倒的な威力があり、ストライクゾーンに決まりさえすればといったタイプ。同様に、制球力・変化球をいかに改善できるかに懸かっている。
(楽天の指名を考える)
実績のある投手が揃うが、いずれも30代、それも半ばに差し掛かっている投手が少なくない。それだけに、投手陣の若返りは一つの大きな命題だった。そんな中、今年のドラフトでNO.1の早川が獲得できたことは何より大きい。しかし2位~4位までの即戦力候補が、何処まで機能するかは微妙なところ。競争を煽るということは期待できても、しっかり戦力として一年間ハマってゆくのかには不安が残る。
急を急ぐ状況ではないが、次世代を担えそうな有望な野手が少ないだけに、将来性の高い入江を加え将来の三塁手あたりとして期待するならば楽しみな素材。また即戦力投手を並べた上位に対し、超素材型の内や石田を下で抑えている点も対照的な指名となっている。
早川はルーキーでも期待するのではなく、戦力としてやってもらわないと行けない選手。2位~4位の中の3人で、一人ぐらい一軍の戦力に定着できれば合格点のドラフトになるのではないのだろうか。上位は即戦力・下位は将来性と振り切った指名ではあるが、ちょっとどうなるかわからない面子が揃っているいうことで、評価的には平均的な点数でとどまることにした。
蔵の評価:☆☆☆ (2位~4位がポイント)
1位 早川 隆久(早稲田大)投手 ☆☆☆☆☆
2位 高田 孝一(法政大)投手 ☆☆
3位 藤井 聖(ENEOS)投手 ☆☆
4位 内間 拓馬(亜細亜大)投手 指名見送り
5位 入江 大樹(仙台育英)遊撃 ☆☆
6位 内 星龍(履正社)投手 ☆
育1 石田 駿(BC栃木)投手 ☆
1位の 早川 隆久(早稲田大4年)投手 は、今年の投手の目玉。現在のNPBに、彼ほどのスピードボールを投げられる左腕は存在しない。まして、制球力・変化球のレベルも高く、普通にやれば一年目10勝以上は望めるだろう。やや勝ち味に遅い部分があり、好投しても報われない部分は気になるが、今の彼ならばそういった危険性も少ないように思える。
2位の 高田 孝一(法政大)投手も、最終学年で大いに球速を伸ばした一人。先発でも150キロ前後を安定して刻め、リリーフならば150キロ台中盤まで期待できる。しかし、球速ほど打者が苦にしないなど、フォームや配球に課題を残す。そういった部分が短期間で改善されれば、一年目からリリーフでもある程度一軍でもやれるのではないのだろうか。
3位の 藤井 聖(ENEOS)投手も、やや危うさを残す左腕。140キロ台中盤を記録する球筋には角度が感じられ、球速以上の威力を感じる。曲がりながら沈むスライダーでもカウントを整えられるものの、制球力がかなりアバウトで、空振りを奪えるほどの球が見当たらない。そういった意味では素材は悪くないが、一年目から何処まで計算できるかは微妙ではないのだろうか。そうかといって、リリーフだと誤魔化せるほど圧倒的なボールの威力はない。
4位の 内間 拓馬(亜細亜大4年)投手も、150キロ近い球速・勢いには水準以上のものを持っている。彼も馬力はあるが、制球力や変化球に絶対的なものがなく、リリーフとしてもどうだろうか?
5位の 入江 大樹(仙台育英)遊撃手は、強打・強肩の遊撃手。大型でも雑なところがなく、動作の切り返しも素早い。打席での集中力も高く甘い球を逃さないなど、肉体のポテンシャルだけでなく、内面が充実しているところは評価したいところ。個人的には、同型の 紅林 弘太郎(駿河総合-オリックス2位)よりも、この入江の方を評価したい。
また6位の 内 星龍(履正社)投手も、まだまだ素材型の域は脱しられていないが、どえらい投手になっても不思議ではない好素材。まだ信頼できる球が、145キロ前後のストレートのみといった感じで、制球力・変化球など課題が多い。また 育1位の 石田 駿(BC栃木)投手も、ストレートの魅力が抜きん出ている。150キロ前後のストレートは、見た目より5キロぐらい速く感じさせる圧倒的な威力があり、ストライクゾーンに決まりさえすればといったタイプ。同様に、制球力・変化球をいかに改善できるかに懸かっている。
(楽天の指名を考える)
実績のある投手が揃うが、いずれも30代、それも半ばに差し掛かっている投手が少なくない。それだけに、投手陣の若返りは一つの大きな命題だった。そんな中、今年のドラフトでNO.1の早川が獲得できたことは何より大きい。しかし2位~4位までの即戦力候補が、何処まで機能するかは微妙なところ。競争を煽るということは期待できても、しっかり戦力として一年間ハマってゆくのかには不安が残る。
急を急ぐ状況ではないが、次世代を担えそうな有望な野手が少ないだけに、将来性の高い入江を加え将来の三塁手あたりとして期待するならば楽しみな素材。また即戦力投手を並べた上位に対し、超素材型の内や石田を下で抑えている点も対照的な指名となっている。
早川はルーキーでも期待するのではなく、戦力としてやってもらわないと行けない選手。2位~4位の中の3人で、一人ぐらい一軍の戦力に定着できれば合格点のドラフトになるのではないのだろうか。上位は即戦力・下位は将来性と振り切った指名ではあるが、ちょっとどうなるかわからない面子が揃っているいうことで、評価的には平均的な点数でとどまることにした。
蔵の評価:☆☆☆ (2位~4位がポイント)
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