2021年 DeNAのドラフトを考える
2021/12/23|Category:ネタ
(DeNA指名選手)
1位 小園 健太(市立和歌山)投手 ☆☆☆☆
2位 徳山 壮磨(早稲田大)投手 ☆
3位 粟飯原龍之介(東京学館)遊撃 ☆☆
4位 三浦 銀ニ(法政大)投手 ☆☆
5位 深沢 鳳介(専大松戸)投手 ☆☆
6位 梶原 昂希(神奈川大)外野 ☆
育1 村川 凪(徳島IS)外野 指名見送り
育2 東出 直也(小松大谷)捕手 指名見送り
育3 大橋 武尊(BC茨城)外野 指名見送り
1位の 小園 健太(市立和歌山)投手は、今年のドラフトでも事前には最も競合が予想されたほどの存在。総合力に優れた投手で、テンポ良くストライク先行させ、自分の有利な状況を作るのが上手い。普段の球速は140キロ前後とまだ球威・球速で物足りないものの、要所では140キロ台後半を投げ込みメリハリをつけるのが上手い。変化球も、カットボール・スライダー・ツーシーム・チェンジアップなど一通りあり、特に真っ直ぐと変化球の腕の振りの見極めが難しいのが好いところ。昨秋はブレーキの効いたチェンジアップが冴えまくっていたが、最終学年ではスライダー・カットボール頼みになってしまい最後の夏まで改善されなかった。あとは、ボールが見やすいので工夫が欲しいのと、前に体重がグッと来るようになるとボールの勢い球威が増して手がつけられなくなりそう。イメージ的には、PL学園からプロ入りしメジャーリーガーにまでなった 前田健太(元広島)の高校時代を彷彿とさせる。順調にゆけば、高卒でも2年目ぐらいには一軍に顔を出し、3年目ぐらいには主戦へといった青写真を描きたくなる。ホエールズ・ベイスターズの歴代高卒投手の中でも、私が観てきた中でも、NO.1の総合力ではないのだろうか。次代のエース候補というだけでなく、球界を代表する投手に育って頂きたい。
2位の 徳山 壮磨(早稲田大)投手は、甲子園優勝投手で全国でもお馴染みの存在。早大に進んでからも、2年秋・3年春などは、真っ直ぐでもある程度おせていて被安打が少なかった。しかし、現在の140~140キロ台中盤の速球では、大学生の上位候補としてはやや物足りないぐらい。それでもスピンの効いた真っ直ぐで空振りが奪え、変化球を交えて、のらりくらりと走者を出しながらも試合を作れる打たれ強さは持っている。不用意に高めに浮いて長打を打たれたり、欲しいところでストライクが取れずに苦しんだりはするので、もう少し制球力を磨かないとプロの打者相手では見逃してくれないだろう。そういったアマ時代の物足りなさは、大貫晋一(DeNA)が入団してきたときに少し似たものを感じる。即戦力として多大な期待をかけるよりも、2,3年かけてプロで戦える術を磨いて伸びて欲しい。1年目でもオープン戦から先発争いを演じることになると思うが、その競争に勝ち残れるほどのものが現時点あるのかには不安が残る。
3位の 粟飯原 龍之介(東京学館)遊撃手は、今年のニ遊間の高校生では一番スケールを感じさせる好素材。ダイナミックな守備は強肩で見栄えがし、次の塁を果敢に陥れにゆく攻撃的な走塁も光る。打撃もバットの振り出しが鋭く、捉えた時の打球は角度良く飛んでゆき長打も多いタイプ。走攻守まだまだ荒削りで時間はかかりそうだが、梶谷隆幸(現巨人)が入団してきたときに似ていて、チームの核弾頭や3番あたりを将来的には担って頂きたい。
4位の 三浦 銀ニ(法政大)投手は、凄みこそないが実戦力の高い即戦力候補。先発だと140キロ台前半の球速でボールにも角度はなく物足りないが、変化球を交えた投球でまとまりがある。そのため制球力や投球術はあるものの、ローテーション争いを勝ち抜けるほどの凄みは感じられない。その一方で、リリーフだと150キロ近い球速も出て、投げ始めから球筋が安定しているし気持ちも強い。したがってめ個人的には、リリーフの方がプロでは適正が高いのではないかとみている。一年目から、中継ぎで40試合・防御率3点台ぐらいは期待できそうな力量の選手で、欠かせないな存在になりうるかもしれない。
5位の 深沢 鳳介(専大松戸)投手は、右のサイドに近いスリークォーター。選抜まではボールの球威・球速が物足りなく私自身ドラフト候補としてみていなかった。しかし関東大会のあたりからドラフト候補に入ってきそうだと気にし始め、夏の大会ではドラフト指名級の球威を身につけ指名を確信した。元々投球術・制球力などに優れていて、1位の小園同様に将来の青写真が描きやすい。特にベイスターズには、同タイプの 平良拳太郎 がおり、好いお手本となりそう。順調にゆけば、2,3年目ぐらいには一軍に加わってきそうな投手だけに、あともうワンランク球威・球速を引き上げられれば面白い。またサイド・スリークォーター系のフォームでも、引き出しが多く先発が期待できるそうな奥行きがある。ドラフト5位でも、高い確率でモノになってくれそうという期待感がある。
6位の 梶原 昂希(神奈川大)外野手は、三拍子揃った高い身体能力が魅力のアスリート系。脚力・地肩は確かだが、まだまだ盗塁技術・返球の精度など改善の余地が残されている。打撃も空振りが多く対応力に課題を残すが、捉えた時の打球は長打に繋がることが多い。190センチ近い体格ながら、動ける身体能力の高さはピカイチ。何年かかかると思うが、モノにできればスケールの大きな外野手になりそうだ。イメージ的には、DeNAにやってくることになった 大田泰示(前日ハム)を左にしたようなタイプだろうか。
育成1位の 村川 凪(23歳・徳島IS)外野手は、まさに足のスペシャリスト的存在。本人も足で勝負してゆくという意識が強く、きめ細かい部分まで走塁を追求する姿勢がみられる。ただ足が速いだけでなく、その脚力を活かした広い守備範囲を誇り、守備・肩でも水準以上のものを持っている。まだ打撃に関しては少々ひ弱なところがあるので、即プロの球に順応できるかには疑問が残る。しかし彼の場合、緊迫する場面でも盗塁を決められるような圧倒的な脚力があるかどうかが求められており、打撃云々を抜きにして一軍で起用されるのではないのだろうか。走力・守備力に関しては、即戦力になりうるだけのものを持っている。
育成2位の 東出 直也(小松大谷)捕手は、俺について来い的な頼れるタイプ。負けん気の強い選手で、細かい部分への追求や洞察力が課題になるが、ディフェンス全般に大きな欠点は見当たらない。まだ捕ってから投げるまでの時間が少しかかり過ぎかなとは思えるが、地肩自体は基準を満たす。打撃でも甘い球を逃さない集中力と、打球の強さを持っている。生命力を感じさせる選手で、育成枠からでも這い上がってきてくれそうな逞しさがある。
育成3位の 大橋 武尊(20歳・BC茨城)外野手は、テニスの錦織圭も留学していたフロリダにあるIMGアカデミーに中学卒業後留学していた変わり種。帰国後は、BCリーグの茨城に籍を置いた。快速と強肩の身体能力が高く、打撃は粗いが打球は力強い。こちらも村川と同様に守備と足のスペシャリスト候補ながら、まだ20歳と若いだけに時間をかけて能力を磨いて頂きたい。
(DeNAの指名を考える)
今年のドラフト全体を観ても、右投手ではNO.1の総合力ではないかと思われる 小園 に対し、競合覚悟で指名にいったのは、今までのDeNAのドラフトには観られなかった傾向。それも高校生投手の指名は、DeNAになって初めてとなる。そういった新たな試みは、高く評価したい。また高校生でも、2,3年目には戦力になりそうな、小園 や 深沢 といった青写真を描けるタイプを獲得したのも興味深い。個人的には、青写真が描けないような高校生は、無理に高校の時点で指名する必要はないのではないかとさえ思っている。
それに12球団ワーストの防御率であるチーム事情も考えて、高校生の小園だけでは心許ないと、即戦力を期待して 徳山・三浦の大学生投手を指名。特に徳山は、12球団の最初の2位指名だったところで彼にいったのは賛否が別れるところではないのだろうか。少なくても、一年目から計算できるのかと言われると個人的には不安が残る。むしろ即戦力という意味では、4位 の三浦 の方が早く出てくるのではないかみている。そのため個人的には、4位ぐらいでどちらか一人でも良かった感じで、2位は事前に1位候補と目されていた 佐藤(筑波大)や広畑(倉敷オーシャンズ)などの投手達も残っており、あるいは「「打てる捕手」などの獲得をこの順位で優先しても良かったのではないかと感じられた。
また投手の指名はスケール型よりも、適度なまとまりを持った総合力タイプが目立つ。その一方で野手は、粟飯原・梶原・大橋 と左打ちでポテンシャルの高いタイプを相次いで指名したロマン型ドラフト。高校生捕手として時間がかかりそうな 東出 はともかく、しいて即戦力の期待が持てるのは、足と守備のスペシャリストである 村川 ぐらいといった野手の指名となった。
気になるのは、今のベイスターズで最も大きな穴となっている、ショートとキャッチャーの指名が高校生だったこと。ここは即効性の高い 大学社会人の「守備力の高い遊撃手」 と 打力重視の「打てる捕手」 を加えた方が良かったのではないかと思える。しかし、遊撃手も捕手に関しては、次の世代の高校生を指名した。この点は球団との認識の違いだとは思うが、個人的には疑問が残る指名だった。
そういったことを踏まえると、指名した面子は悪くなかったものの、高い評価はできないドラフトとなった。それでも、1・3・5位の高校生達は、将来の主力選手としての期待が膨らむ。今回の指名の中でも、、この3人がモノになれば後々に評価されるドラフトになるのではないのだろうか。
蔵の評価:☆☆☆ (小園以降の指名が物足りなかった)
1位 小園 健太(市立和歌山)投手 ☆☆☆☆
2位 徳山 壮磨(早稲田大)投手 ☆
3位 粟飯原龍之介(東京学館)遊撃 ☆☆
4位 三浦 銀ニ(法政大)投手 ☆☆
5位 深沢 鳳介(専大松戸)投手 ☆☆
6位 梶原 昂希(神奈川大)外野 ☆
育1 村川 凪(徳島IS)外野 指名見送り
育2 東出 直也(小松大谷)捕手 指名見送り
育3 大橋 武尊(BC茨城)外野 指名見送り
1位の 小園 健太(市立和歌山)投手は、今年のドラフトでも事前には最も競合が予想されたほどの存在。総合力に優れた投手で、テンポ良くストライク先行させ、自分の有利な状況を作るのが上手い。普段の球速は140キロ前後とまだ球威・球速で物足りないものの、要所では140キロ台後半を投げ込みメリハリをつけるのが上手い。変化球も、カットボール・スライダー・ツーシーム・チェンジアップなど一通りあり、特に真っ直ぐと変化球の腕の振りの見極めが難しいのが好いところ。昨秋はブレーキの効いたチェンジアップが冴えまくっていたが、最終学年ではスライダー・カットボール頼みになってしまい最後の夏まで改善されなかった。あとは、ボールが見やすいので工夫が欲しいのと、前に体重がグッと来るようになるとボールの勢い球威が増して手がつけられなくなりそう。イメージ的には、PL学園からプロ入りしメジャーリーガーにまでなった 前田健太(元広島)の高校時代を彷彿とさせる。順調にゆけば、高卒でも2年目ぐらいには一軍に顔を出し、3年目ぐらいには主戦へといった青写真を描きたくなる。ホエールズ・ベイスターズの歴代高卒投手の中でも、私が観てきた中でも、NO.1の総合力ではないのだろうか。次代のエース候補というだけでなく、球界を代表する投手に育って頂きたい。
2位の 徳山 壮磨(早稲田大)投手は、甲子園優勝投手で全国でもお馴染みの存在。早大に進んでからも、2年秋・3年春などは、真っ直ぐでもある程度おせていて被安打が少なかった。しかし、現在の140~140キロ台中盤の速球では、大学生の上位候補としてはやや物足りないぐらい。それでもスピンの効いた真っ直ぐで空振りが奪え、変化球を交えて、のらりくらりと走者を出しながらも試合を作れる打たれ強さは持っている。不用意に高めに浮いて長打を打たれたり、欲しいところでストライクが取れずに苦しんだりはするので、もう少し制球力を磨かないとプロの打者相手では見逃してくれないだろう。そういったアマ時代の物足りなさは、大貫晋一(DeNA)が入団してきたときに少し似たものを感じる。即戦力として多大な期待をかけるよりも、2,3年かけてプロで戦える術を磨いて伸びて欲しい。1年目でもオープン戦から先発争いを演じることになると思うが、その競争に勝ち残れるほどのものが現時点あるのかには不安が残る。
3位の 粟飯原 龍之介(東京学館)遊撃手は、今年のニ遊間の高校生では一番スケールを感じさせる好素材。ダイナミックな守備は強肩で見栄えがし、次の塁を果敢に陥れにゆく攻撃的な走塁も光る。打撃もバットの振り出しが鋭く、捉えた時の打球は角度良く飛んでゆき長打も多いタイプ。走攻守まだまだ荒削りで時間はかかりそうだが、梶谷隆幸(現巨人)が入団してきたときに似ていて、チームの核弾頭や3番あたりを将来的には担って頂きたい。
4位の 三浦 銀ニ(法政大)投手は、凄みこそないが実戦力の高い即戦力候補。先発だと140キロ台前半の球速でボールにも角度はなく物足りないが、変化球を交えた投球でまとまりがある。そのため制球力や投球術はあるものの、ローテーション争いを勝ち抜けるほどの凄みは感じられない。その一方で、リリーフだと150キロ近い球速も出て、投げ始めから球筋が安定しているし気持ちも強い。したがってめ個人的には、リリーフの方がプロでは適正が高いのではないかとみている。一年目から、中継ぎで40試合・防御率3点台ぐらいは期待できそうな力量の選手で、欠かせないな存在になりうるかもしれない。
5位の 深沢 鳳介(専大松戸)投手は、右のサイドに近いスリークォーター。選抜まではボールの球威・球速が物足りなく私自身ドラフト候補としてみていなかった。しかし関東大会のあたりからドラフト候補に入ってきそうだと気にし始め、夏の大会ではドラフト指名級の球威を身につけ指名を確信した。元々投球術・制球力などに優れていて、1位の小園同様に将来の青写真が描きやすい。特にベイスターズには、同タイプの 平良拳太郎 がおり、好いお手本となりそう。順調にゆけば、2,3年目ぐらいには一軍に加わってきそうな投手だけに、あともうワンランク球威・球速を引き上げられれば面白い。またサイド・スリークォーター系のフォームでも、引き出しが多く先発が期待できるそうな奥行きがある。ドラフト5位でも、高い確率でモノになってくれそうという期待感がある。
6位の 梶原 昂希(神奈川大)外野手は、三拍子揃った高い身体能力が魅力のアスリート系。脚力・地肩は確かだが、まだまだ盗塁技術・返球の精度など改善の余地が残されている。打撃も空振りが多く対応力に課題を残すが、捉えた時の打球は長打に繋がることが多い。190センチ近い体格ながら、動ける身体能力の高さはピカイチ。何年かかかると思うが、モノにできればスケールの大きな外野手になりそうだ。イメージ的には、DeNAにやってくることになった 大田泰示(前日ハム)を左にしたようなタイプだろうか。
育成1位の 村川 凪(23歳・徳島IS)外野手は、まさに足のスペシャリスト的存在。本人も足で勝負してゆくという意識が強く、きめ細かい部分まで走塁を追求する姿勢がみられる。ただ足が速いだけでなく、その脚力を活かした広い守備範囲を誇り、守備・肩でも水準以上のものを持っている。まだ打撃に関しては少々ひ弱なところがあるので、即プロの球に順応できるかには疑問が残る。しかし彼の場合、緊迫する場面でも盗塁を決められるような圧倒的な脚力があるかどうかが求められており、打撃云々を抜きにして一軍で起用されるのではないのだろうか。走力・守備力に関しては、即戦力になりうるだけのものを持っている。
育成2位の 東出 直也(小松大谷)捕手は、俺について来い的な頼れるタイプ。負けん気の強い選手で、細かい部分への追求や洞察力が課題になるが、ディフェンス全般に大きな欠点は見当たらない。まだ捕ってから投げるまでの時間が少しかかり過ぎかなとは思えるが、地肩自体は基準を満たす。打撃でも甘い球を逃さない集中力と、打球の強さを持っている。生命力を感じさせる選手で、育成枠からでも這い上がってきてくれそうな逞しさがある。
育成3位の 大橋 武尊(20歳・BC茨城)外野手は、テニスの錦織圭も留学していたフロリダにあるIMGアカデミーに中学卒業後留学していた変わり種。帰国後は、BCリーグの茨城に籍を置いた。快速と強肩の身体能力が高く、打撃は粗いが打球は力強い。こちらも村川と同様に守備と足のスペシャリスト候補ながら、まだ20歳と若いだけに時間をかけて能力を磨いて頂きたい。
(DeNAの指名を考える)
今年のドラフト全体を観ても、右投手ではNO.1の総合力ではないかと思われる 小園 に対し、競合覚悟で指名にいったのは、今までのDeNAのドラフトには観られなかった傾向。それも高校生投手の指名は、DeNAになって初めてとなる。そういった新たな試みは、高く評価したい。また高校生でも、2,3年目には戦力になりそうな、小園 や 深沢 といった青写真を描けるタイプを獲得したのも興味深い。個人的には、青写真が描けないような高校生は、無理に高校の時点で指名する必要はないのではないかとさえ思っている。
それに12球団ワーストの防御率であるチーム事情も考えて、高校生の小園だけでは心許ないと、即戦力を期待して 徳山・三浦の大学生投手を指名。特に徳山は、12球団の最初の2位指名だったところで彼にいったのは賛否が別れるところではないのだろうか。少なくても、一年目から計算できるのかと言われると個人的には不安が残る。むしろ即戦力という意味では、4位 の三浦 の方が早く出てくるのではないかみている。そのため個人的には、4位ぐらいでどちらか一人でも良かった感じで、2位は事前に1位候補と目されていた 佐藤(筑波大)や広畑(倉敷オーシャンズ)などの投手達も残っており、あるいは「「打てる捕手」などの獲得をこの順位で優先しても良かったのではないかと感じられた。
また投手の指名はスケール型よりも、適度なまとまりを持った総合力タイプが目立つ。その一方で野手は、粟飯原・梶原・大橋 と左打ちでポテンシャルの高いタイプを相次いで指名したロマン型ドラフト。高校生捕手として時間がかかりそうな 東出 はともかく、しいて即戦力の期待が持てるのは、足と守備のスペシャリストである 村川 ぐらいといった野手の指名となった。
気になるのは、今のベイスターズで最も大きな穴となっている、ショートとキャッチャーの指名が高校生だったこと。ここは即効性の高い 大学社会人の「守備力の高い遊撃手」 と 打力重視の「打てる捕手」 を加えた方が良かったのではないかと思える。しかし、遊撃手も捕手に関しては、次の世代の高校生を指名した。この点は球団との認識の違いだとは思うが、個人的には疑問が残る指名だった。
そういったことを踏まえると、指名した面子は悪くなかったものの、高い評価はできないドラフトとなった。それでも、1・3・5位の高校生達は、将来の主力選手としての期待が膨らむ。今回の指名の中でも、、この3人がモノになれば後々に評価されるドラフトになるのではないのだろうか。
蔵の評価:☆☆☆ (小園以降の指名が物足りなかった)
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