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プロ野球ドラフトサイト「迷スカウト」の管理人・蔵建て男が、日本中を駆け巡り本音でトーク!

2022年 選抜レポート1


大会初日・第一試合 浦和学院 VS 大分舞鶴

浦和学院の先発・宮城 誇南(3年)左腕は、立ち上がりこそ力んで制球を乱したものの、135キロ前後の切れのある真っ直ぐと、曲がりの大きなスライダーとのコンビネーションで、9回を投げて2安打・13奪三振で完封して見せた。特にマウンドさばきも良く、多少真っ直ぐが暴れるものの、最速139キロの速球には勢いがあり球速以上に感じられた。特に、左打者外角クロスへの速球が最大持ち味。試合終盤には、緩いカーブやチェンジアップも使いはじめ、最後まで勢いが落ちなかった。現状は、有力大学に進んでゆくタイプだとは思われるが、夏までにコンスタントに140キロ前後~最速で140キロ台中盤ぐらいまで出せるようになってくると、プロ側も放っておかないかもしれない。

一方の大分舞鶴の先発・奥本 翼(3年)右腕は、球速こそ130キロ前後(最速137キロ)と驚くほどのものはなかったが、小さめなテイクバックと縦の変化で終盤まで浦和学院打線を苦しめた。特にナックルやパームボールに緩いカーブなどを織り交ぜ低めを意識させつつ、高めの真っ直ぐの高低の揺さぶりで的を絞らせない投球だった。ナックルボールをしっかりコントロールでき、一つの武器として使える貴重な存在ではないのだろうか。

野手では、5番の高山 維月(浦和学院3年)捕手が、少しかちあげるようなスイング軌道から、センターバックスクリーンに叩き込んだのは圧巻だった。まだ細身の体格ながら、ボールに角度を付けるのがうまい。捕手としても180センチの大型捕手ながら、ワンバウンド処理などは実に素早く反応し、キャッチング全般に悪くなかった。リードでも、カーブやチェンジアップを終盤まで使わないなど、1試合トータルで組み立てられていた。今後の試合では、ぜひスローイング能力を確認したいところ。

また3番を打つ 金田 優太(浦和学院3年)遊撃手も目立った。こちらも181センチの大型ショートで、少々動きには緩さがありスローイング能力も微妙な部分はあったが、球際での動きは悪くなかった。さらに長短織り交ぜたバッティングにも力があり、上のレベルでの野球が意識できる素材ではないのだろうか。一塁までの到達タイムなど、走力がどのレベルか含めて今後の試合にも確認して行きたい。また投手もやる選手なので、甲子園で登板があれば気にしてみたい。

大分舞鶴では、2番手で登板した 野上 龍哉(2年)右腕が、将来性が感じられた。188センチの大型ながら、癖がない滑らかなフォーム。球速こそ最速で137キロほどではあったが、ボールが低めに行ったり球速以上に球質にも優れる。スライダーの切れも鋭く、秋以降九州でも話題の投手に育って行っても不思議ではない。

同じ二年生の 阿部 泰己(大分舞鶴)右翼手も、ボールの呼び込み方がうまいバッティングで、すでにチームの一番打者を任されている。現チームは、好捕手の 青柳 琥太郎(3年)捕手の存在も大きそうだが、、来年のチームでは勝ち上がっての甲子園出場にも期待も膨らむ下級生の多いメンバーだった。

宮城 誇南(浦和学院3年)投手 173/71 左/左
高山 維月(浦和学院3年)捕手 180/70 右/左
金田 優太(浦和学院3年)遊撃 181/76 右/左


奥本 翼 (大分舞鶴3年)投手 179/72 右/右
野上 龍哉(大分舞鶴2年)投手 188/75 右/右
阿部 泰己(大分舞鶴2年)右翼 166/65 右/右
青柳琥太郎(大分舞鶴3年)捕手 175/70 右/右


大会初日・第二試合 和歌山東 VS 倉敷工

ドラフト候補といった選手はいなかったが、先発の好投を導いた両チームの捕手が目立った。瀬村 奏威(和歌山東3年)捕手は、内角を巧みに使い、相手にバッティングをさせないインサイドワークが光った。また、宮田 歩(倉敷工業3年)捕手は、コース一杯の球のキャッチングが良く、ストライクコールを導き出して試合を作るのに貢献した。コースを厳しくついて連打を許さなかった 麻田 一誠(和歌山東3年)投手の粘りの投球に、序盤から最後までマイペースでイニングを重ねていった 高山 侑大(倉敷工業3年)投手の二人が、終盤までしっかり試合を作って魅せた。

和歌山東では、出塁しまった一番打者の 山田 健吾(3年)右翼手が、俊足と巧打を活かし存在感を示し、最後にはマウンドにも上がる活躍ぶり。チーム最強打者である 森岡 颯太(3年)一塁手を2番に置き、力強さと技術を併せ持つ打撃で3安打を記録した。

倉敷工業では、対応力の高い 藤井 虎道(3年)中堅手が、球際に強い守備でも存在感を示した。また、兄・章太が中日で投手をしている 福島 貫太(3年)右翼手は、感謝を述べた選手宣誓が見事で、最後の打席で意地のセカンド内野安打を放つ。また日向 悠(3年)左翼手は鋭い打球を飛ばしていたが、最後までヒットを放つことができなく封じ込められたのが痛かった。

ともに最後まで譲らず、延長戦までもつれ込むナイスな試合となった。

瀬村 奏威(和歌山東3年)捕手 169/83 右/右
麻田 一誠(和歌山東3年)投手 174/70 右/左
山田 健吾(和歌山東3年)右翼 167/68 左/左
森岡 颯太(和歌山東3年)一塁 180/92 左/左

宮田 歩 (倉敷工業3年)捕手 167/71 右/右
高山 侑大(倉敷工業3年)投手 182/73 右/左
藤井 虎道(倉敷工業3年)中堅 170/77 左/左
福島 貫太(倉敷工業3年)右翼 174/84 右/右
日向 悠 (倉敷工業3年)左翼 182/72 右/左

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