2022年春 東都リーグレポート3
2022/04/30|Category:テレビ・動画観戦
青学大 VS 日本大
日大の先発・岸川 海(二松学舎大付出身・4年)右腕は、昨年の 赤星 優志(巨人)の影響を受けている感じ。右のスリークォーターで、ゆったりとしたモーションから、140~最速148キロを記録する真っ直ぐに、スライダー・フォークなど織り交ぜてくる。赤星ほどボールが常に動くという嫌らしさや低めに丹念に集められる制球力はないものの、まだまだ余力を秘めていそうな素材。プロ志望であれば、育成枠あたりならば指名する球団があるかもといった感じもする。
一方の青学大の先発は、北村 智紀(龍谷大平安出身・4年)左腕。DeNAの 砂田 毅樹 似のスリークォーター。球速は130キロ台後半ぐらいといった感じだが、力投派で腕が振れているのでそれ以上に感じさせる。スライダー・チェンジアップ・カーブなど、変化球を低めに集めまとまりがある。左打者に強さを発揮するタイプだが、こういった投手の需要があれば、リリーフ候補として気にして行きたい。
青学の核弾頭・山田 和也(東海大相模出身・4年)二塁手は、思いっきりの好いスイングで、動きの好いセカンド守備は魅力。積極的なプレーヤーながら、丁寧さも忘れないナイスガイ。走力が左打席から4.35秒前後と平凡で、プロとなると物足りなさは残るのは残念。一年春から大活躍した 佐々木 泰(県岐阜商・2年)三塁手は、この日は無安打に終わる。強肩の三塁手でもあり、将来のドラフト候補。ただし、秋も不調に終わっただけに、この春も調子が上がらないのは気になるところ。右打席から4.2秒前後の脚力もあり、左打者に換算すれば 3.95秒前後に相当する脚力も併せ持つ。
日大では、快速・好守がプロ級の 中尾 勇輔(山梨学院出身・4年)中堅手。右打席から4.05秒前後の駆け抜けタイムがあり、左打者換算にすれば 3.8秒前後とプロでも売りにできるレベル。しかし、意外に盗塁が少ないのと打撃でもう一皮向けないとプロは厳しいか? また日大では最後に投げた 荻原 健汰(松本第一出身・4年)左腕は粗っぽい力投派だが、コンスタントに140キロ台後半を刻める真っ直ぐの球威・勢いには確かなものがある。変化球や制球力含めて、もう少し他の試合もみて能力を見極めて行きたい。
岸川 海 (日大4年)投手 180/83 右/右
中尾 勇輔(日大4年)中堅 173/77 右/右
荻原 健汰(日大4年)投手 183/86 左/左
北村 智紀(青学大4年)投手 175/73 左/左
山田 拓也(青学大4年)二塁 169/73 右/左
佐々木 泰(青学大2年)三塁 177/77 右/右
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