高校野球 春季北海道大会
2022/05/27|Category:観戦記
春季北海道大会を観に、日帰りで北海道に行って参りました。一応、お目当ての選手は一通り見ることができました。
東海大札幌 VS 知内
今年の、北海道を代表するサウスポー対決となりました。球場に着いたときは、すでに4回だったので立ち上がりの状況はよくわかりません。150キロを記録するまでになったと評判の 門別 啓人(東海大札幌3年)左腕は、この日は 135~MAX88マイル(142キロ)ぐらいと、驚くような球威・球速ではありませんでした。速球の他には、スライダーを振らせるのが持ち味の選手で、他には緩いカーブや確か昨秋はスプリットなども投げていたと記憶しますがあまり良くわかりませんでした。
むしろ速い球を投げようとすると、力みから制球が甘くなったりして打たれる印象。現状は、135~後半ぐらいで両サイドに丹念にボール散らしながらスライダーで仕留めるというピッチングがあっているように思います。適度にまとまっている左腕といった感じで、今日見る限りは 昨年の 木村 大成(北海-ソフトバンク3位)よりも、ワンランクは劣る印象を受けました。総合力で勝負するにしても、まだ隙き無しといった領域ではありません。また言われている150キロの真っ直ぐが出るのかどうか? 夏の大会で見極めて行きたいところです。
門別よりも少し荒っぽい感じなのが、坂本 拓己 ( 知内3年)左腕。こちらも常時135キロ前後と平均球速では門別よりも劣るものの、力を入れた時の球は最速89マイル・143キロを記録し、ボールの力強さという意味では、この日の門別を上回っていました。やはりこちらも昨夏の印象同様に、全体にボールが高かったり、制球にバラツキは多少感じますが、基本は両サイドに散らすピッチング。結果的には接戦のすえ敗れたのですが、完成度の門別・素材の坂本といった感じ。変化球は、スライダー・カーブ・ツーシーム気味に逃げる球など、一通りものを持っています。初戦を見た方の話だと、内容は初戦より良かったそうです。現状は、下位~育成ぐらいかなという印象ですが、将来性は門別より面白いかもと思わせるものがありました。
また先日150キロを記録し、一躍話題になった 斉藤 優汰(苫小牧中央3年)右腕が、この日は8回から登場します。140キロ台後半を連発した前回の登板に比べると、この日の最速は89マイル・143キロと疲れが抜けきれていなかったのかもしれません。昨夏・北海戦で見た時に、体格も恵まれ良い真っ直ぐを投げていたので強烈なインパクトを残してくれた投手。一冬超えて、150キロ台を記録したのも、納得のところがありました。
やはり昨夏みた時の印象と同じく、かなりコントロールはアバウトです。スライダー・緩いカーブ・フォーク系の球などもありますが、基本的に細かいことができる技術はないので、現状魅力の真っ直ぐでいかに押し込むかといったタイプではないのでしょうか。特にブルペンでの投球をみていると、明らかにカーブの時に腕が緩んでいるので、上のレベルだとこの球は使えないかもしれません。素材としての魅力は感じますが、あまり過大な期待をするのは怖いなというのは正直思いました。夏に良い状態を見てみたいと思いますが、中位~下位ぐらいで高いポテンシャルに期待してというのが良いのかなと感じましたが、こちらは本会議での指名は高そうです。
高校からプロという感じではないが、馬躰 光瑛 (3年)右腕も、馬力のある投球を魅せる力投派。球速は常時135キロ前後~MAXで86マイル・138キロ ぐらいだったものの、スライダー・チェンジアップを両サイドに散らせて来る。まだ荒っぽさは残るが、上のレベルで上手くフィットすれば、150キロ級のレベルまで到達しても不思議ではない身体の強さが感じられました。
門別 啓人(東海大札幌)投手 183/88 左/左
坂本 拓己(知内3年)投手 178/84 左/左
斉藤 優汰(北海3年)投手 189/88 右/右
馬躰 光瑛(知内3年)投手 171/74 右/左
普段の投球とくらべてどうかという疑問は残りましたが、北海道で話題の投手を一同見られた収穫の多い一日となりました。
東海大札幌 VS 知内
今年の、北海道を代表するサウスポー対決となりました。球場に着いたときは、すでに4回だったので立ち上がりの状況はよくわかりません。150キロを記録するまでになったと評判の 門別 啓人(東海大札幌3年)左腕は、この日は 135~MAX88マイル(142キロ)ぐらいと、驚くような球威・球速ではありませんでした。速球の他には、スライダーを振らせるのが持ち味の選手で、他には緩いカーブや確か昨秋はスプリットなども投げていたと記憶しますがあまり良くわかりませんでした。
むしろ速い球を投げようとすると、力みから制球が甘くなったりして打たれる印象。現状は、135~後半ぐらいで両サイドに丹念にボール散らしながらスライダーで仕留めるというピッチングがあっているように思います。適度にまとまっている左腕といった感じで、今日見る限りは 昨年の 木村 大成(北海-ソフトバンク3位)よりも、ワンランクは劣る印象を受けました。総合力で勝負するにしても、まだ隙き無しといった領域ではありません。また言われている150キロの真っ直ぐが出るのかどうか? 夏の大会で見極めて行きたいところです。
門別よりも少し荒っぽい感じなのが、坂本 拓己 ( 知内3年)左腕。こちらも常時135キロ前後と平均球速では門別よりも劣るものの、力を入れた時の球は最速89マイル・143キロを記録し、ボールの力強さという意味では、この日の門別を上回っていました。やはりこちらも昨夏の印象同様に、全体にボールが高かったり、制球にバラツキは多少感じますが、基本は両サイドに散らすピッチング。結果的には接戦のすえ敗れたのですが、完成度の門別・素材の坂本といった感じ。変化球は、スライダー・カーブ・ツーシーム気味に逃げる球など、一通りものを持っています。初戦を見た方の話だと、内容は初戦より良かったそうです。現状は、下位~育成ぐらいかなという印象ですが、将来性は門別より面白いかもと思わせるものがありました。
また先日150キロを記録し、一躍話題になった 斉藤 優汰(苫小牧中央3年)右腕が、この日は8回から登場します。140キロ台後半を連発した前回の登板に比べると、この日の最速は89マイル・143キロと疲れが抜けきれていなかったのかもしれません。昨夏・北海戦で見た時に、体格も恵まれ良い真っ直ぐを投げていたので強烈なインパクトを残してくれた投手。一冬超えて、150キロ台を記録したのも、納得のところがありました。
やはり昨夏みた時の印象と同じく、かなりコントロールはアバウトです。スライダー・緩いカーブ・フォーク系の球などもありますが、基本的に細かいことができる技術はないので、現状魅力の真っ直ぐでいかに押し込むかといったタイプではないのでしょうか。特にブルペンでの投球をみていると、明らかにカーブの時に腕が緩んでいるので、上のレベルだとこの球は使えないかもしれません。素材としての魅力は感じますが、あまり過大な期待をするのは怖いなというのは正直思いました。夏に良い状態を見てみたいと思いますが、中位~下位ぐらいで高いポテンシャルに期待してというのが良いのかなと感じましたが、こちらは本会議での指名は高そうです。
高校からプロという感じではないが、馬躰 光瑛 (3年)右腕も、馬力のある投球を魅せる力投派。球速は常時135キロ前後~MAXで86マイル・138キロ ぐらいだったものの、スライダー・チェンジアップを両サイドに散らせて来る。まだ荒っぽさは残るが、上のレベルで上手くフィットすれば、150キロ級のレベルまで到達しても不思議ではない身体の強さが感じられました。
門別 啓人(東海大札幌)投手 183/88 左/左
坂本 拓己(知内3年)投手 178/84 左/左
斉藤 優汰(北海3年)投手 189/88 右/右
馬躰 光瑛(知内3年)投手 171/74 右/左
普段の投球とくらべてどうかという疑問は残りましたが、北海道で話題の投手を一同見られた収穫の多い一日となりました。
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