2023年 平塚合宿(外野手編)
2023/06/26|Category:観戦記
外野手編も内野手編同様に、ドラフト目線で気になった4年生選手をドラフト目線で取り上げてゆきます。そんななか、この合宿の野手で最も目立っていたのは、西川 史健(青学大3年)外野&三塁手の活躍の圧倒的な打力でした。右打ちの強打者で、レフトからの返球も見事。来年の上位候補として、多くの関係者にその存在を知らしめた内容だったのではないのでしょうか。
宮崎 一樹(山梨学院大4年)外野 184/84 右/右 (山梨学院出身)
大型でも、大学ジャパンの中でも屈指の脚力と強肩を誇るフィジカルモンスターです。昨年の秋は、リーグ戦で 5本塁打・打率.600厘の驚異的な成績を残します。今春も、ホームランこそ出ませんでしたが、打率.419厘・9盗塁の記録を残しました。昨秋の松山合宿の時もそうですが、一線級の投手のスピード・コンビネーション対応しきれない部分があり、この辺が技術の未熟さからなのか? 本質的にスピードボールへの反応が劣っているのか? の見極めは難しいです。逆に140キロ前後ぐらいの球であれば、けして脆い選手でもなく畳み掛けてきます。強肩ではあるのですが、打球勘がさほど良くないこと。50メートル走は速いものの、そこまで盗塁技術が高いかは微妙で、技術的には発展途上の素材です。ちなみに、まともに捉えた時の飛距離も圧巻で、そういった選手が不足する今年の外野手戦線を考えると、希少価値の高いです。プロで大成するかは微妙ですが、ドラフトでも3位以内では消えるのではないかとみています。
福島 圭音(白鴎大4年)外野 172/72 右/左 (聖望学園出身)
今春のリーグ戦では、脅威の20盗塁・打率.526厘 と大活躍の春のシーズンでした。しかし、続く大学選手権では、11打数1安打にとどまり、全国レベルの投手に対する対応に課題を残した形です。また合宿を観ていて気になったのは、50メートル走のタイムが平凡だったのと、一塁までの到達タイムも4.05秒前後(左打席から)と、そこまで圧倒的な脚力ではなかったこと。実際のところ、リーグ戦での成績や実戦でのスピード感からすれば、こんなものではないだろうという思いは残ります。打撃も結果は出ずに物足りなさも残したのですが、根本的な当て勘は悪く有りません。このへんは、経験を積むうちに改善もできるのかなと。あとは、中堅手としての、守備・足がこの手のタイプにしては平凡なのかな?といった部分。走塁という一芸はあるので、育成あたりで指名してくる球団があっても不思議ではないのですが。
天井 一輝(亜細亜大4年)外野 177/79 右/左 (広島商出身)
今春のリーグ戦では、打率.280厘・3盗塁と平凡な成績に終わります。また、過去には3割5分を超えるようなハイアベレージはなく、7盗塁というのがキャリアハイで爆発的な成績を残したことはありません。しかし、スイングの鋭さ・打球の速さなど、下級生の時から何か惹かれるものがありました。この合宿でも、鋭い当たりを連発し代表メンバーに選出されました。守備でも、常に次のプレーを想定した形で守れているので、送球なども実に正確で強いです。そういった実戦的なプレーができるのがこの選手の魅力で、意識の高さを感じます。そういった意味では、高いレベルの野球への順応も速そうで、プロに混ぜたらアマでの実績以上に活躍して行ける、そういった選手ではないかと。高校時代から良い選手だなとみていましたが、プロでもイケるという確信的なものを今回の合宿で実感しました。そういった意味では、この合宿での一番の収穫だったと言えるでしょう。ドラフト的には下位指名ぐらいだと思いますが、そのぐらいで獲得できたら美味しいタイプなのではないかと。
中島 大輔(青山学院大4年)外野 180/78 右/左 (龍谷大平安出身)
今春のリーグ戦では、.打率.333厘・5盗塁を記録し、日本一に貢献した好打者です。これまでドラフト目線で見たことはなかったのですが、合宿でも巧打者ぶりと積極的な走塁が光りました。何よりこの選手の魅力は、しぶとさにあるように思えます。守備力・走力含めて絶対的なものがあるのかと言われるとよくわからない部分もあるのですが、打席では何かしらの粘りなり爪痕を残すという意味では、好きなスカウトは好きなタイプかもしれません。イメージ的には社会人といった感じで見ていたのですが、ジャパンでの活躍・秋のリーグ戦の内容に注視して見極めて行きたいところです。
宮崎 一樹(山梨学院大4年)外野 184/84 右/右 (山梨学院出身)
大型でも、大学ジャパンの中でも屈指の脚力と強肩を誇るフィジカルモンスターです。昨年の秋は、リーグ戦で 5本塁打・打率.600厘の驚異的な成績を残します。今春も、ホームランこそ出ませんでしたが、打率.419厘・9盗塁の記録を残しました。昨秋の松山合宿の時もそうですが、一線級の投手のスピード・コンビネーション対応しきれない部分があり、この辺が技術の未熟さからなのか? 本質的にスピードボールへの反応が劣っているのか? の見極めは難しいです。逆に140キロ前後ぐらいの球であれば、けして脆い選手でもなく畳み掛けてきます。強肩ではあるのですが、打球勘がさほど良くないこと。50メートル走は速いものの、そこまで盗塁技術が高いかは微妙で、技術的には発展途上の素材です。ちなみに、まともに捉えた時の飛距離も圧巻で、そういった選手が不足する今年の外野手戦線を考えると、希少価値の高いです。プロで大成するかは微妙ですが、ドラフトでも3位以内では消えるのではないかとみています。
福島 圭音(白鴎大4年)外野 172/72 右/左 (聖望学園出身)
今春のリーグ戦では、脅威の20盗塁・打率.526厘 と大活躍の春のシーズンでした。しかし、続く大学選手権では、11打数1安打にとどまり、全国レベルの投手に対する対応に課題を残した形です。また合宿を観ていて気になったのは、50メートル走のタイムが平凡だったのと、一塁までの到達タイムも4.05秒前後(左打席から)と、そこまで圧倒的な脚力ではなかったこと。実際のところ、リーグ戦での成績や実戦でのスピード感からすれば、こんなものではないだろうという思いは残ります。打撃も結果は出ずに物足りなさも残したのですが、根本的な当て勘は悪く有りません。このへんは、経験を積むうちに改善もできるのかなと。あとは、中堅手としての、守備・足がこの手のタイプにしては平凡なのかな?といった部分。走塁という一芸はあるので、育成あたりで指名してくる球団があっても不思議ではないのですが。
天井 一輝(亜細亜大4年)外野 177/79 右/左 (広島商出身)
今春のリーグ戦では、打率.280厘・3盗塁と平凡な成績に終わります。また、過去には3割5分を超えるようなハイアベレージはなく、7盗塁というのがキャリアハイで爆発的な成績を残したことはありません。しかし、スイングの鋭さ・打球の速さなど、下級生の時から何か惹かれるものがありました。この合宿でも、鋭い当たりを連発し代表メンバーに選出されました。守備でも、常に次のプレーを想定した形で守れているので、送球なども実に正確で強いです。そういった実戦的なプレーができるのがこの選手の魅力で、意識の高さを感じます。そういった意味では、高いレベルの野球への順応も速そうで、プロに混ぜたらアマでの実績以上に活躍して行ける、そういった選手ではないかと。高校時代から良い選手だなとみていましたが、プロでもイケるという確信的なものを今回の合宿で実感しました。そういった意味では、この合宿での一番の収穫だったと言えるでしょう。ドラフト的には下位指名ぐらいだと思いますが、そのぐらいで獲得できたら美味しいタイプなのではないかと。
中島 大輔(青山学院大4年)外野 180/78 右/左 (龍谷大平安出身)
今春のリーグ戦では、.打率.333厘・5盗塁を記録し、日本一に貢献した好打者です。これまでドラフト目線で見たことはなかったのですが、合宿でも巧打者ぶりと積極的な走塁が光りました。何よりこの選手の魅力は、しぶとさにあるように思えます。守備力・走力含めて絶対的なものがあるのかと言われるとよくわからない部分もあるのですが、打席では何かしらの粘りなり爪痕を残すという意味では、好きなスカウトは好きなタイプかもしれません。イメージ的には社会人といった感じで見ていたのですが、ジャパンでの活躍・秋のリーグ戦の内容に注視して見極めて行きたいところです。
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