86・87 関西遠征記
2013/09/20|Category:観戦記
プロ志望届けの堤出も終わり、その中に何人かよくわからない選手がおりましたので、関西まで足を運ぶことに決めました。今年は、5リーグ対抗戦などにも足を運んでいなかったので、すっかり関西の学生野球にも疎くなってしまいました。飛行機の予約時間を間違えて、試合開始30分前に着くはずでしたが、逆に30分遅れで到着。南港球場に着いたときは、丁度2回が終了するところでした。
京都産業大 VS 大阪商業大
京都産業大の先発は、大学選手権にも出場し、関西で最もスカウトの注目を集める 岩橋 慶侍(京都すばる出身・4年)左腕。大学選手権でも、球速不足が気になりましたが、コントロールの良さで補っている感じでした。しかし今日は、125キロ~130キロ台前半ぐらいで、ボールも高めに甘く入る球も多く、キレや伸びも感じられず全くイイ所がありません。変化球は、カーブ・スライダー・スクリュー・フォークなどなどありますが、肝心のストレートが走らなければ意味がありません。ボールにキレも球速もないので、コースを突いた球にもついて行かれてしまったり、高めのストレートを軽々振りぬかれ、試合途中で降板。これじゃ、指名も怪しいデキです。
大商大の先発は、プロ志望届けを堤出しなかったものの、春先関西のスカウトを集めた 近藤 大亮(浪速出身・4年)右腕。こちらも120キロ台後半~130キロ台中盤ぐらいまでで、両コーナーにボールを散らすコントロールはあります。大きな曲がりをするスライダーもありますが、ドラフト候補という感じは致しません。関西の社会人あたりで野球を続けてゆくのかもしれませんが、2年後ドラフト候補になるかと言われれば、中背の好投手タイプといった印象しか残りませんでした。
ドラフト的な観点では、プロ志望届けを堤出した 桂 依央利(太成学院出身・4年)捕手が、今日のお目当てでした。185/80 の大型の捕手で、リーダーシップがあり、大きな声で指示を出せるタイプ。スローイングも安定して、ランナーの滑り込むあたりにコントロールし、塁間1.9秒前後で送球できるなど、地肩の強さも中々のもの。
ただ個人的には、あまりプレーにきめ細やかさがなく、ボールを腕だけ伸ばして捕球するタイプで、好みの捕手ではありません。打撃は、春に首位打者を取ったように、チームの4番打者を務めます。しかし今日は、内角の厳しい球に詰まらされたり、バットが下から出る感じのライトフライなど、プロでは苦労しそうな印象は受けました。
スカウトの集まりからしても、下位指名なら指名されるかもしれませんが、個人的にはそこまでの魅力は感じませんでした。大商大には関西代表決定戦にも勝ち上がって頂き、ぜひ神宮に来てもう一度じっくり見てみたいものです。
また同じくプロ志望届けを堤出していた 橋爪 大佑(東海大仰星出身・4年)二塁手は、左の好打者タイプの三拍子バランスの取れたプレーヤといった感じはしたものの、ドラフトで指名されるとかそういった選手ではなさそう。卒業後、独立リーグを想定しての堤出ではないのでしょうか。
関西外語大 VS 関西国際大
試合を終盤まで確認すると、南港~万博球場まで1時間以上かけて移動します。今日から涼しくなると訊いていましたが、かなり暑い一日でした。万博記念公園は、なんだか催しがあるようで、多くの人が訪れていました。
そんな中を掻い潜って、ようやく万博球場に到着。夏の予選でも来ましたが、相変わらず芝生に座りこんでの観戦となります。関西国際大の先発は、春にスカウトを集結させた 石田 龍平(市立西宮出身・4年)右腕。春のリーグ戦では4勝をあげ、敢闘賞を受賞。しかしプロ志望届けは、堤出致しませんでした。
非常にオーソドックスなバランスの取れたフォームの投手で、常時135~MAX88マイル(140.8キロ)程度で、驚くような球威・球速はありません。曲がりの大きなスライダーとカーブなどを織り交ぜますが、特にコントロールが絶妙だとか、変化球が凄いということもありません。適度にまとまった好投手といった感じで、2年後ドラフト候補となれるか微妙です。昔同じ万博球場で見た 森 跳二(関西外語大-広島)右腕に似た印象で、タイプ的にも力量的にもよく似ていました。
むしろ良く知りませんでしたが、興座 健人(関西国際大2年)右腕の方が、球速は同じぐらいでも、ボールに訴えかけて来るような勢いを感じる力投派。こちらもカーブ・大きく曲がるスライダーを投げ込み、MAX88マイル(140.8キロ)まで記録しており、2年後のドラフト候補になりえるのではないのでしょうか。
この試合の中では、井上 良二(関西国際大・4年)右翼手が、プロ志望届けを堤出。6番・右翼手での出場だけに、チームで図抜けた存在ではなさそう。私が見た打席では、四球とセンターフライのみ。四球で出塁したときは盗塁を仕掛けるも、捕殺されています。こちらもドラフト候補というよりは、独立リーグ狙いの堤出だと思われます。
また 杉本 竜(関西国際大・3年)右翼手は、私の見た打席では結果が出ませんでしたが、筋骨隆々で打席での雰囲気も感じさせる強打者。こちらは、来年の候補として注目されるかもしれません。
(最後に)
始めてチェックする選手を、あまりじっくりは見られなかったので、よくわからなかった部分も少なくありません。しかし当初観戦を期待していた選手は、全部見られてホッとしております。個人的に満足できる選手はいなかったのですが、ドラフトに向け、また今後に向けて勉強になる遠征でした。ドラフト終了後に、九州代表決定戦に出場している選手の中で、ドラフト指名されるような選手がいたら、福岡にも足を延ばすかもしれません。
京都産業大 VS 大阪商業大
京都産業大の先発は、大学選手権にも出場し、関西で最もスカウトの注目を集める 岩橋 慶侍(京都すばる出身・4年)左腕。大学選手権でも、球速不足が気になりましたが、コントロールの良さで補っている感じでした。しかし今日は、125キロ~130キロ台前半ぐらいで、ボールも高めに甘く入る球も多く、キレや伸びも感じられず全くイイ所がありません。変化球は、カーブ・スライダー・スクリュー・フォークなどなどありますが、肝心のストレートが走らなければ意味がありません。ボールにキレも球速もないので、コースを突いた球にもついて行かれてしまったり、高めのストレートを軽々振りぬかれ、試合途中で降板。これじゃ、指名も怪しいデキです。
大商大の先発は、プロ志望届けを堤出しなかったものの、春先関西のスカウトを集めた 近藤 大亮(浪速出身・4年)右腕。こちらも120キロ台後半~130キロ台中盤ぐらいまでで、両コーナーにボールを散らすコントロールはあります。大きな曲がりをするスライダーもありますが、ドラフト候補という感じは致しません。関西の社会人あたりで野球を続けてゆくのかもしれませんが、2年後ドラフト候補になるかと言われれば、中背の好投手タイプといった印象しか残りませんでした。
ドラフト的な観点では、プロ志望届けを堤出した 桂 依央利(太成学院出身・4年)捕手が、今日のお目当てでした。185/80 の大型の捕手で、リーダーシップがあり、大きな声で指示を出せるタイプ。スローイングも安定して、ランナーの滑り込むあたりにコントロールし、塁間1.9秒前後で送球できるなど、地肩の強さも中々のもの。
ただ個人的には、あまりプレーにきめ細やかさがなく、ボールを腕だけ伸ばして捕球するタイプで、好みの捕手ではありません。打撃は、春に首位打者を取ったように、チームの4番打者を務めます。しかし今日は、内角の厳しい球に詰まらされたり、バットが下から出る感じのライトフライなど、プロでは苦労しそうな印象は受けました。
スカウトの集まりからしても、下位指名なら指名されるかもしれませんが、個人的にはそこまでの魅力は感じませんでした。大商大には関西代表決定戦にも勝ち上がって頂き、ぜひ神宮に来てもう一度じっくり見てみたいものです。
また同じくプロ志望届けを堤出していた 橋爪 大佑(東海大仰星出身・4年)二塁手は、左の好打者タイプの三拍子バランスの取れたプレーヤといった感じはしたものの、ドラフトで指名されるとかそういった選手ではなさそう。卒業後、独立リーグを想定しての堤出ではないのでしょうか。
関西外語大 VS 関西国際大
試合を終盤まで確認すると、南港~万博球場まで1時間以上かけて移動します。今日から涼しくなると訊いていましたが、かなり暑い一日でした。万博記念公園は、なんだか催しがあるようで、多くの人が訪れていました。
そんな中を掻い潜って、ようやく万博球場に到着。夏の予選でも来ましたが、相変わらず芝生に座りこんでの観戦となります。関西国際大の先発は、春にスカウトを集結させた 石田 龍平(市立西宮出身・4年)右腕。春のリーグ戦では4勝をあげ、敢闘賞を受賞。しかしプロ志望届けは、堤出致しませんでした。
非常にオーソドックスなバランスの取れたフォームの投手で、常時135~MAX88マイル(140.8キロ)程度で、驚くような球威・球速はありません。曲がりの大きなスライダーとカーブなどを織り交ぜますが、特にコントロールが絶妙だとか、変化球が凄いということもありません。適度にまとまった好投手といった感じで、2年後ドラフト候補となれるか微妙です。昔同じ万博球場で見た 森 跳二(関西外語大-広島)右腕に似た印象で、タイプ的にも力量的にもよく似ていました。
むしろ良く知りませんでしたが、興座 健人(関西国際大2年)右腕の方が、球速は同じぐらいでも、ボールに訴えかけて来るような勢いを感じる力投派。こちらもカーブ・大きく曲がるスライダーを投げ込み、MAX88マイル(140.8キロ)まで記録しており、2年後のドラフト候補になりえるのではないのでしょうか。
この試合の中では、井上 良二(関西国際大・4年)右翼手が、プロ志望届けを堤出。6番・右翼手での出場だけに、チームで図抜けた存在ではなさそう。私が見た打席では、四球とセンターフライのみ。四球で出塁したときは盗塁を仕掛けるも、捕殺されています。こちらもドラフト候補というよりは、独立リーグ狙いの堤出だと思われます。
また 杉本 竜(関西国際大・3年)右翼手は、私の見た打席では結果が出ませんでしたが、筋骨隆々で打席での雰囲気も感じさせる強打者。こちらは、来年の候補として注目されるかもしれません。
(最後に)
始めてチェックする選手を、あまりじっくりは見られなかったので、よくわからなかった部分も少なくありません。しかし当初観戦を期待していた選手は、全部見られてホッとしております。個人的に満足できる選手はいなかったのですが、ドラフトに向け、また今後に向けて勉強になる遠征でした。ドラフト終了後に、九州代表決定戦に出場している選手の中で、ドラフト指名されるような選手がいたら、福岡にも足を延ばすかもしれません。
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