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プロ野球ドラフトサイト「迷スカウト」の管理人・蔵建て男が、日本中を駆け巡り本音でトーク!
97・98 神宮大会二日目レポート
今日も朝早くから、神宮球場に足を運びました。しかし試合開始直後に着いたのですが、普段見ているあたりからは見られず、大変な混みよう。このぐらい需要があるのならば、テレビ中継でもスポンサーが付きそうなものだと思うのですが・・・。来年は、完全中継の復活を期待したいものです。

第一試合 今治西 VS 八戸学院光星

今治西の先発は、夏の愛媛大会の時に作成したレポートに、四国大会優勝~選抜出場を予見していた 神野 靖大(2年)左腕が登場。169/60 と体格には恵まれませんし、球速も120キロ台後半~130キロ台中盤ぐらいなものの、糸を引くような独特の球筋で最後まで勢いが落ちません。カーブ・スライダー、夏にはあまり見られなかった右打者から逃げてゆくスクリュー系のボールも投げていました。特に低めのボールゾーンに切れ込むスライダーで、上手く空振りも取ります。凄みはありませんが、内角も厳しく突けますし、ピッチングができる投手なので、この時期の高校生としては厄介な投手ではないのでしょうか。

この試合で目立っていたのは、北條 史也(阪神)の実弟・北條 裕之(2年)遊撃手の存在。チームの一番を担い、兄同様に強烈な打球と強肩ぶりには高いポテンシャルを感じます。ただスローイングの際に腕が横から出たり、指先まで神経を通わすことなく投げる雑なプレーが目立ち送球は安定しません。持っている器は兄にも勝るとも劣らないものがあると思いますが、根本的に野球に対する意識を変えないと、上のレベルでは通用しないと思います。動ける身体能力もあるだけに、心がけ一つで全然変わって来るとは思うのですが・・・。それだけに、非常に腹立たしい内容でした。ただ心を入れ替えて野球に取り組めれば、高校からプロ入りを狙える素材だと評価します。

また光星では、3番を打つ・深江 大晟(2年)三塁&二塁手は、グリップを内に引き込んで打ちに行くのが気になりますが、打球の速さには目を惹くものがあります。二塁あたりをきっちりこなせるようだと、来春には面白い存在になるかもしれません。また5番の 森山 大樹(2年)左翼手も、打球が鋭く打つ方では可能性を感じさせる選手。

今治西では、1番を打つ・田頭 寛至(2年)遊撃手のディフェンス力に光るものがありました。ただ走力が並なのと、打撃が少々弱いのが今後の課題。3番を打つ 越智 樹(2年)捕手は、甘い球を逃さないパワフルなスイングが魅力。捕手としてのスローイングはたいしたことはありませんでしたが、強打が光ります。

第二試合 岩国 VS 白鴎大足利

岩国の先発・柳川 健大(2年)右腕は、184/70 のスラッとした投手体型で今大会注目の存在。腕が身体から離れて外旋し、ブンと投げる荒っぽいフォームは気になります。球速は、135~後半ぐらい。しかしこの投手はむしろ、スライダーと右打者外角に逃げるシンカーだかチェンジアップの方が自信のある球種のよう。特に腕を強く振れるので、これらの球種が有効に使えるのが強味。

フォームのせいか、打者としては合わせやすいのが気になりますし、それほど細かいことができる投手ではありません。しかし一冬超えれば140キロ台越えは選抜でも期待できそうですし、そういった成長が見られればドラフト候補に入って来るのではないのでしょうか。今大会4試合・8チームみた投手の中では、一番の投手だったと思います。まだまだですが、今後に期待を残す内容でした。

この試合で光ったのは、白鴎大足利の各野手の打力と守備力の高さにあります。特に素晴らしかったのが、3番・大下 誠一郎(2年)左翼手のバッティング。172/87 と上背はないのですが、体つきはガッチリ。軸がブレず、第一、第二打席に放った二本のレフトライナーは、いずれも芯で捉えた強烈なもの。続く三打席目には、甘く入った高めのスライダーをきっちりセンター前にはじき返します。私が帰ったあとマウンドに上ったようなので、地肩もけして悪くはないのでしょう。チームでは、頭一つ抜けた打力の持ち主。

その他6番を打つ・下門 光瑠(2年)遊撃手は、捕ってから投げるまでに全く無駄な動きのない返球ができたり、球際でのキャッチングの上手さなど、遊撃守備はドラフト級。打球も鋭いいですし肩も基準以上なので、一冬超えた成長次第では面白い存在になるかもしれません。

また1番を打つ 周東 貴人(2年)中堅手も、鋭い当たりを連発する打撃に、俊足・好守の三拍子揃った好選手。しいて言えば、160/62 と上背がないので、大学タイプの好選手といったところが残念なところ。

岩国も、1番の 川本 拓歩(1年)二塁は、レフト線を鋭く抜けて行く打球にポテンシャルの高さを感じます。こちらは、179/72 と体格にも恵まれた1年生だけに、今後のが楽しみな大型二塁手。


観戦は、高校の部の途中までで帰宅しました。大学の部は、今年何度か観戦したチーム同士の対決だったので自重。一応、これで今年の生観戦は最後になると思います。今年の生観戦レポートは、98試合分でストップ。毎年100試合以上のレポートを書いてきましたが、今年は100試合に届きませんでした。ただもうこれは自己満足の世界で、今日なども第四試合まで見られれば達成できたこと。またレポートに残るほどの収穫のない試合は特にカウントしていないので(例年もそうですが)、自分の気持ちの問題かと思います。ただあまり現場に足を運ばなかった一年と言う意味では、反省が残ります。この一年お世話になった皆様、本当にありがとうございました。今後は、ビデオ観戦中心に、来春に備えたいと思います。
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