東南西北
プロ野球ドラフトサイト「迷スカウト」の管理人・蔵建て男が、日本中を駆け巡り本音でトーク!
2014年 選抜レポート5
大会二日目第三試合 豊川 VS 日本文理

豊川の先発 田中 空良(3年)右腕は、2014年度の愛知を代表する投手と評判の投手だった。私自身見たことがなかったので、甲子園での登板を非常に楽しみにしていた一人。中背の体格から、ポンポンと非常に早いテンポで投げ込んでくるスリークオーター。球速は、常時130キロ台後半~MAX145キロと、想像以上のピッチングを見せてくれた。ストレートと見分けの難しい実戦的なスライダーに、ツーシームだかチェンジアップわからないが、高速で沈む変化球も併せ持つ。高校生としては中々の好投手だが、体格や投球内容から素材としての奥行きはあまり感じられず、高卒プロというよりは社会人などに進んでなお結果を残すようならばプロ、そういったタイプの投手ではないのだろうか。ただし最近のスカウティングは、投げっぷりの良いタイプのウケが良いので、今後このようなパフォーマンスを持続できるようならひょっとしてもあるかもしれない。しかし消耗が激しそうなタイプだけに、パフォーマンスが低下した時にどんな投球をするのかが、一つ見極めのポイントではないのだろうか。

一方、日本文理の先発 飯塚 悟史(3年)右腕は、旧チームから見てきたが、正直何が良いのかわからない投手だった。テイクバックは小さめで、けして力を入れているわけでもないのに、常時135~140キロ台前半ながらズシリとした球質になり、まだまだ余力を持って投げている印象が強い。縦横の二種類のスライダーと縦に沈む球が他にある。昨秋の神宮大会の頃に比べると、ボールのキレ・コントロール共に大きく向上し、常に冷静に対処できる精神面の成長にも目を見張る。これならば、ドラフト候補としてもてはやされるのも理解できる内容。

この選手は、秘めたる能力はまだまだこんなものではないだろうという、素材としての奥行きが最大の魅力。その一方で、投手に必要なきめ細やかさみたいなものに欠けるのは気になる。性格的には、投手というよりも野手的な思考回路の選手ではないかと思うのだ。しかし打撃も当たれば圧倒的な飛距離を誇り、通常届かないようなコースの球を捉えられる腕の長さが武器。また体幹の強さを活かした長打力は魅力も、根本的にボールを捉えるセンスに疑問が残る。今日見た感じでは、現時点では投手としての能力を評価したい。恐らくドラフト指名されるのは確実なレベルの選手ではあると思うが、プロで大成するタイプかは微妙なところ。しかしながら選抜開幕以来6試合目にして、初めてドラフト候補と呼べる選手に出会った気がする。

日本文理には、来年の北信越を代表する打者に育ちそうな 星 賢太(2年)右翼手は、中距離ヒッターながら、地肩もまずまずの核弾頭。ボールを捉える能力となると、三番の 小太刀 緖飛(3年)が一番で、一塁手ながら塁間4.05秒前後で走り抜ける脚力を併せ持つ。

両投手の投球内容、試合内容含めて、ここまでの6試合では一番興味深い試合だった。飯塚 は、ぜひ夏まで追って最終的な評価をしたい選手。このまま順調にゆけば、恐らく中位指名前後で指名されることになるのではないのだろうか。

飯塚 悟史 (日本文理3年)投手 185/76 右/左
小太刀緖飛(日本文理3年)一塁 179/72 左/左
星  兼太 (日本文理2年)右翼 177/73 左/左

田中 空良 (豊川高校3年)投手 177/74 右/左



関連記事
スポンサーサイト

テーマ:野球全般 - ジャンル:スポーツ

コメント
コメント
コメントの投稿
URL:
本文:
パスワード:
非公開コメント: 管理者にだけ表示を許可する
 
copyright © 2017 東南西北 all rights reserved.
Powered by FC2ブログ.