ソフトバンク交流戦レポート1
2014/04/04|Category:野球
ソフトバンク公式チャンネルで、様々なアマチュアチームと交流戦をやっているのが観られる ソフトバンクホークスの二軍・三軍。すでにこのページでも、ここの動画で試合の模様を確認した 浜田 智博(九州産業大)投手 や 今村 幸志郎(24歳・西都ガス)投手 を個別に寸評致しました。
今回はピンポイントでチェックした選手というよりは、日本経済大戦と熊本ゴールデンラークス戦の模様を観て、気になる選手を簡単にご紹介したいと思います。
3/6 日本経済大戦
日本経済大は、昨秋・福岡六大学連盟で2位に入った強豪校。ひょっとすると優勝して、6月の大学選手権に出場しても不思議ではない位置にいる強豪校です。先発は、エースの・浦岡 大樹(福岡西陵出身・4年)右腕。昨秋は、6試合 2勝2敗 防御率2.19(4位)という成績で、主戦として活躍。
オーソドックスな右上手投手で、球速は135キロ前後かと思われます。むしろボールを微妙に動かし、低めに集めてゴロを打たせるのが元来の持ち味ではないかと。他にも、スライダー・チェンジアップ・カーブ・ツーシームなど、多彩な球種で的を絞らせないタイプだと思われます。
この試合では立ち上がりに、高めに浮いた甘いストレートをソフトバンク打線は見逃してくれませんでした。ただし、ソフトバンク打線は、三軍クラスのメンバーでもかなりの打力があるように思います。中途半端な内容だと、かなりの確率で得点を重ねてきます。浦岡も、プロの厳しさを実感した試合ではなかったのでしょうか。この春の成績次第では、九州の社会人あたりで、野球を続ける投手かもしれません。
打者では、張(福岡第一出身・2年)右翼手が目立ちました。昨年一年生ながら、新人王を獲得するなど、将来を嘱望されている存在。試合でも4番に座り左中間スタンドに本塁打。体はあまり大きくありませんが、振りの良さとバネを感じさせる日本人にはない肉体の魅力を感じます。塁間4.55秒(右打席)前後でしたから、左打者ならば4.3秒に匹敵するタイム。しかし本気で走れば、もっと走力はあるのではないかと思います。最終学年までに、どのぐらいの選手に育つのか気になります。
3/20 熊本ゴールデンラークス戦
ラークスの先発は、入社したばかりの 横田 将太郎(横浜隼人出身・19歳)左腕でした。昨年神奈川を代表する左腕として、神奈川の高校野球フリークではお馴染みの投手。
球速的には、130~135キロ程度ぐらいだと思います。それほどストレート自体に威力を増した印象はありませんが、カーブ・スライダー・チェンジアップなどの球種を投げ込み的を絞らせません。特にこの選手が良かったのは、ストライクを先行させ、常に打者に対し有利な状況で対峙できていたこと。このいつでもストライクを投げられる制球力は、中々感心致しました。高校時代は、ここまでテンポやコントロールの好い投手だったかな?という印象はあります。
特に左打者は、どうもボールが見難いのか上手くタイミングが合わしづらそう。結果的には、プロ相手に5回を無失点で切り抜けます。この自信を、シーズンで活かすことができるでしょうか。
2番手で登板したのは、竹安 大知(伊藤商出身・20歳)右腕。この投手は、昨年・静岡の愛鷹球場まで行って見てきた思い入れのある投手。ただその時は、130キロぐらいで特にこれは!といった投球ではなく残念な内容でした。
しかし今回改めてみて、なるほど注目されていたことはあったのだろうなぁと再認識しました。彼も 183/70 と均整の取れた体格ではありますが、オーソドックスなフォーム。球速は恐らく135~140キロぐらいですが、ボールにピュッと来るキレを感じます。変化球は、スライダー・ツーシーム・チェンジアップあたりでしょうか。
いつでもストライクは取れるといったコントロールはあり、高卒2年目ですがピッチングのできる投手との印象は受けます。しかしキレ型故に球威がないので、2イニング目には高めに浮いた球をことごとく狙い打たれ失点します。高卒2年目でこのぐらい投げられれば悪くはありませんが、そこからもう少しボールに厚みが出てこないと、プロとしては物足りません。
しかしラークスは、若い投手を積極的に起用してきますね。この若いメンバーで、予選を勝ち抜いて来るようだと楽しみです。都市対抗本戦に出場できなくても、補強選手などでの出場もあり得るかもしれません。どのぐらいシーズンで結果が残せるのか気になるところです。今後の内容次第では、来年のドラフト候補への期待も高まります。
他にも九州産業大戦や西都ガスとの試合で、浜田や今村以外の投手はしっかり見ていませんし、他の試合もすでに何試合か終わっています。また機会がありましたら、試合を確認してこのような形でレポートさせて頂きたいと思います。
今回はピンポイントでチェックした選手というよりは、日本経済大戦と熊本ゴールデンラークス戦の模様を観て、気になる選手を簡単にご紹介したいと思います。
3/6 日本経済大戦
日本経済大は、昨秋・福岡六大学連盟で2位に入った強豪校。ひょっとすると優勝して、6月の大学選手権に出場しても不思議ではない位置にいる強豪校です。先発は、エースの・浦岡 大樹(福岡西陵出身・4年)右腕。昨秋は、6試合 2勝2敗 防御率2.19(4位)という成績で、主戦として活躍。
オーソドックスな右上手投手で、球速は135キロ前後かと思われます。むしろボールを微妙に動かし、低めに集めてゴロを打たせるのが元来の持ち味ではないかと。他にも、スライダー・チェンジアップ・カーブ・ツーシームなど、多彩な球種で的を絞らせないタイプだと思われます。
この試合では立ち上がりに、高めに浮いた甘いストレートをソフトバンク打線は見逃してくれませんでした。ただし、ソフトバンク打線は、三軍クラスのメンバーでもかなりの打力があるように思います。中途半端な内容だと、かなりの確率で得点を重ねてきます。浦岡も、プロの厳しさを実感した試合ではなかったのでしょうか。この春の成績次第では、九州の社会人あたりで、野球を続ける投手かもしれません。
打者では、張(福岡第一出身・2年)右翼手が目立ちました。昨年一年生ながら、新人王を獲得するなど、将来を嘱望されている存在。試合でも4番に座り左中間スタンドに本塁打。体はあまり大きくありませんが、振りの良さとバネを感じさせる日本人にはない肉体の魅力を感じます。塁間4.55秒(右打席)前後でしたから、左打者ならば4.3秒に匹敵するタイム。しかし本気で走れば、もっと走力はあるのではないかと思います。最終学年までに、どのぐらいの選手に育つのか気になります。
3/20 熊本ゴールデンラークス戦
ラークスの先発は、入社したばかりの 横田 将太郎(横浜隼人出身・19歳)左腕でした。昨年神奈川を代表する左腕として、神奈川の高校野球フリークではお馴染みの投手。
球速的には、130~135キロ程度ぐらいだと思います。それほどストレート自体に威力を増した印象はありませんが、カーブ・スライダー・チェンジアップなどの球種を投げ込み的を絞らせません。特にこの選手が良かったのは、ストライクを先行させ、常に打者に対し有利な状況で対峙できていたこと。このいつでもストライクを投げられる制球力は、中々感心致しました。高校時代は、ここまでテンポやコントロールの好い投手だったかな?という印象はあります。
特に左打者は、どうもボールが見難いのか上手くタイミングが合わしづらそう。結果的には、プロ相手に5回を無失点で切り抜けます。この自信を、シーズンで活かすことができるでしょうか。
2番手で登板したのは、竹安 大知(伊藤商出身・20歳)右腕。この投手は、昨年・静岡の愛鷹球場まで行って見てきた思い入れのある投手。ただその時は、130キロぐらいで特にこれは!といった投球ではなく残念な内容でした。
しかし今回改めてみて、なるほど注目されていたことはあったのだろうなぁと再認識しました。彼も 183/70 と均整の取れた体格ではありますが、オーソドックスなフォーム。球速は恐らく135~140キロぐらいですが、ボールにピュッと来るキレを感じます。変化球は、スライダー・ツーシーム・チェンジアップあたりでしょうか。
いつでもストライクは取れるといったコントロールはあり、高卒2年目ですがピッチングのできる投手との印象は受けます。しかしキレ型故に球威がないので、2イニング目には高めに浮いた球をことごとく狙い打たれ失点します。高卒2年目でこのぐらい投げられれば悪くはありませんが、そこからもう少しボールに厚みが出てこないと、プロとしては物足りません。
しかしラークスは、若い投手を積極的に起用してきますね。この若いメンバーで、予選を勝ち抜いて来るようだと楽しみです。都市対抗本戦に出場できなくても、補強選手などでの出場もあり得るかもしれません。どのぐらいシーズンで結果が残せるのか気になるところです。今後の内容次第では、来年のドラフト候補への期待も高まります。
他にも九州産業大戦や西都ガスとの試合で、浜田や今村以外の投手はしっかり見ていませんし、他の試合もすでに何試合か終わっています。また機会がありましたら、試合を確認してこのような形でレポートさせて頂きたいと思います。
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