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プロ野球ドラフトサイト「迷スカウト」の管理人・蔵建て男が、日本中を駆け巡り本音でトーク!
No.28 春季関東大会レポート1
今日から私の地元神奈川県で、春季関東大会が始まりました。小島 和哉(浦和学院・3年)投手の成長ぶりを確認すること、そして同じ全国を代表する左腕・田嶋 大樹(佐野日大)投手を生で見比べることにあります。特に小島は、今年はじめての観戦となるので非常に楽しみでした。

浦和学院 VS 山梨学院大付

横浜スタジアムに到着した時は、第一試合の終盤に差し掛かっていました。会場はかなりの混雑で、球場上段しか席に余裕がありません。しかし第一試合終了後、ソコソコの場所を確保でき、今日の目的の試合に備えることが出来ました。

試合前ノックで目を惹いたのは、津田 翔希(浦和学院・2年)遊撃手。遊撃手としての守備力も地肩も水準以上で、来年に向けて楽しみな選手。チームの3番を担う選手でもあり、レフト線へのツーベースも放ちます。一塁までの塁間は、右打席から4.55秒前後ですから、左打者換算で4.3秒ぐらいと走力がやや物足りないのが残念。しかし来年の浦和学院においては、この選手に注目してみたいところ。

試合になって驚いたのが、田畑 瑛仁(浦和学院・3年)捕手の地肩の強さ。この選手は、巨人のピッチングコーチを務める 田畑 一也氏の次男だと言います。捕手としては、この春本格的にデビューしたみたいですが、一つ一つの所作にも雰囲気があり、大物感が漂います。まだまだリード面など、細かい部分で経験不足を感じますが、キャッチングなどもシッカリ押し込め、素材としてはA級だと思います。打撃もチームで5番を担う選手で、今日も一ニ塁間へのヒットを放っていました。高校からプロにゆくには完成度が低すぎる印象はありますが、これだけ地肩の強い捕手を見るのは、今年はじめてではないのでしょうか。夏に見る機会があれば、もう少し細かくチェックを入れてみたいと思います。

選抜にも出場していた山梨学院大付では、一番の 金城 義(3年)中堅手が、やはりこの試合でも目立っていました。初回も、内角の厳しい球を強烈にセンター前へはじき返すなど打撃では光るものがあります。甘い球を仕留める「鋭さ」に関しては、同校の中でも一番の素材ではないのでしょうか。脚力は中の上ぐらいですが、この手のタイプにしては肩は基準以下だったのがよくわかり、その辺が残念でした。

プロからも注目されているという 菊池 海斗(3年)遊撃手は、けして守備範囲が広いとか、フットワークが素晴らしいとかそういう見てくれの良さはありません。しかし球際でのバウンドの合わせ方がうまく、体の近くでのボール処理に優れている点と、地肩の強さを活かしたプレーには目を見張るものがあります。上のレベルでは、二塁あたりならば面白い素材。ただし選抜同様に打撃でピンと来るものがなく、高校からプロというにはパンチ不足なのは否めません。

そして本日のお目当てである 小島 和哉(浦和学院3年)左腕は先発ではありませんでしたが、試合序盤から登場します。 小島は昨年あたりに比べると、平均して5キロ程度早くなっているのではと訊いていただけに、そのパワーアップぶりを楽しみにしていました。

しかし今日の球速は、135キロ~MAX89マイル(142.4キロ)と、昨夏とそれほど変わった印象はありません。変化球は、スライダーとスクリュー系のボールを織り交ぜながら、たまに緩いカーブを交える感じ。投球スタイルも、殆ど変わっていない感じがします。

コントロールもピンポイントで投げ分ける精度はなく、ストライクゾーンでカウントを先行できるといった程度。手元で物凄くキレると勢いを感じさせるほどでもなく、今日は高めに甘く入ったストレートを結構打たれていました。もう少し要所ではシッカリ締めてくるかなと思いましたが、そこまでのものはなく、やや物足りない印象は否めません。

試合を作れる正統派の左腕ということで、プロ志望を表明すれば指名される可能性はありますが、大学などに進んでもう少し隙なしの総合力を身につけてからで好いのではないか?という気は致します。打席に入るときにも足場のラインを無造作に踏んでしまうなど、名門の左腕にしては意外に大雑把な部分があり、今までのイメージほど繊細がない投手なんだなという印象を持ちました。今日の投球を見るかぎり、夏も甲子園の土を踏めるかは微妙。下級生の頃からピンと来たことがない選手でしたが、余計に何か惹かれるものはありません。3イニングほど観て球場をあとにしましたが、案の定逆転負けを食らって、緒戦で敗退。夏にもう一度観られたらとは思いますが、現状は大学進学のイメージを持ちました。

(今日の感想)

関東大会の最大の目的だった 小島 を無事確認できてよかったです。そして 田畑 という面白い素材を見つけたことで、夏に新たな楽しみが広がりました。今年の埼玉には、長野 創太(川越東)・守屋 元気(春日部共栄)・堀 拓郎(大宮東)という有力捕手が揃っており、その中にこの田畑が加わると大変楽しみなことになりそう。全国的にもここまで捕手に人材が揃っている県は、他にないかもしれません。
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