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プロ野球ドラフトサイト「迷スカウト」の管理人・蔵建て男が、日本中を駆け巡り本音でトーク!
No.29 春季関東大会レポート2
関東大会二日目の今日は、地元横須賀スタジアムに行って、常総学院VS桐生第一 の試合を観戦。常総打線を一巡ほど観て、一度家に戻り軽く昼食を。今度は、保土ヶ谷球場にゆくと、第一試合の 向上VS甲府工業 の試合が、9回に入るところでした。それまで一方的に抑えられていた向上が、一気に逆転して勝利するところを目の当たりにしました。神奈川4チームで、唯一緒戦突破を果たしました。神奈川大会の勢いを、そのまま関東大会に持ち込んだ感じです。さて今日の目的は、保土ヶ谷球場の第二試合にありました。

第二試合 佐野日大 VS 聖望学園

聖望学園は、前日のハマスタで後半戦を見たチーム。しかし今日じっくり見直しても、突出した選手がいない印象でした。ただ今日出てきた4人の投手は、いずれも同じぐらいの力量があり、夏の予選を乗り切るには駒が多いのは強味だと思います。

佐野日大の先発は、選抜では登板がなかった 稲葉 恒成(3年)右腕。183/73 の立派な体格の持ち主で、コンスタントに130~MAX86マイル(137.6キロ)ぐらいのストレートに、スライダーに加え、チェンジアップ・フォークのような縦の変化を武器に好投します。夏に向けて、この 稲葉 に使える目処がたったことは、非常に大きいのではないのでしょうか。高校からプロ云々の選手ではないのでしょうか、投球も適度にまとめることができ、追い込んだら縦の変化で仕留められるだけに、更なるパワーアップが大学などで出来るようだと面白いと思います。

選抜でも触れた 長沢 吉貴(3年)中堅手は、相変わらず広い守備範囲を誇る中堅守備・塁間4.0秒を切る俊足・巧打と好選手ぶりは健在。竹村 律生(2年)遊撃手も、選抜同様に安定した遊撃守備を見せてくれていました。選抜で取り上げようか悩んで取り上げていなかった 小泉 奎太(3年)右翼手も、レフト方向へ上手く流す技術とパンチ力を兼ね備えており、改めてちゃんと取り上げないとダメだなと強く思った次第です。

うんで肝心の田嶋ですが、5回ぐらいまでベンチにドカッと座っており、全く投げる気配が致しません。リリーフで登板させるのではないかという話もあり、せっかくきたのでダメ元で出てくるのを待っていました。6回ぐらいからベンチに姿がなかったので、ひょっとしてと思ったら7回からマウンドにあがります。

田嶋 大樹(佐野日大3年)左腕は、今年の選抜でNO.1の評価を受けた投手。当然ドラフトでも2,3位ぐらいでは消えるであろう存在です。選抜以後投げていなかったそうですが、4月下旬から投球練習を再会。今日が、選抜以来の実戦の舞台だったようです。

そのためか、代わりっぱなは制球が定まらず、かなりコントロールに苦労していました。特にスライダーが高めに抜けるなど、代わった回に1失点を取られます。1イニング目の途中ぐらいからエンジンがかかりはじめ、5,6球連続して89マイル(142.4キロ)を記録するなど、以後140キロ台を連発します。この選手の球は、いわゆる球威と勢いのある剛球タイプの球質で、中々並みの高校生が簡単に打ち返せる球ではありません。高校NO.1打者と言われる 岡本和真(智弁学園)内野手も、彼の球を中々最後まで捉えきることは出来ませんでした。特に2イニング目ぐらいから、高めに抜けていたスライダーが決まりはじめコントロールが安定。特にこの球がまともに決まると、高校生では対応が厳しいハードな曲がりをします。リリーフならば140キロ台中盤ぐらいを連発するかなと思いましたが、この辺は復帰して日が浅いのがあったのかもしれません。しかしボールの迫力・厚みは、そのぐらいには感じさせる威力のある球を投げ込みます。

この選手をずっと投げる前から見ていると、いかにも投手らしい俺様キャラ。下半身の粘りの無さにも現れていますが、性格もやや淡白で粘りに欠けるのかなと思える部分はあります。それでいて投手らしく、ラインを踏まないようなきめ細やかさもあり、好い意味でも悪い意味でも投手らしい投手だなぁと思います。ただし松井裕樹(桐光学園-楽天)同様に、ストレート・スライダーというボール一つ一つの威力は突出していますが、プロを想定すると本当のコントロールがないところが、一つ伸び悩む要素になりかねないという危うさも感じます。かなり育成力がシッカリした球団に入ることが、大成の大きな分かれ目になるのではないのでしょうか。

生で見てみて、性格的なものはおおよそ掴めた気が致しますが、特に選抜から評価云々が変わることはありません。現状は、やはり2位・3位ぐらいの指名となり、リリーフタイプではないかと思います。プロで大成できるかは微妙ですが、私が知るかぎり、全国の高校生左腕では彼がNO.1ということになるではないのでしょうか。

(今日の感想)

関東大会の当初の目的だった 小島(浦和学院)と、この田嶋を生で見ることを無事達成できてよかったです。明日以降の観戦はまだ決めていませんが、もう一日ぐらいは、球場に足を運ぶつもりです。
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