2014年大学選手権 二日目東京ドーム2
2014/06/16|Category:未分類
大会二日目東京ドーム第三試合 亜細亜大 VS 創価大
この試合で初めての登場となる亜大の先発は、ドラフト上位候補の 山崎 康晃(帝京出身・4年)右腕。球速は先発でも、常時145~MAX150キロを刻み、リーグ戦よりも常時5キロぐらい速い気合充分な投球。130キロ台中盤のシュート回転しながら沈むツーシームとのコンビネーションで、右打者にはスライダーも織り交ぜて来る。
今までは、先発をすると球速も落ち、投手としての底の浅さが気になっていた。しかし今年に入り、だいぶ先発らしくなって投球に深みが出てきたのと、先発でもリリーフ時と同様の球速が出せた意味は大きい。昨年のエースである 九里 亜蓮(広島)あたりと比べると、久里が常にカット気味に微妙に動くクセ球で打たせて取るピッチングが持ち味だったのに比べると、山崎はストレートで空振りがとれる分、素直な印象は受ける。
しかし投手としての器では、久里よりも明らかにワンランク上であり、ドラフトでも上位12名(1位指名)の中に入ってきそう。現状では、外れ1位ぐらいには収まるのではないのだろうか。また昨年からの課題を克服し、投球に奥行きと先発でも落ちないパワーアップを遂げてきた成長分は高く評価したいポイント。
創価大の先発・小松 貴志(創価出身・3年)右腕も、常時130キロ台後半~MAX143キロを記録。リーグ戦で見た時よりも、常時2,3キロは速い印象。この辺は、リーグ戦から日数が開いて休養充分だったり、全国大会を舞台に力の入れようが違うなど、様々な条件があるのだろう。カーブ・スライダー・チェンジアップなどを織り交ぜ、コンビネーションで討ち取るタイプ。コントロール・マウンド捌きも安定しているが、来年のドラフト候補というよりは、社会人タイプの好投手との印象が強い。
亜大では、川本 祐輔(尾道出身・3年)右腕がリリーフで登場。非常オーソドックスで、綺麗な球筋の投手との印象。球速は130キロ台後半~MAX145キロまで到達。スライダー・チェンジアップを織り交ぜる投球だが、こういう投手こそボールを動かし芯をズラす球を覚えるべきではないかと思うのだが。現状は、来年のドラフト候補に名前があがるも、もう一皮むけないと指名までには至らなそう。何が足りないか考え、実行できるセンスが求められる。
その他来年の上位候補と目される 藤岡 裕大(亜大・3年)三塁手は、最後まで元気がないのが気になった。創価大の4番・寺嶋 寛大(興誠出身・4年)捕手は、長打を含む打撃で存在感を示したが、塁間1.9秒前後の送球を魅せるも送球乱れて刺せなかった。個別寸評の時にも欠いたが、打撃はプロ級もディフェンス面で物足りない印象はこの日も変わらなかった。
山崎 康晃(亜細亜大4年)投手 178/84 右/右
川本 祐輔(亜細亜大3年)投手 179/76 右/右
藤岡 裕大(亜細亜大3年)三塁 177/77 右/左
小松 貴志(創価学大3年)投手 174/74 右/右
寺嶋 寛大(創価大学4年)捕手 183/82 右/右
大会二日目東京ドーム第四試合 福井工大 VS 山梨学院大
福井工大の先発・藤沼 翔太郎(浜松工業出身・2年)右腕は、コンスタントに130キロ台後半~MAX143キロを記録するストレートの威力はまずまず。しかしスライダーやチェンジアップは、独特の大きな曲がりをするものの、曲がりが早すぎて打者が手を出してくれないのが残念。この辺がもう少し良くなってくると、面白い存在になるのだが。
山梨学院大は、序盤戦浮足立ってミスを連発したのが最後まで響いた。そんな中、今大会注目の捕手である 田中 貴也(八重山商工出身・4年)捕手も、ボールを後ろに逸らすなどらしくないプレー。しかし好投手・松尾 勇太(米子西出身・3年)右腕を、中盤以降立て直らせた。
何より驚いたのが、打撃での成長。この試合では、2安打・2四球と全打席出塁。リーグ戦・.394厘を残したのもダテではなかった。非常に巧みなリード・軽快なフットワークの持ち主だが、もう少し序盤はシンプルなリードで良かったのではないかと思うだが。好捕手でドラフト候補の匂いはあまりしてこないが、社会人でも活躍できる素材だろう。
藤沼 翔太郎(福井工大2年)投手 173/77 右/右
松尾 勇太(山梨学院大3年)投手 180/78 右/右
田中 貴也(山梨学院大4年)捕手 178/80 右/左
この試合で初めての登場となる亜大の先発は、ドラフト上位候補の 山崎 康晃(帝京出身・4年)右腕。球速は先発でも、常時145~MAX150キロを刻み、リーグ戦よりも常時5キロぐらい速い気合充分な投球。130キロ台中盤のシュート回転しながら沈むツーシームとのコンビネーションで、右打者にはスライダーも織り交ぜて来る。
今までは、先発をすると球速も落ち、投手としての底の浅さが気になっていた。しかし今年に入り、だいぶ先発らしくなって投球に深みが出てきたのと、先発でもリリーフ時と同様の球速が出せた意味は大きい。昨年のエースである 九里 亜蓮(広島)あたりと比べると、久里が常にカット気味に微妙に動くクセ球で打たせて取るピッチングが持ち味だったのに比べると、山崎はストレートで空振りがとれる分、素直な印象は受ける。
しかし投手としての器では、久里よりも明らかにワンランク上であり、ドラフトでも上位12名(1位指名)の中に入ってきそう。現状では、外れ1位ぐらいには収まるのではないのだろうか。また昨年からの課題を克服し、投球に奥行きと先発でも落ちないパワーアップを遂げてきた成長分は高く評価したいポイント。
創価大の先発・小松 貴志(創価出身・3年)右腕も、常時130キロ台後半~MAX143キロを記録。リーグ戦で見た時よりも、常時2,3キロは速い印象。この辺は、リーグ戦から日数が開いて休養充分だったり、全国大会を舞台に力の入れようが違うなど、様々な条件があるのだろう。カーブ・スライダー・チェンジアップなどを織り交ぜ、コンビネーションで討ち取るタイプ。コントロール・マウンド捌きも安定しているが、来年のドラフト候補というよりは、社会人タイプの好投手との印象が強い。
亜大では、川本 祐輔(尾道出身・3年)右腕がリリーフで登場。非常オーソドックスで、綺麗な球筋の投手との印象。球速は130キロ台後半~MAX145キロまで到達。スライダー・チェンジアップを織り交ぜる投球だが、こういう投手こそボールを動かし芯をズラす球を覚えるべきではないかと思うのだが。現状は、来年のドラフト候補に名前があがるも、もう一皮むけないと指名までには至らなそう。何が足りないか考え、実行できるセンスが求められる。
その他来年の上位候補と目される 藤岡 裕大(亜大・3年)三塁手は、最後まで元気がないのが気になった。創価大の4番・寺嶋 寛大(興誠出身・4年)捕手は、長打を含む打撃で存在感を示したが、塁間1.9秒前後の送球を魅せるも送球乱れて刺せなかった。個別寸評の時にも欠いたが、打撃はプロ級もディフェンス面で物足りない印象はこの日も変わらなかった。
山崎 康晃(亜細亜大4年)投手 178/84 右/右
川本 祐輔(亜細亜大3年)投手 179/76 右/右
藤岡 裕大(亜細亜大3年)三塁 177/77 右/左
小松 貴志(創価学大3年)投手 174/74 右/右
寺嶋 寛大(創価大学4年)捕手 183/82 右/右
大会二日目東京ドーム第四試合 福井工大 VS 山梨学院大
福井工大の先発・藤沼 翔太郎(浜松工業出身・2年)右腕は、コンスタントに130キロ台後半~MAX143キロを記録するストレートの威力はまずまず。しかしスライダーやチェンジアップは、独特の大きな曲がりをするものの、曲がりが早すぎて打者が手を出してくれないのが残念。この辺がもう少し良くなってくると、面白い存在になるのだが。
山梨学院大は、序盤戦浮足立ってミスを連発したのが最後まで響いた。そんな中、今大会注目の捕手である 田中 貴也(八重山商工出身・4年)捕手も、ボールを後ろに逸らすなどらしくないプレー。しかし好投手・松尾 勇太(米子西出身・3年)右腕を、中盤以降立て直らせた。
何より驚いたのが、打撃での成長。この試合では、2安打・2四球と全打席出塁。リーグ戦・.394厘を残したのもダテではなかった。非常に巧みなリード・軽快なフットワークの持ち主だが、もう少し序盤はシンプルなリードで良かったのではないかと思うだが。好捕手でドラフト候補の匂いはあまりしてこないが、社会人でも活躍できる素材だろう。
藤沼 翔太郎(福井工大2年)投手 173/77 右/右
松尾 勇太(山梨学院大3年)投手 180/78 右/右
田中 貴也(山梨学院大4年)捕手 178/80 右/左
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