2014年夏 甲子園注目選手(野手編)
2014/08/05|Category:ネタ
前回は、甲子園注目の投手をドラフト目線で取り上げてみました。今回は、その野手編をお送りしたいと思います。
(野手編)
この大会でのアピール次第では、今年のドラフトの目玉ともてはやされてもおかしくないのが、岡本 和真(智弁学園)内野手。選抜緒戦では2本の本塁打を放ち評価を高めたが、その次の試合では 大会NO.1投手だった 田嶋 大樹(佐野日大)左腕に抑えこまれた。
私自身この選手を見てきて、周りが評価するほど良いと思ったことがない。特にレベルの高い相手にどうなのか?という疑問もあり、緒戦の相手が高校球界トップクラスの好投手でもある 岸 潤一郎(明徳義塾)右腕であることは興味深い。この岸レベルの投手を、注目される緒戦で粉砕した場合、一気に岡本熱はヒートアップすることになるだろう。
ポジション的に三塁でも苦しいぐらいの守備力の選手であり、プロでよほど打てないと潰しがきかない。しかしこういった打撃オンリータイプの打者が評価されるご時世でもあり、彼に取っては追い風が吹いている。
この岡本に次ぐぐらいの注目度なのが、高校NO.1捕手の呼び声も高い 清水 優心(九州国際大附)捕手。強肩・強打の高いポテンシャルは、プロの間でも上位指名で一致するところ。しかし捕手としてのセンス・試合勘の悪さ・確実性の低い打撃と、私には正直良さが全くわからない。選抜~夏の大会の間に、課題を克服し評価を高めた、先輩の 高城 俊人(DeNA2位)捕手に比べると、一年生の頃から殆ど変わっていないところも気になる材料。私的に今年の高校NO.1捕手は、栗原 陵也(福井・春江工・坂井)捕手だと評価する。
同じく捕手で注目されるのは、守屋 元気(埼玉・春日部共栄)捕手も清水と割合似たタイプであり、捕手センスよりも、強肩・強打のポテンシャルでアピールするタイプ。バッテリーに求めたいきめ細やかさがなく、プロで信頼される捕手に育つかと言われると疑問が残る。それでも能力の高さを買って、甲子園での内容次第では充分指名候補に浮上してくるだろう。
岡本の陰に隠れがちですが、プロ注目の強打者として注目されるのが、正随 優弥(大阪桐蔭)一塁手。182/85 と堂々とした体格から、大阪予選では3本塁打。ポジションも一塁と、岡本同様に打撃で勝負のスラッガー。
打つだけなら、清水 優心 以上に期待したのが、古澤 勝吾(九州国際大附)遊撃手。どのポイントでも強くスイングできる強打は魅力で、打力では全国でも指折りのショート。その反面、ショートとしては強肩なものの、ディフェンス面に不安を残す。
むしろ内野手らしい内野手となると 浅井 洸耶(敦賀気比)遊撃手が面白い。下級生の頃から甲子園で力を証明している選手だけに、凄みを増していれば指名候補まで浮上してきても不思議ではない。
外野手では、脇本 直人(健大高崎)右翼手の、腕っ節の強い打撃に注目。高校通算57本塁を誇る長打力に注目が集まるが、本質的に強い打球で抜ける中距離タイプなのでは? ただしこの選手、積極的な走塁も魅力で、この辺が岡本にはない魅力。右翼手としての守備勘があまり良くないのが、気になる材料。将来的にプロでは、強打の左翼手あたりに落ち着くのではないのだろうか。大会での内容次第だが、下位指名での指名はすでに濃厚な位置にいるのではないのだろうか。
またプロの注目を浴び続けてきた 徳本 健太朗(龍谷大平安)中堅手も、指名の有力候補。抜群の脚力を武器に、三拍子揃った身体能力はまさにプロ級。他にも有力どころは多数いるが、あげてゆくとキリがないので、今回は代表的な選手たちのみをあげてみた。こちらもニュースター誕生を、期待してやまない。
(甲子園ドラフト候補野手リスト)
清水 優心(九州国際大附)捕手 184/83 右/右
守屋 元気(春日部共栄) 捕手 175/73 右/右
岡本 和真(智弁学園)一塁 177/76 右/右
正随 優弥(大阪桐蔭)一塁 180/83 右/右
古澤 勝吾(九州国際大附)遊撃 174/71 右/右
浅井 洸耶(敦賀気比)遊撃 177/67 右/右
脇本 直人(健大高崎)右翼 180/80 右/左
徳本 健太朗(龍谷大平安)中堅 178/70 右/左
(野手編)
この大会でのアピール次第では、今年のドラフトの目玉ともてはやされてもおかしくないのが、岡本 和真(智弁学園)内野手。選抜緒戦では2本の本塁打を放ち評価を高めたが、その次の試合では 大会NO.1投手だった 田嶋 大樹(佐野日大)左腕に抑えこまれた。
私自身この選手を見てきて、周りが評価するほど良いと思ったことがない。特にレベルの高い相手にどうなのか?という疑問もあり、緒戦の相手が高校球界トップクラスの好投手でもある 岸 潤一郎(明徳義塾)右腕であることは興味深い。この岸レベルの投手を、注目される緒戦で粉砕した場合、一気に岡本熱はヒートアップすることになるだろう。
ポジション的に三塁でも苦しいぐらいの守備力の選手であり、プロでよほど打てないと潰しがきかない。しかしこういった打撃オンリータイプの打者が評価されるご時世でもあり、彼に取っては追い風が吹いている。
この岡本に次ぐぐらいの注目度なのが、高校NO.1捕手の呼び声も高い 清水 優心(九州国際大附)捕手。強肩・強打の高いポテンシャルは、プロの間でも上位指名で一致するところ。しかし捕手としてのセンス・試合勘の悪さ・確実性の低い打撃と、私には正直良さが全くわからない。選抜~夏の大会の間に、課題を克服し評価を高めた、先輩の 高城 俊人(DeNA2位)捕手に比べると、一年生の頃から殆ど変わっていないところも気になる材料。私的に今年の高校NO.1捕手は、栗原 陵也(福井・春江工・坂井)捕手だと評価する。
同じく捕手で注目されるのは、守屋 元気(埼玉・春日部共栄)捕手も清水と割合似たタイプであり、捕手センスよりも、強肩・強打のポテンシャルでアピールするタイプ。バッテリーに求めたいきめ細やかさがなく、プロで信頼される捕手に育つかと言われると疑問が残る。それでも能力の高さを買って、甲子園での内容次第では充分指名候補に浮上してくるだろう。
岡本の陰に隠れがちですが、プロ注目の強打者として注目されるのが、正随 優弥(大阪桐蔭)一塁手。182/85 と堂々とした体格から、大阪予選では3本塁打。ポジションも一塁と、岡本同様に打撃で勝負のスラッガー。
打つだけなら、清水 優心 以上に期待したのが、古澤 勝吾(九州国際大附)遊撃手。どのポイントでも強くスイングできる強打は魅力で、打力では全国でも指折りのショート。その反面、ショートとしては強肩なものの、ディフェンス面に不安を残す。
むしろ内野手らしい内野手となると 浅井 洸耶(敦賀気比)遊撃手が面白い。下級生の頃から甲子園で力を証明している選手だけに、凄みを増していれば指名候補まで浮上してきても不思議ではない。
外野手では、脇本 直人(健大高崎)右翼手の、腕っ節の強い打撃に注目。高校通算57本塁を誇る長打力に注目が集まるが、本質的に強い打球で抜ける中距離タイプなのでは? ただしこの選手、積極的な走塁も魅力で、この辺が岡本にはない魅力。右翼手としての守備勘があまり良くないのが、気になる材料。将来的にプロでは、強打の左翼手あたりに落ち着くのではないのだろうか。大会での内容次第だが、下位指名での指名はすでに濃厚な位置にいるのではないのだろうか。
またプロの注目を浴び続けてきた 徳本 健太朗(龍谷大平安)中堅手も、指名の有力候補。抜群の脚力を武器に、三拍子揃った身体能力はまさにプロ級。他にも有力どころは多数いるが、あげてゆくとキリがないので、今回は代表的な選手たちのみをあげてみた。こちらもニュースター誕生を、期待してやまない。
(甲子園ドラフト候補野手リスト)
清水 優心(九州国際大附)捕手 184/83 右/右
守屋 元気(春日部共栄) 捕手 175/73 右/右
岡本 和真(智弁学園)一塁 177/76 右/右
正随 優弥(大阪桐蔭)一塁 180/83 右/右
古澤 勝吾(九州国際大附)遊撃 174/71 右/右
浅井 洸耶(敦賀気比)遊撃 177/67 右/右
脇本 直人(健大高崎)右翼 180/80 右/左
徳本 健太朗(龍谷大平安)中堅 178/70 右/左
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