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プロ野球ドラフトサイト「迷スカウト」の管理人・蔵建て男が、日本中を駆け巡り本音でトーク!
2015年(11) 慶応大VS全日本野手編(前編)
昨日の投手偏に続き、慶応戦に出場した野手について考察して行きたい。

高山 俊(明治大4年)外野 181/84 右/左 (日大三出身)

長らく破られなかった 高田 繁(現DeNAGM)が持つ、六大学通算安打数更新が期待される強打者。高橋由伸のようなボールの外側を叩く意識でスイングするので、大きな遠心力を活かしまともに捉えた時の打球は逸脱。しかしその確率は極めて低く、現状何処か芯がズレたような変な安打が極端に目立つ。あれだけロスのあるスイングをしても、ヒットゾーンに毎試合落とすあたりは、やはりこれだけの数字を残してきた片鱗は感じさせる。

現状の高山は、捉えた打球は強いものの、けしてスイングが鋭いとか綺麗に振り抜けているわけではない。それでも打球が強いのは、彼の体の強さなど資質による部分が大きい。今年のルーキーでいえば、倉本 寿彦(DeNA)に近い感じで、しかしプロで何年か過ごしたらどんなになるのだろうか?という期待は抱ける。

強肩をプロでも売りにできるレベルにあるが、外野守備などを見ていると打球勘・技術はそれほど上手いわけではないことがわかる。走力も遅くはないが、プロで売りにできるほどではない。やはりいかに打てるか、そこに懸かっている。それでもポテンシャルを引き出すことが出来る球団ならば、将来主力選手に育つのではないのだろうか。ドラフトでも上位指名は揺るがない

山足 達也(立命館大4年)遊撃 174/67 右/右 (大阪桐蔭出身)

個人的には大阪桐蔭時代から注目している選手で、先日オープン戦でもチラッと見てきました。小力のあるパンチの効いたスイングができる選手で、プロでも走力でアピールできる快速ぶりが売り。波留敏夫(現中日コーチ)のアマ時代を彷彿とさせるタイプで、現在のプレーヤーでいえば、売り出し中の 桑原 将志(DeNA)に似た、強いスイングが際立ちます。

まだまだ荒っぽい部分はあるのですが、強い打球を打てるという意味では今回のメンバーの中でも指折り。プロの遊撃手としては厳しいと思いますが、二塁もしく外野手あたりだと想定すれば走力・地肩も悪くないので期待できると思います。一年目から一軍とかそういった完成度はないものの、プロで数年揉まれれば将来レギュラーになっても不思議ではない、資質の高さを秘めています。下位指名ならば、面白い選手ではないのでしょうか。小柄ですがポテンシャルが高いので、社会人なんかに進むよりもプロで鍛えてもらった方が伸びるタイプだと感じます。

畔上 翔(法大4年)外野 177/86 左/左 (日大三出身)

高山俊(明大)らと共に、夏の甲子園の優勝メンバーでキャプテン。特に守備が上手い、肩が強い、走力がある、長打力が図抜けている、対応力が非凡などの売りになる資質があるわけではありません。しかしどのレベルの野球に混ぜても、ソコソコやれてしまう試合感覚の良さを持っており、この日の2試合でも、左中間にヒットを放ったり、スタンドに叩き込むなど実戦で強さを発揮します。

突き抜けた特徴がなく、もっともプロが手を伸ばし難いタイプであり、ドラフト指名となるとどうでしょうか?法大の先輩である 多木 裕史(トヨタ自動車)内野手でもプロ入りしていないのですから、それよりも見劣る畔上が指名されるのは、よほど突出した成績を残さない限り厳しいかと。名門・社会人チームに進む選手だと考えています。

笹川 晃平(東洋大3年)外野 182/79 右/右 (浦和学院出身)

浦和学院の3年夏に本格化し、プロ入りを明確に打ち出していれば指名されたのではないかという強打者。東洋大進学後も実績を積重ね、この試合でも4番に座っていました。残念ながら、この日は結果を残せず。持っている打撃能力は高く、貴重な右の強打者として希少価値も感じます。

ただし走力は平凡で、肩はまずまず。好調時の爆発力は秘めますが、物凄いスラッガーだとか、対応力が高い非凡さがあるわけではない。それだけに最終学年でのアピール次第で、プロ入りの有無は決まりそう。個人的には、高3の時が旬であり、そのときにプロ入りしなかったのは、高山俊同様に悔やまれる一人だと思っています。

桝沢 怜(亜大4年)外野 181/85 右/右 (八王子高出身)

個人的には、八王子時代から大型遊撃手として注目した選手。遊撃手としては厳しかった守備も、現在は外野にコンバート。走力はあまり期待できないものの、地肩は持っています。この試合でも、レフトポール際に特大のホームラン級のファールを放つなど、捉えた時の打撃には見るべきものがあります。

まだまだ確実性には課題を残すのですが、野球への姿勢がよく素直に段階を踏んで成長して行ける鍛えがいのある大型野手。高校からプロに入るには、よほどの爆発ブリが求められるものの、駒大時代の 白崎 浩之(DeNA)内野手も下級生まではそんな感じの選手だったので、何が起こるかわかりません。何かそういった、何かをしてくれるのではないかという期待感は抱けます。すべては、春のシーズンのアピール次第かと。

吉川 尚輝(中京学院大3年)内野 175/75 右/左

全国的には無名の選手であり、今回のメンバーの中では最も知名度が低い選手だったと思います。私自身もよくしらない選手でしたが、東海地区での評判はかなり高いと聞いています。特にこの日は、守っては遊撃手を務め、打ってはスリーベースを放ったり、盗塁を決めるなど、走攻守で存在感を示していました。

中背の体格ですが、がっちりしておりシッカリした強い打球を飛ばせるタイプ。それでいて脆さも感じませんし、国際試合でも力負けしない打撃が期待できるのではないのでしょうか。遊撃手としても地肩・守備力共に中の上レベルはありそうで、走力もそれなり。来年の東海地区のドラフト候補として注目されてゆく存在になろうかと思います。今後も、注目して行きたい一人だと印象づけられました。
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