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2015年 (32)(33) 仙台六大学レポート第一弾

ゴールデンウイークということで、始発電車に乗り仙台を目指します。幸いにして自由席しか取れなかったので、2時間半かけて各駅の新幹線「やまびこ」で向かいます。さすがに朝イチの各駅ということもあり、ゴールデンウイークでも無理なく座れました。そのため仙台に着いた時は8時台で時間があり、仙台観光をしようとバスに並びましたが、逆算すると試合前につけなくなることがわかりグランドへ向かいます。これが、結果的には正解でした。

東北福祉大グランド

私は過去仙台に何度か野球を見に来たことはあるのですが、不思議と福祉大グランドには縁がなく今回が初めて。地図で見ると1.5キロ程度の道のりであり、徒歩20分と書いてあったので福祉大駅前から歩くことにします。しかし結構道は複雑ですし、終始昇り坂。重たいカバンを持っての移動は、けして楽ではありません。途中別の入口から入ろうと思ったら門が閉まっていたため、グルッと回って改めて会場入りします。20分の道のりが、40分以上に。完全に会場に着いた時は、汗だく。それでも試合30分前に着き、仙台観光しなかったのは正解だと実感しました。

東北大 VS 東北福祉大

今回のお目当ては、春のオープン戦で観戦出来なかった 佐藤 優(東北福祉大)右腕。この春、岡田 明丈(大商大)右腕と共に、最もドラフト戦線で評価をあげている投手です。佐藤は、下級生の時に大学選手で登板したのを観て以来で、今春のオープン戦でも140キロ台後半の球速を叩きだしていると耳にしており、ぜひ観てみたいと春からマークしてきました。しかし福祉大戦に2度足を運びましたが、いずれも空振りでした。

その 佐藤 優(東北福祉大4年)右腕は、187/85 というスラッとした体型の投手で、先発でもコンスタントに140キロ台を越え、MAXで91マイル(145.6キロ)まで記録。リリーフならば、140キロ台後半を連発する力は充分あることがわかります。

変化球は、横滑りするスライダーと、ツーシーム的なシュート系ボールを織り交ぜ、両サイドに散らしてきます。特にコントロールが甘いわけではないのですが、簡単に合わせられてしまうところが、そのボールの勢い・質の割に物足りない部分が残ります。またコンビネーションや間合いなど、投球に奥行きがなく、現状はリリーフタイプなのだろうなと本質的には思います。むしろキャパ全開で投げた時に、どんなボール投げるのか観てみたい気は致します。

この日の調子はあまり良くなかったとの話も聞きましたが、ドラフトまでにもう一度ぐらい観てみたいと思わせる選手。本人がプロ志望宣言すれば、ドラフト指名はされるだろうなという印象を受けました。ただし今の内容だと、先発での即戦力は厳しいだろうなというのが率直な感想。

(佐藤優選手とのエピソード)

私が駒大グランドで彼を観られなかったため、横浜商大戦のオープン戦にも足を運びます。そこで試合前に部員に「今日は、佐藤投げるの?」と訊いたら、その部員の隣にいたのが、この佐藤投手。「今日は投げる予定はありません、明日の日通戦で投げる予定です」と本人が教えてくれました。残念ながらその日通戦には足を運べず、ようやく仙台の地で確認できたわけです。オープン戦で情報を聞きつけて当時は足を運んだわけですが、シーズンに入っても主戦として活躍。一躍、プロからも注目を集める存在になりました。ぜひこの勢いで、大学選手権までやって来て欲しい一人です。

仙台大 VS 宮城教育大

仙台大の先発は、ドラフト上位候補の 熊原 健人(柴田出身4年)右腕ではなく、馬場 皐輔(仙台育英出身・2年)右腕。馬場といえば、仙台育英時代はリリーフエースとして活躍していた選手でしたが、大学では熊原に次ぐ2番手投手として活躍。先週のリーグ戦では、MAX152キロを記録したと評判になっていました。春のオープン戦・神奈川大戦でも先発していたのですが、バックネット裏からの観戦が出入り禁止だと訊いて、横からぼんやり見ていた程度に留まりました。それでも、中々のピッチングに見えた選手です。

その馬場は、相変わらず担いで投げる感じのフォームで。それでも常時140キロ前後~MAX91マイル(145.6キロ)を記録。伸びやキレで空振りを誘うタイプではなく、球威のある球で完全に詰まらせるのが持ち味。またそのストレートよりも、曲がりながら落ちるスライダーに威力があり、この球は面白いと思います。順調に行けば、再来年のドラフト候補として、注目される存在になるはず。もう少し、ボールにグッと体重が乗って来ると好いのですが・・・。

またこの試合で目を惹いたのが、仙台大の3番打者・松本 桃太郎(北海出身・2年)三塁手。北海高校時代から名の知られた強打者で、私自身も名前が個性的なので覚えていました。第一打席に、いきなりライトポール際に特大のファールを打ち、おぉ! と思わせる飛距離がありました。その打席では、強烈な打球でライト前。第二打席では、センター前にはじき返します。また後の打席では、センターバックスクリーンに叩きこむなど、このリーグでは頭ひとつ抜けた素材という印象を受けました。昨秋は不調で冴えなかったようですが、見事に復調しているようです。

三塁手としては、いかにも三塁手という感じの動きで、地肩も悪くありません。盗塁も仕掛けていましたが、走る姿・スピード感はイマイチで、それほど足自体は早くはない模様。まぁ積極的なプレースタイルを、評価したいところ。それでもまさに、全国の大学生でも指折りの強打者へと踊り出た感はあります。彼も、再来年のドラフト候補としてマークしたいですね。

(こぼれ話)

どうも福祉大の坂道を上ってきてバックネット裏の日差しもきつかったのでバテバテで、第一試合の後半からスコアボール後ろにある丘に上がり・切り株に座って試合を観戦していました。第二試合の試合前ノックを終えてグランドに戻る途中に、仙台大の部員に挨拶されます。そこで 「熊原は怪我でもしているの?」と訊いたら、「企業秘密です。」とニヤリと言われました。あとで事情は知ることになりますが、ブルペンでは気合入りまくりの投球を披露。来週の福祉大戦には、満を持して登場するのではないのでしょうか。

(嬉しい出会い)

Twitterのフォロワーさんから、会場で会えないか連絡を頂き、お会いすることが出来ました。その方は、東北福祉大の部員さんでして、昨年高校野球.COMでレポートを作成させて頂いた選手。そういったつながりでお会い出来たことは、この活動をしていて何よりの励みとなります。近い将来、全国の舞台で活躍する彼の姿が観られることを楽しみにしています。このことだけでも、仙台まで来てよかったと実感させられる瞬間でした。

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