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2015年(48) 沖縄観戦レポート・二日目

沖縄市の宿を出てすぐに、沖縄バスターミナルに向かうバスに飛び乗ります。時間として40分ぐらい、市内中心部までかかったでしょうか。沖縄バスターミナルから、ゆいレールに乗り換えてと聞いていましたが、実際のところバスターミナルから歩いた方が、セルラースタジアムは近いと思いますし、お金も浮きます。所要時間として、10分程度の距離ではないのでしょうか。

第一試合 中部商 VS 沖縄水産

この試合のお目当ては、この遠征のもう一人の目的だった 前田 敬太(中部商3年)右腕。昨秋の動画をみて、ぜひ一度生で観てみたいとずっと思っていた選手でした。試合前には、前日よりも多くのスカウト(15名ぐらいいたのでは?)が集まっており、各球団の関心の高さが伺えます。

前田は、故障などでこの春は順調さを欠いていたとか、まだフォームが固まっていないという話も聞きました。しかし故障の影響はなさそうな投球だったのと、フォームは安定しているように見えます。前日の與那原(普天間)と比べると、フォーム・コントロールが非常にしっかりした投手であり、マウンド捌きなどを見ていても投手らしい投手との印象。

球速はコンスタントに135キロ前後(MAXで139キロ)であり、私のガンでも85マイル(136キロ)までしか出ません。しかし指先まで力を加えられるリリースなので、ビシッとキレのある球を投げることができ、球速はなくても見栄えのある球を投げます。ボールが全体的に高いのは気になったのと、この球速は故障の影響なのか?それとも夏の連戦・相手との力関係を意識して、この程度だったのかはわかりません。秋は、140キロ台を連発していたということですから、能力的にはもっと高いものがあるはず。この内容で、140キロ台を出すようだと相当厄介な投手なのは確かでしょう。

今や並みの中堅校になってしまった沖縄水産相手に、そこまで追い込まれる場面もありませんでした。そういった意味では、彼の現在の力がどの程度なのか推し量ることはできません。変化球は、緩いカーブとのコンビネーション。これにスライダーや本人が自信を持っているというフォークなどもありましたが、それほどこの試合では使わず。

現状この程度しか出せない状態ならば、焦らず大学などに進んだ方が良いとは感じました。しかし余力があり、投げようと思えば140キロ台の球を連発できる、そういった回復が見込めるのであれば、高校からのプロ入りも充分視野に入れるべきかと思います。見ている感じでは、高3の夏に連戦を意識してキャパを抑えながら投げていた 涌井 秀章(横浜高校~現ロッテ)の姿とダブるものがありました。果たしてプロは、どのような評価を下すのか興味深いものがあります。投手としての土台・センスには、非常に優れたものを感じます。

第二試合 糸満 VS 美里工

沖縄における、二回戦屈指のカードとのこと。糸満で見たかったのは、池間 誉人(3年)遊撃手と大城 龍生(3年)中堅手の試合前練習。池間 誉人(糸満)遊撃手は、昨年熊本で観て以来気になる選手であり、今年の沖縄NO.1野手だと評価されている選手。天性の打球への反応や打撃での対応魅せる天才肌。試合前練習を見る限り、地肩の強さに頼った粗っぽい守備が目立ち、アクロバティックな動きを見せていた反面、上のレベルであんなスローイングしたら、厳しく咎められるようなぁと思いながら見ていました。実際に送球は凄いのですが、乱れる場面もあり、完全にスタンドプレーヤーになってしまったのかと正直残念に思います。しかし持っている資質の高さは、やはり図抜けている印象を受けます。

大城 龍生(糸満3年)中堅手は、持っている身体能力は凄いと聞いていました。しかし選抜のプレーを見る限り、そういったものは感じれず実際どうだったのか気になります。大城は、確かに地肩は悪く無いです。しかしスローイングの形が悪く、コントロールはどうなのか?という疑問が残ります。大型左腕として期待されてという話もありましたが、1年生の頃までは投げていたものの、その後は野手一本でやってきたのも、このスローイングを見るとなんとなく理由はわかりました。また俊足に見えなかった脚力も、第一打席に右中間を完全に抜けるスリーベースを放ちます。この時のタイムが、三塁到達11.5秒だったので、それなりに動ける走力があることも確認。確かに180センチ台の大型野手であり、肩・走力ともに中の上レベルはあることがわかりました。しかし二人とも、高校からのプロ入りとなると? であり、池間あたりは関東の強豪校あたりにやってきそうな雰囲気はします。しかしかなり個性を許してくれるチームじゃないと、潰されてしまうかもという危険性も感じなくはありません。

対戦相手の美里工業は、飛び抜けた選手はいませんがチーム力はありとのこと。私は序盤だけ確認し、首里城観光にでかけました。ちょうど私が球場に戻ってきた時に、第二試合終了のサイレンが。二回戦屈指の好カードの前評判らしく、素晴らしい試合になったようです。

第三試合 コザ VS 小禄

この試合は、飛行機の出発時間の関係から3回までの観戦となりました。この試合の注目は、沖縄NO.1の速球派・内間 敦也(コザ3年)右腕。内間は、コンスタントに140キロ台をたたき出し、セルラーのガンで私が確認したMAXは144キロで、マイガンでは89マイル(142.4キロ)。両サイドにビシッとした球を投げ分ける選手であり、特に左打者内角を厳しく突けるあたりは好感。横滑りするスライダーとのコンビネーションで抑えこむ、投げっぷりの良さが目立ちます。

171/87 の体格が示す通り、素材としての奥行きや投球内容に深みは感じられません。沖縄の知り合いも、今がピークの選手かもしれないというように、将来性云々の素材ではないように思います。しかしかなり持ちえる能力を出せている選手なので、大学や社会人あたり進んでも、早い段階から頭角を現す可能性が。沖縄最速のMAX149キロと言われるストレートも、リリーフで短い瞬間ならば、確かに期待できそうな雰囲気は感じます。高校からプロというタイプではありませんが、レベルの高いところで、あえて入れて様子をみたいですね。ぜひ本州のチームで、プレーを続けてくれることを期待します。

(二日間を終えて)

当初の予定どおり、目的の選手達を無事観戦。それを可能にしてくれたのは、地元沖縄の方々のご協力のおかげだと、今回も大変感謝です。大変忙しない遠征でしたが、なんとか観光もプラスαできるなど、満足のできるものでした。

機会があれば、次回はもっとじっくりと滞在したいところ。できればまた来年、沖縄に来られるぐらいの経済的・時間的・余裕を持てればと思っています。まだ今回取り上げた選手たちのチームは勝ち上がっているので、皆様も沖縄まで足を延ばしてみてはいかがでしょうか? 
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