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2015年(56) アイランドリーグ選抜 VS フューチャーズ1
毎年恒例・四国アイランドリーグが、選抜チームを作って関東に遠征してきました。今年も、3日間にわたって、東京の大田Sでファームの若手選手で編成される、フューチャーズと対戦します。今日は、初日に登板した投手達について触れて行きます。

吉田 嵩(19歳・徳島ID) 投手 185/80 右/右 (長崎海星出身)

昨夏甲子園で145キロ級のボールを投げ込み注目された投手で、まだ粗っぽいところがあったので、もう少し経験・力をつければプロ入りも実現できるというレベルでした。本人もプロ入りへの意識が高いのでしょう、大学でも社会人でもなく、最短でプロ入りできる可能性のある独立リーグを選択しました。通常このレベルの素材は、なかなか独立リーグには流れて来ません。

ここまでの成績は、9試合登板ながら 1勝3敗0S  防御率 1.61(6位) という成績を。球速は、130キロ台後半~MAX89マイル(142.4キロ)、一球だけ91マイルを記録しましたがエラーだと思われます。対戦相手の先発が加賀美(DeNA)だったですが、球速的にはあまり変わらなかったものの、球質の点では見劣りしました。そういった意味では、やや指名を意識すると物足りないものは感じます。

変化球は、カーブ・横滑りするスライダー・それにチェンジアップ。特にチェンジアップのブレーキがよく、これは右打者相手にも使ってきます。この球は、プロでも使える球種かと。成績としては、44回2/3イニングで、被安打37本は被安打率 83.0%と、できれば80%は切って欲しかったところ。四死球は12個で、四死球率は26.9%とイニングの1/3以下であり、細かいコントロールはないものの、コントロールの不安定さはない。奪三振は34個であり、1イニングあたり0.76個と決めてがあるというほどではないが、三振でアウトを奪うことが多い。防御率 1.61 という数字も悪くはなく、数字の上からは絶対的なものは感じられないものの、大きな欠点もみあたらない。今日見た感じだと、高卒1年目の若さも相まって、育成枠あたりなら指名する球団が出てきても不思議はないかなぁという印象。ファームで数年漬け込む覚悟のある球団が、指名して来るかもしれません。

正田 樹(33歳・愛媛MP)投手 188/90 左/左 (桐生第一出身)

桐生一で全国制覇を経験し、日ハムに1位指名された実績のあるNPB経験者。33歳なった今も現役を続け、9試合 5勝3敗 防御率 0.90(リーグ1位) を残します。元NPB経験者の場合、ドラフトにかけることなくシーズン中の契約も可能。

しかしかつてのドラ1位投手も、球速は130キロ台中盤まで落ち込み、球威・球速に物足りなさは否めません。得意の投球術に持ち込む前に、打ち砕かれ持ち味を発揮することができませんでした。貴重な左腕ではありますが、今日見る限りNPB復活は厳しいだろうなぁというのが率直な感想。ただ今年に限らず独立リーグレベルでは図抜けて安定しているので、持ち味がハマると中々攻略が困難なのかもしれません。残りの試合で、うまくその辺をアピールしたいところ。

東風平 光一(24歳・愛媛MP)投手 174/78 右/右 (大正大出身)

大正大卒業後、BC群馬を経て愛媛に移ってきた経歴の持ち主。中背のオーソドックスなフォームから、まとまった投球をするイメージがあります。12試合に登板して 2勝4敗 防御率 2.61 という成績。球速は、130~135キロぐらいであり、カーブやスライダーを投げ込む普通の投手との印象で、何が売りかは掴めません。

松本 直晃(24歳・香川OG)投手 178/78 右/右 (環太平洋大出身)

大学卒業後、医療法人養和会軟式野球部 という軟式のチームに在籍したようですが、夢を諦めきれなかったのか?香川に入団しました。20試合 2勝1敗4S 防御率 1.38(リーグ3位)と、リリーフとして活躍している投手のようです。

130キロ台後半~大田Sのガンで143キロぐらいまで記録しました。私のガンで、87マイル(139.2キロ)ぐらい。そのストレートと、カーブ・スライダーなどを織り交ぜるオーソドックスなスタイル。39イニングで被安打25本であり、被安打率は64.1%とリリーフとしても合格点。四死球は13個で、ちょうど基準であるイニングの1/3。奪三振は34個であり、1イニングあたり0.87個と、リリーフならば0.9個ぐらい残して欲しいですが、数字的にはファクターに近い数字を揃えています。しかし実際に見た印象だと、図抜けたものはなく、育成でも指名があるのか?と言われると厳しいというのが率直な感想。ドラフト当日、指名されるかどうか注視してみたいところ。

竹田 隼人(25歳・香川OG)投手 181/92 右/左 (四国学院大出身)

四国学院大時代は、大学選手権で140キロ台後半の球速を出し、将来を嘱望された一人。しかし荒っぽさもあり、ドラフト指名されるまでには至りませんでした。この日もコンスタントに140キロ台を越えてきて・マイガンでもMAX89マイル(142.4キロ)まで到達。ストレートの威力自体は良かったのですが、コントロールが悪すぎました。変化球もスライダー・チェンジアップなどもありますが、25歳の年齢の割にはまとまりが悪く、決め手にも欠けるきらいがあります。

成績は、9試合に登板して 3勝2敗0S 防御率 2.44 という内容。51回2/3イニングで40本であり、被安打率は77.5%と合格点。しかし四死球は24個あり、四死球率は46.5%(基準は33.3%以下)であることを考えると、やはりコントロールが悪いことがわかります。奪三振は33個であり、1イニングあたり0.64個と平凡。球威・球速は魅力も、コントロール・決め手となるボールがないという実際見た印象と同様の数字。球威・球速はNPB級ですが、25歳の年齢も考えると総合力で物足りなく、指名は厳しいかと。ウチならその辺を改善できると評価する球団ならば、育成枠あたりで指名するかもしれないけれど、ちょっとないのではという気がします。

(今日の感想)

11名の投手のうち、5名が第一戦に登板しました。この中で、指名がありそうだなぁと思えたのは、先発の 吉田 嵩(徳島ID)投手ぐらい。それも育成枠ドラフトで、なんとかという感じでしょうか。他の投手は、ちょっと育成枠でも厳しいのではないかという感じでしたが、もう一回ぐらい登板のチャンスがあると思うので、悔いのないようアピールして欲しいと思います。
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