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2015年夏 甲子園4日目・第一・第二試合 


大会4日目・第一試合 津商 VS 智弁和歌山

智弁和歌山の先発・斎藤 祐太(3年)左腕は、135キロ前後のキレのあるストレートに、スライダー・チェンジアップを織り交ぜるオーソドックスなサウスポー。しかしストライクゾーン~ボールゾーンに切れ込むスライダーを振らせたり、左右両打者の内角を厳しく突けるなど実戦的。全体的にパワーアップ出きれば、大学・社会人とステップアップして行ける可能性を感じさせる。凄みはないが、使い勝手もよさそうで、上のレベルの監督としても有難い存在だろう。

下級生の頃から注目されてきた 智弁和歌山の中軸トリオ。3番・山本 龍河(3年)右翼は、ホームランを含む2安打で存在感示す。しかし打撃としては点でボールを捉えるタイプであり、いろいろな球に対処できるタイプではないところが気になる。4番・西山 統麻(3年)捕手は、フットワークが身軽でセンスを感じさせる捕手ではあるが、プロという絶対的な凄みは感じられない。5番の春野 航輝(3年)一塁手は、右方向にも打ち返せるパワフルな打撃が持ち味だが、その割には柔軟性を感じさせず打てる球は限られていそう。イメージ的には、横尾 俊建(日大三-慶応大)内野手に似たタイプかと。三人とも大学タイプであり、強豪・名門大学に進むことになるのではないのだろうか。

むしろポテンシャルでは、2年生の野口 春樹(智弁和歌山)中堅手の方が目立つぐらいで、打撃だけでなく強肩で一番打者を務めるなど、身体能力は高そう。ただしホームへの返球で悪送球したり、中堅守備などを見ていると、まだまだ技術的な面では気になるところ。また1年生投手の 加藤 諒(智弁和歌山)投手は、特に凄い将来性を感じるわけではないのだけれども、すでに130キロ台後半を連発し、投球もそれなりにまとめられることを考えると、来春には140キロ越えも期待できそうだ。

津商では、1番を打つ 小河内 健吾(2年)三塁手が、鋭い当たりを連発。来年に向けて、楽しみな選手ではないのだろうか。津商は、けして突出した選手がいるチームではない。しかし打者の始動を早めて~回しこむようにボールを捉える線の打撃が徹底されており、非常に面白いチームだと感じられる。始動のタイミングは、選手の感性の部分で選手任せのチームがほとんどなだけに、いろいろ興味深い野球をするチームだと感じられた。

一方の智弁和歌山は、ありえないぐらいミスを連発し、勇退されると噂の高島監督としては悔いの残る試合だったのではないのだろうか? このままでは終われない、という思いを強くしたと信じたい。

斎藤 祐大(智弁和歌山3年)投手 177/73 左/左
西山 統輝(智弁和歌山3年)捕手 173/83 右/右
春野 航輝(智弁和歌山3年)一塁 184/98 右/右
山本 龍河(智弁和歌山3年)右翼 184/87 右/左
加藤   諒(智弁和歌山1年)投手 177/79 右/右

小河内 健吾(津商2年)三塁 175/65 右/右

大会4日目・第二試合 天理 VS 創成館

ドラフト候補の 船曳 海(天理3年)中堅手は、第一打席でいきなりヒットを放ち存在感を示す。この選手、相変わらずスイングが弱々しい割に、打球が飛んでゆくという、何処か高校の先輩である 西浦直亨(法大-ヤクルト)内野手のスイングを思い出す。ただし私の経験上、スイングの強さってプロ入りしても中々改善されないポイントなので、その辺が気になるところ。

塁間を平均して3.9秒前後を叩き出す高校球界を代表する快速選手。その足はまさにプロ級で、地肩も悪くない。しかし守備勘が悪いというか、打球への追い方、判断力がよくないように思える。プロ志望届け提出すれば3位以内に入る素材だというが、進学希望のとおり、大学でもう少し欠点を改善してからのほうが好いのではないかと思っている。

個人的には、船曳より興味がひかれるのは、4番の 坂口 漠弥(3年)一塁手。第一打席の外野フライも角度が良かったが、やや先端だった。あと結果を求めたのか? いつもよりもやや気持ちが早っていたかなぁという印象。それでも選球眼の良さ・好球必打の姿勢は選抜と変わらなかった。緒戦で敗れてしまったのは残念だが、今年の候補の中で、最もスラッガーらしいスラッガーというタイプで、プロでも飛距離を売りにできるパワーも魅力。ぜひ、プロに混ぜてみたい選手という気がする。

貞光 広登(3年)遊撃手は、安定した遊撃守備は軽快なのと、低めの地面に着きそうな球をヒットにするミート力は見事。地肩・走力が並なので、ドラフト候補という感じはしてこないが、高いレベルで野球を続けて行ける素材という感じがする。

創成館では、やはり4番の 鷲崎 淳(3年)左翼手の振れる力が際立っていた。荒削りではあるが、あれだけバットを振れる選手は貴重な存在。さすがにとらえた時の打球は、火の出るような凄まじさ。こういったスイングが、次のステージでどのように生かされるか注目したい。

船曳  海 (天理3年)中堅 183/77 右/左
坂口 漠弥(天理3年)一塁 185/90 右/右
貞光 広登(天理3年)遊撃 170/65 右/左

鷲崎  淳 (創成館3年)左翼 178/84 左/左
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