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2015年 都市対抗レポート9

大会4日目・第一試合 JR九州 VS 日本新薬

JR九州の先発は、福 敬登(23歳・神戸西出身)左腕。春先から150キロを記録したと耳にしていたが、それまでは好投手タイプというイメージだったので、にわかに信じ難かった。しかしオーソドックスなフォームから、常時140キロ台~MAXで146キロぐらいまで記録しており、なるほど大幅にパワーアップしていることを実感。更に低めに切れ込むスライダーで、空振りを誘っていた。この投球ならば、左腕と年齢を加味すれば上位指名も意識できるのではないかと思われた。

しかしよ~く見ていると、この投手・開きが早いからなのか合わされやすい。予選でも15イニングで被安打は19本と遥かにイニングを上回っている理由もうなづける。また投球のほとんどが、速球とスライダーなので、右打者からは中に中に入ってくる球筋で慣れやすい。確かにチェンジアップもあるはずなのに、ほとんど使わないので狙いを絞りやすい。この辺を、もう少しカーブをアクセントに緩急をつけたり、右打者の外角に逃げて行く球を覚えないと辛いだろう。

あと序盤は140キロ台を連発していたのに、4回ぐらいには大幅に失速。この回で交代させられたのも、スタミナの無さがいつものことなのかもしれない。そしてこのJR九州と言うチームは、1位指名じゃないと選手を出さないという噂も出るチームであり、普通にやればドラフトに充分かかるレベルの選手でも、指名されずに残留してしまうケースが多い。この福にも1位指名を用意できる球団は少ないので、よほど本人がプロ志望じゃない限りは、このまま残留してしまうかもしれない。速いボールを投げられる左腕ということでは、社会人でも屈指ではないのだろうか。

JR九州に補強され2番手で登板した 信樂 晃史(24歳・宮崎梅田学園)右腕は、本格右腕といった感じ。球速は、130キロ台後半~MAXで143キロぐらい。変化球は、スライダー・フォークなどを織り交ぜてくる。どうも球筋が安定せず、コントロールが悪いのが気になる。時々指にかかった時のボールには見るべきものがあるが、年齢の割には完成度は低い。来年あたりは、更にフォークの精度が増し、フォークボールを多投する投手になっているのではないかという予感がする。いずれにしても、ドラフト候補と考えるには粗すぎる。

JR九州の 菊地 翔太(24歳・一関学院出身)右腕は、腕の振りとボールの勢いは社会人でもトップクラス。昨年もプロ志望だったら、指名されたのではないかと思わせる投手。球速は常時145~MAX149キロであり、ボールの勢いが素晴らしい。変化球は、ほとんどがフォークとのコンビネーション。それほどフォークの精度がまだ高くないのと、本当のコントロールがないので、勝負どころで甘くなるのが気になるところ。それでもこれだけ勢いがあれば、順位にこだわらなければ指名されるだろうし、短いイニングならプロ相手でも通用しそう。

日本新薬では、プロ入りした 倉本(DeNA)の後釜に座った 板倉 健人(23歳・立正大出身)ショートが光った。166/72 と小柄な体を生かした軽快な守備と、ボールに食らいつける打撃は、今後楽しみな存在。

またパナソニックから補強した 北出 浩喜(23歳・愛知工大出身)右腕は、昨年見たかったが見れなかった一人。それほどスケール感溢れるフォームというよりは、コンパクトに体を使って活きの好い球を投げ込んで来る
リリーフ型か。ストレートは常時145キロ前後~後半を記録し、何よりベース板近くまでのボールの回転が素晴らしく、空振りを誘える球質がなのが素晴らしい。カーブ・フォークなどを駆使し、追いすがるJR九州を凌ぎきった。順調にゆけば、来年の上位候補の一人ではないのだろうか。

福   敬登(23歳・JR九州)投手 178/85 左/左
菊地 翔太(24歳・JR九州)投手 186/90 右/右

信樂 晃史(24歳・宮崎梅田学園)投手 180/83 右/右

板倉 健人(23歳・日本新薬)遊撃 166/72 右/右

北出 浩喜(22歳・パナソニック)投手 181/78 右/右

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