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ついに現れた右のスラッガー!

今日も神宮第二球場に、東京都の春季高校野球を観に出かけてきました。東都の開催を期待してたのに、結局東洋大の連勝で観られずガックリしながら、試合直後に球場入りしました。

第一試合 日大三 VS 駿台学園

駿台学園って全然知らなかったですが、今回はシード校だったんですね。報知高校野球の5月号に掲載されている選手が二人もいる学校だったんです。試合が終わってから気がつきました(笑)。

お目当ての日大三は、背番号10を付けた関谷 亮太(3年)投手が先発でした。この選手、180/78の右腕で、非常にオーソドックスなフォームをしている選手です。昨年の春季関東大会で初めてみて、来年が楽しみな投手だと思い成長を期待しておりました。球速は、常時130~MAX84マイル(134.4キロ)の速球に、カーブ・スライダー・チェンジアップなどを織り交ぜてきます。思った程球威・球速が増していないのが気になりましたが、総合力のある投手でした。特に内角を厳しく突く投球と打者が思わずタイミングが崩れるチェンジアップには観るべきものがあり、大学などに進んで、ゆっくりした成長を期待したいタイプです。東京を代表する投手の一人ですが、高卒プロの臭いのする選手ではありませんでした。

三高打線で目立っていたのは、3番・中堅手の日下京祐(3年)中堅手。186/84で、やや線が細い感じなのですが、左打席からコンパクトで鋭いスイングをしてくる選手です。打席でもリラックスして構えられているのは良いのですが、少しミートポイントがズレているのかな?と言う印象は受けました。打撃の力量は、三高打線の中では一番だと思います。大学タイプですが、強打・三高の中心打者として覚えておいて損はないと思います。

4番の吉田裕太(3年)捕手は、当たれば強い打球が打てる選手ですが、やや脆さがあります。野球への意識は高そうで、捕手としてもキャッチング・強肩ぶりは目につきました。1学年先輩の岡翔太郎の継承する強肩捕手だと思います。

駿台学園では、報知高校野球に名前のあがっていた小林諒祐(3年)投手は、サブマリンから相手を翻弄する技巧派タイプ。ただ三高レベルの打線になると、球威・球速不足は否めずコールド負けに。また捕手として名前のあがる後藤善基(3年)捕手も、強肩ぶりはソコソコも、打撃にインパクトは残りませんでした。捕手としても三高の吉田あたりに比べると、ワンランク落ちる印象は否めませんでした。

またこの試合では、三高の5番・一塁手で出場していた山崎福也(2年)が、184/84 の体格から、センター方向に鋭い打球を連発していたのも印象的でした。

第二試合 成立学園 VS 二松学舎大附

二松学舎大附の先発は、小野田祐樹(3年)投手。175/75 と中背の上手投手で、常時135~MAX88マイル(140.8キロ)を記録するなど、この時期の高校生としては、結構速い球を投げ込んでおりました。特に横滑りするスライダーの曲がりが大きく、この球を武器に、チェンジアップなども織り交ぜてきます。投手としては、適度にまとまっており、東京を代表する投手だと思います。

ただスケールと言う意味ではもう一つで、力はありますが大学進学タイプだと思います。夏までに何処まで総合力を引き上げられるのか注目したいです。他には、名前のあがっていた井上智也(3年)三塁手が、ライトスタンドに叩き込んでおりました。ただ同校では6番打者・三塁手としても、ややキャッチングに不安があり、プロ云々と言うタイプではありませんでした。

ドラフトと言う観点では、断然光っていたのが、なんとショートを務めていた4番の京屋 陽(3年)。この選手、昨年の春季東京大会で初めて観たのですが、まさに御山の大将的な絶対的な存在でした。しかし140キロ近い力強い速球をグイグイ投げ込むも、帝京打線にことごとく打ち返された投手でした。あれから一年、リベンジが果たせるのか注目です。

この選手、いきなり第一打席に初球の真ん中高めのスライダーをライトスタンドに叩き込みました。あまりスライダーをライトスタンドに叩き込む打撃と言うのは観たことがなかっただけに圧巻でした。その後も大きなセンターフライや甘いスライダーをレフト前にと、完全に鋭さを持った選手です。この打席での迫力は、ちょっとセンバツ組にはいなかったタイプの強打者ですね。

プレーの集中力・よく通る声・一番最初に守備位置に着く積極性など、超高校級の打撃意外の部分でも推せる材料が多い選手です。ただ残念なのは、完全に遊撃守備。ボールを待つクセがついており、フットワーク・キャッチングなども、上のレベルでは遊撃は無理だと思います。サードも待つクセがあるので、将来的には右翼か左翼あたりになるのではないのでしょうか。足は速くないのですが、最後まで一所懸命走るので、基準を上回るタイムでベースに到達しております。

右のスラッガータイプとしては、全国でも指折りな存在だと思います。打撃の力量的にも、高校NO.1と言われる筒香(横浜高校)とヒケを取らないと思いますし、むしろプレースタイルでは彼の方が個人的には好感が持てました。特に希少価値の高い右打ちなのも大きいと思います。

試合終盤に投手としても登板。殆どは135~140キロぐらいでしたが、非常に球威があって、完全に140キロ台中盤クラスのボリューム感です。カーブ・スライダーなどを織り交ぜるのですが、スライダーのキレも中々良いです。一球ですが92マイル(147.2キロ)を記録しまして、観ている感じ、そのぐらい出ていても全然不思議ではありませんでした。しかし将来的には断然野手だと思いますが、その圧倒的なポテンシャルは、全国有数の存在であるはずです。近日中に個別寸評を作成致しますが、間違いなく高卒でプロに行く選手だと思います。今日も二松学舎は勝ちましたので、ぜひ可能な方は、ご確認することをお奨め致します。

また対戦相手の成立学園の長谷川潤(3年)投手も、中々面白い選手です。185/82の体格を生かして、今日は5番・右翼手として出場。小野田の内角低めの速球を、火の出るような強烈な打球で打ち返したりと資質の高さを感じます。

プレーへの姿勢も良く意識の高い選手です。フェンスに直撃しながらのファインプレーも魅せ、痛みをおしながらも全力疾走でベンチに戻って来るなど気迫溢れるプレーヤーです。投手としても右のスリークオーターで、大体135~140キロぐらいの速球に、カーブ・スライダーなどを織り交ぜてきます。

球が見やすいのか、二松学舎の打線に打ち込まれておりましたが、速球には馬力を感じさせる投手でした。MAXで91マイル(145.6キロ)を記録するなど、アベレージではまだ出せませんが、将来的には、このぐらいの球を常時出せるポテンシャルはありそうです。ただ投手としては、結構ムラッ気があって、速い球も投げられそうにはなりそうですが、性格的には野手向きだと思います。強肩・打球の強さは間違いないですし、意識も高い選手なので、まだまだ伸びて行ける存在ではないのでしょうか。まだ名前は殆どあがっていない選手みたいですが、持っているものは素晴らしい選手です。高卒プロは難しそうですが、ぜひ将来に向けて覚えておいて頂きたい選手でした。

第二試合の二松学舎大附VS成立学園の試合は、久々に高校野球としてはワクワクさせられるナイスなゲームでした。成立学園の1番・遊撃手の喜納淳弥(2年)も、中々の好選手なので、来年に向けて名前を頭の片隅に入れておきたい好選手です。

帝京が明後日の試合を勝ちますと、18日(土曜)の神宮第二で、一年ぶりに二松学舎との再戦が実現いたします。私は沖縄遠征中で観られませんが、中々興味深い一戦になるのではないのでしょうか。帝京も先日少しだけ観た印象では、やはり個々の能力が違うなと言う感じのチームでした。この試合は、まさに必見だと思います!
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