2011年 社会人投手ドラフト展望(残留組編)
2011/01/19|Category:ネタ
何回かにわけて、2011年度のドラフト展望について触れて参りたいと思います。そこで今回は、社会人の投手編についてです。
社会人投手を取り上げるには、主に二つのグループにわけて考えたいと思います。
1,すでに昨年から指名が可能であったのに、指名されずチームに残留したグループ
2,高卒なら3年・大卒なら2年目の選手にあたる、今年指名が解禁になるグループ
今回は、この中の1のグループに属する 残留組についてとりあげたいと思います。
更にここでは、何故彼等はチームに残ったのか。主に二つのタイプに更に別れます。
1,力が足りず、プロの条件を満たしていなかった
2,在籍チームの引き留め・あるいは自らの意志で最初からプロ入りを断っていた
とこの二つのグループに別れます。ただここでは、そういった事情は無視して、主立った残留組を取り上げたいと思います。
(2011年度の社会人球界)
残念ながら2011年度のドラフト戦線においては、現時点で解禁組・残留組含めて、上位指名が確定的な選手はおりません。そのため今シーズンのアピール次第と言う実績に乏しい、もしくはあと一歩力不足の選手達が並びます。ただこの傾向は、終わってみれば多くの指名選手を出した2010年度組も同様だったこと、昨年の都市対抗の人材が豊富だったことを考えると、今年も同様の結果になる可能性が高いと考えられます。
その中でも、ドラフトの有力候補として注目されるのが、西 智矢(22歳・三菱重工長崎)投手が注目されます。熊本の多々良高校から入社して4年目の左腕で、小柄ながら140キロ台中盤のストレートには定評があります。まだ細かい制球力・全国大会での実績が皆無だけに、チームの主戦としての実績を残せれば、一躍上位候補として評価されそうです。
同じく左腕の金城 賢一(21歳・エナジック)投手は、すでに都市対抗で存在感を示しました。ただ大会終盤での登場だっただけに、スカウトの多くは引き上げており、実績・アピールと言う意味では、まだ物足りません。こちらは、均整の取れた体格から145キロ前後の速球を投げ込み、素材の良さが魅力です。
この2人共に注目されるのが、一昨年のドラフトで中日に指名されながら入団拒否をした 諏訪部 貴大(23歳・HONDA)投手。昨年指名されなかったのは、10年度そのものが、あまり好い調子ではありませんでした。球速は140キロ前後ぐらいですが、試合をまとめる投球センス・制球力があり、フォークと言う決めてがあるのが特徴です。あと一歩、手元までボールが来るような勢いが出てくると、ドラフト上位指名も現実味を帯びてきます。
その他では、現時点では昨年スカウトの注目を浴びながら指名されずに終わった選手達。諏訪部と同じHONDAのクローザー・佐藤 達也(25歳)投手も注目の剛球右腕。150キロ級のボールの勢いは、まさにプロ級の逸材。ただ高めに集まりやすい球筋・開きの早いフォーム・制球力と課題は残しますが、この辺がいかに改善されてくるのか注目です。
宇田川 雄一郎(24歳・三菱自動車岡崎)投手などは、変則左腕として指名の有力候補でした。ただ対左打者対策には面白いのですが、もう少し右打者に対する投球にも工夫が欲しいと思います。その辺が改善できてくると、一躍即戦力候補として今度こそ指名されそうです。
安部 建輝(25歳・NTT西日本)投手も、これまでは好調期間を持続できませんでしたが、好調時のコンビネーション・球の勢いは上位指名級の力があります。今年の目標は、年間を通してその力を発揮することではないのでしょうか。それができたとき、真の上位指名候補となりそうです。
古野 正人(25歳・三菱重工神戸)投手も、龍谷大から入って3年目の投手。球速は、140キロ~140キロ台中盤ぐらいと並だが、縦の変化を武器にしている貴重な投手。ただ投球の精度・繊細さ・幅を広げるなど総合力に物足りないものがあったりする。明らかな成長が観られれば、再度指名候補として浮上するだろう。
その他にも、ちょっとしたことで指名候補に浮上してきそうな候補は沢山いる。昨年もこの指名残留組からは、小林 敦(七十七銀行-ロッテ3位指名)投手や牧田 和久(日本通運-西武2位指名)投手、七條 祐樹(伯和ビクトリーズ -ヤクルト2位指名)などの上位指名を輩出している。ぜひ先入観を捨てて、彼等の変化を見逃すな!
社会人投手を取り上げるには、主に二つのグループにわけて考えたいと思います。
1,すでに昨年から指名が可能であったのに、指名されずチームに残留したグループ
2,高卒なら3年・大卒なら2年目の選手にあたる、今年指名が解禁になるグループ
今回は、この中の1のグループに属する 残留組についてとりあげたいと思います。
更にここでは、何故彼等はチームに残ったのか。主に二つのタイプに更に別れます。
1,力が足りず、プロの条件を満たしていなかった
2,在籍チームの引き留め・あるいは自らの意志で最初からプロ入りを断っていた
とこの二つのグループに別れます。ただここでは、そういった事情は無視して、主立った残留組を取り上げたいと思います。
(2011年度の社会人球界)
残念ながら2011年度のドラフト戦線においては、現時点で解禁組・残留組含めて、上位指名が確定的な選手はおりません。そのため今シーズンのアピール次第と言う実績に乏しい、もしくはあと一歩力不足の選手達が並びます。ただこの傾向は、終わってみれば多くの指名選手を出した2010年度組も同様だったこと、昨年の都市対抗の人材が豊富だったことを考えると、今年も同様の結果になる可能性が高いと考えられます。
その中でも、ドラフトの有力候補として注目されるのが、西 智矢(22歳・三菱重工長崎)投手が注目されます。熊本の多々良高校から入社して4年目の左腕で、小柄ながら140キロ台中盤のストレートには定評があります。まだ細かい制球力・全国大会での実績が皆無だけに、チームの主戦としての実績を残せれば、一躍上位候補として評価されそうです。
同じく左腕の金城 賢一(21歳・エナジック)投手は、すでに都市対抗で存在感を示しました。ただ大会終盤での登場だっただけに、スカウトの多くは引き上げており、実績・アピールと言う意味では、まだ物足りません。こちらは、均整の取れた体格から145キロ前後の速球を投げ込み、素材の良さが魅力です。
この2人共に注目されるのが、一昨年のドラフトで中日に指名されながら入団拒否をした 諏訪部 貴大(23歳・HONDA)投手。昨年指名されなかったのは、10年度そのものが、あまり好い調子ではありませんでした。球速は140キロ前後ぐらいですが、試合をまとめる投球センス・制球力があり、フォークと言う決めてがあるのが特徴です。あと一歩、手元までボールが来るような勢いが出てくると、ドラフト上位指名も現実味を帯びてきます。
その他では、現時点では昨年スカウトの注目を浴びながら指名されずに終わった選手達。諏訪部と同じHONDAのクローザー・佐藤 達也(25歳)投手も注目の剛球右腕。150キロ級のボールの勢いは、まさにプロ級の逸材。ただ高めに集まりやすい球筋・開きの早いフォーム・制球力と課題は残しますが、この辺がいかに改善されてくるのか注目です。
宇田川 雄一郎(24歳・三菱自動車岡崎)投手などは、変則左腕として指名の有力候補でした。ただ対左打者対策には面白いのですが、もう少し右打者に対する投球にも工夫が欲しいと思います。その辺が改善できてくると、一躍即戦力候補として今度こそ指名されそうです。
安部 建輝(25歳・NTT西日本)投手も、これまでは好調期間を持続できませんでしたが、好調時のコンビネーション・球の勢いは上位指名級の力があります。今年の目標は、年間を通してその力を発揮することではないのでしょうか。それができたとき、真の上位指名候補となりそうです。
古野 正人(25歳・三菱重工神戸)投手も、龍谷大から入って3年目の投手。球速は、140キロ~140キロ台中盤ぐらいと並だが、縦の変化を武器にしている貴重な投手。ただ投球の精度・繊細さ・幅を広げるなど総合力に物足りないものがあったりする。明らかな成長が観られれば、再度指名候補として浮上するだろう。
その他にも、ちょっとしたことで指名候補に浮上してきそうな候補は沢山いる。昨年もこの指名残留組からは、小林 敦(七十七銀行-ロッテ3位指名)投手や牧田 和久(日本通運-西武2位指名)投手、七條 祐樹(伯和ビクトリーズ -ヤクルト2位指名)などの上位指名を輩出している。ぜひ先入観を捨てて、彼等の変化を見逃すな!
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