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プロ野球ドラフトサイト「迷スカウト」の管理人・蔵建て男が、日本中を駆け巡り本音でトーク!
4/13 東都一部二日目
今日もネット中継で、東都一部リーグの模様を観戦したので簡単なレポートを。今日は、小雨が降っていたために、映像は前日のセンターカメラからのものではなく、バックネット裏からの中継でした。しかし前日と角度が違うことで、新たなこともわかりました。

東洋 VS 中央大

中央の先発は、個人的に昨年から注目している 村川 翔太(浜田出身)左腕。170/68 と小柄なサウスポーなのですが、変化球・コントロール・投球術にも安定感があり、良い時には140キロ前後の真っ直ぐを連発するなど、一昨年巨人に指名された 田中 大輝(国学大出身)左腕を彷彿とさせる選手で気になっていました。

今日は、常時135~後半程度、左腕とはいえやや球威・球速が物足りない内容。変化球は、カウントを整えるスライダーと、ボールゾーンに切れ込んで空振りを誘う二種類のスライダー。それに、右打者外角に逃げながら落ちるチェンジアップなどを織り交ぜます。この投手の一番の良さは、内角低めに食い込んでボールを右打者に使えること。なかなか左投手が、右打者の内角に食い込んでくるスライダーを上手く扱える選手はいなく、その点が面白いと昨年から見ていました。

今日も試合中盤まではゲームメイクしていたのですが、5回ぐらいから明らかにスタミナ切れでボールが上手く制御できなくなってきました。その辺が、中盤の失点に繋がってしまいます。そういった意味では、基礎体力不足、球威・球速不足は否めず、やはり社会人タイプなのかなという感じは否めません。実戦派で面白いものを持っている投手ですが、ちょっと大学からのプロ入りには時期尚早かもと。

また注目の 笹川 晃平(東洋大4年)中堅手は、真ん中に甘く入ったスライダーを逃さず三遊間にヒット。今回バックネット裏からのカメラで、ハッキリわかったことも。それは、ネクストからバッターボックスに入るときに、ラインを踏む・踏まないの意識には無頓着だということ。ただしこの辺は、強打者タイプの打者だけにそれほど細かさは気にしません。むしろ強打者には、踏むぐらいの鈍感さがあった方が良いぐらい。しかし足場の馴らしも平均的で、打席に入るまでのルーティンにも特にこだわりがないようで、その辺があまり深く野球を追求してきたのかな?という不安は感じます。それでも先日生観戦した時に、ネクストで前の打者の投球を真剣に見つめ、投球動作に対しタイミングを合わせるなど準備がいい加減な選手ではありませんし、ネクストでも集中してプレーに入れている印象は受けました。あとは、もう一歩深く野球を追求する習慣が欲しい気がします。

一方もう一人の注目選手・松田 進(中央大4年)遊撃手の方は、完全にラインなどをお構いなしに打席に入る強打者らしいタイプ。しかしイケイケなのは良いのですが、ニ遊間を担う選手にしては繊細さがありません。そういった意味では、この選手はやはり三塁や外野といったタイプなのでしょう。しかし軸足の地面を深く掘るなど、しっかり足元が踏ん張れるようにしようという意識はどの打席でもあり、これは彼なりのルーティンの一部であり、こだわりなのだと考えられます。今日もヒットは出ませんでしたが、良い当たりも野手の正面を突いている印象で、一本出れば変わるのではないかという期待も抱けます。二遊間を担うかには疑問ですが、強打者らしい思考の持ち主といった印象は受けました。

阿部 健太郎(東洋大)遊撃手あたりも、打席のラインに無頓着な選手。彼はけして強打者タイプではないですし、遊撃手であることを考えると、もう少し細かいところまで意識が行って欲しいかなと。この辺は、高校時代から荒っぽいプレーをする選手であり、あまり変わっていないのかと感じました。プロのニ遊間を担うには、こういった部分からも物足りません。

中央では最後に、東都一部屈指の速球を投げる 鍬原 拓也(北陸出身・3年)右腕が登場。こちらは、コンスタントに140キロ台後半~MAX152キロを記録。細かいコントロールこそありませんが、以前よりは球筋も安定してきたのでは。このボールの勢いで変化球を投げられると、打者もたまりません。最後は、スライダーで相手を仕留めていました。来年のドラフト候補に、名前があがってくるのは間違いないでしょう。村川も鍬原も、次回はセンターカメラからの映像で確認できたらと思います。

村川 翔太(中央大4年)投手 170/68 左/左
鍬原 拓也(中央大3年)投手 176/72 右/右

国学院大 VS 日大

前日、決勝打を打って乗ってきそうだった 京田 陽太(日大4年)遊撃手は、今日も4打数0安打に終わる。塁間3.9秒台前半で走れる走力と堅実な遊撃守備はプロでも通用するだろうが、やはり打撃が物足りない。少なくてもプロの一軍で通用するまでには、かなり時間がかかるのではないのだろうか?

打席への入りを見ていても、ラインの有無にはそれほど意識はない。しかし6回に入る時は、さすがにまだバッターボックスが汚されていなかったので、踏まないような意識はこの時は持てていた。足場の馴らし・ルーティンにも特にこだわりは観られず、打撃への意識はけして高い選手には見えて来ない。けしていい加減な選手ではないのだろうが、こだわりが感じられないのはプロを目指す上では残念。やはり上位指名をするのには、いろいろな意味で物足りない、そういった印象は昨年から変わらない一日だった。

一方、明らかに変化が見え始めたのは、国学院の3番・久保田 昌也(龍谷大平安出身・4年)中堅手の方。開幕週生で観たり、昨日の試合を観る限りは、左の強打者ではあるものの、プロとなると特徴に欠け指名は厳しいと書いてきました。しかし今日の試合では、振り出しに鋭さが出てきて打撃が明らかに変わって来ています。今後の試合で、どのような結果を残して行けるのかちょっと気になります。彼を観て思い出すのが、専修大時代の 長谷川 勇也(ソフトバンク)外野手。ひょっとしたら彼みたいになれる可能性があるかもと、見方が180度変わりました。今後の試合での内容を、注視してみたいと思います。

両チームの先発投手は、昨日取り上げた二人の2年生投手。清水 昇(国学院大2年)右腕は、細かい制球に苦しんだものの、140キロ台の速球に、チェンジアップ・フォーク系の球が冴えて、9回2安打完封と大器の片鱗を。大和田 啓亮(日大・2年)右腕は、先発になると130キロ台に落ちるものの、チェンジアップなどを武器に、こちらも9回を2安打・1失点に抑える好投。二人とも楽しみな印象は、前日と変わりませんでした。
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