2016年(26)(27) 春季千葉大会レポート
2016/04/29|Category:観戦記
ゴールデンウイーク初日は、春季の千葉大会に。横浜駅から高速バスで、40分ぐらいで着く袖ヶ浦の球場へ。アクアラインの一日から渋滞になりましたが、適度に流れておりなんとか試合開始直前に席に着くことができました。
東海大市原望洋 VS 市立船橋
この試合のお目当ては、昨年の春季大会で観て以来気になってきた 島 孝明(東海大市原望洋3年)右腕。昨春見た時は、まだ175センチぐらいで、筋の良い好投手タイプ。順調に行けば、来年の千葉を代表する投手ぐらいにはなると思っていましたが、高校からプロを意識できるほどだとは思っていませんでした。しかし雑誌などでは、148キロとか出ており、「えぇ、そんなタイプだったけ?」 という違和感を感じていました。
試合開始からブルペンで肩慣らしを初めており、展開次第では出てくるのではとは思っていました。確かに明らかに身体も大きくなり、180/80 というサイズも偽りがないのかなと。しかし試合自体はグダグダの内容で、島の登板も無くなりそうな風向きに。それでも5回に大量点が入り、明日の木更津総合戦に向け最後の1イニング投げるよう急遽ペースを高めて行ます。そして試合中何度か移動しようかと思うような展開でしたが、ついにその時がやってきます。
驚いたのは初球から92マイル・148キロを記録し、以後殆どが150キロ超えの、MAX95マイル(153キロ)まで到達。94マイル・95マイルも複数回記録するなど、そのスピード能力は本物です。横滑りするカットボールのような高速スライダー、それに落差のあるチェンジアップなどもあり、元々が投球にセンスに優れたタイプだけに、荒々しさ・不安定さは感じさせません。
逆に1イニングだけだったので、変化球の精度・細かいコントロールや投球術は粗くなっているのかまでは、この試合を観る限り良くわからず。しかしそのインパクトは、全国の高校生でNO.1なのではないかという気がします。この試合を見たスカウトの間からは、1位候補の話も飛び出すぐらいですし、スカウトたちの会話は東海大系列ということで進学するのかどうかなどの話題でもちきりでした。私も、間違いなく今年1番痺れた観戦だったことは間違いありません。朝早く起きて袖ヶ浦まで来たかいがあったというもの。彼の1イニングのピッチングで完全に報われました。評価は短いイニングだけの登板だったのでもう少し観てみないとわかりませんが、ドラフト戦線に新しいニュースターが出てきたのは間違いありません。
望洋では、峯尾 京吾(3年)捕手も、打撃は確実にバットの芯で捉えて来る強打の4番打者。ただし腕が横から出てくるスローイングでは、こちらは系列の大学に進むのではないかという印象を受けました。他にも投手の人材が結構いるようなので、楽しみな大型チームです。
成田 VS 専大松戸
背番号9を付けながら投手として注目される 尾身 健太朗(成田3年)右腕。178/68 というデータがあるのですが、手足が長くもっと大きな選手とのイメージを受けます。まだ体幹が弱く、球速は常時130~MAX86マイル・138キロ程度。カーブ・スライダーなどを織り交ぜるタイプで、まだベース板を通過するときのボールの強さが物足りません。筋が良く身体がビシッとして来たら面白そうですが、高校からプロ云々というタイプではなさそう。また9番打者ながら、打者としての才能も光ります。走力もあり身体能力高そうで、打者としての才能・将来性も光りました。
専大松戸では、途中から登板した18番・川上 鳳之(2年)右腕もなかなかの好投手。こちらは、常時135~MAX88マイル・142キロを記録。腕の振りの良さが光り、横滑りするスライダーとのコンビネーション。秋以降は、千葉でも話題の存在になるのではないのでしょうか。まだ、凄みみたいなものは感じられませんが。
千葉黎明 VS 中央学院高校
この試合の注目は、川口 廉(千葉黎明3年)右腕。こちらは脱力したフォームから、ピュッとボールが来る感じのギャップを生み出すのが持ち味。球速は、常時135キロ前後でMAX86マイル(138キロ)。悪い投手ではありませんが、高校からプロといった凄みは感じられません。この選手も中軸を任される打撃が魅力で、強烈な打球が光っていました。むしろ将来的に野手として、今後もマークする球団があるかもしれません。
一応今日で、千葉で春の間にみたいと思っていた選手はすべて観ることができました。また夏の予選に向け、気になる選手がいたら、テレビ中継とにらめっこしながら足を運びたいと思います。
東海大市原望洋 VS 市立船橋
この試合のお目当ては、昨年の春季大会で観て以来気になってきた 島 孝明(東海大市原望洋3年)右腕。昨春見た時は、まだ175センチぐらいで、筋の良い好投手タイプ。順調に行けば、来年の千葉を代表する投手ぐらいにはなると思っていましたが、高校からプロを意識できるほどだとは思っていませんでした。しかし雑誌などでは、148キロとか出ており、「えぇ、そんなタイプだったけ?」 という違和感を感じていました。
試合開始からブルペンで肩慣らしを初めており、展開次第では出てくるのではとは思っていました。確かに明らかに身体も大きくなり、180/80 というサイズも偽りがないのかなと。しかし試合自体はグダグダの内容で、島の登板も無くなりそうな風向きに。それでも5回に大量点が入り、明日の木更津総合戦に向け最後の1イニング投げるよう急遽ペースを高めて行ます。そして試合中何度か移動しようかと思うような展開でしたが、ついにその時がやってきます。
驚いたのは初球から92マイル・148キロを記録し、以後殆どが150キロ超えの、MAX95マイル(153キロ)まで到達。94マイル・95マイルも複数回記録するなど、そのスピード能力は本物です。横滑りするカットボールのような高速スライダー、それに落差のあるチェンジアップなどもあり、元々が投球にセンスに優れたタイプだけに、荒々しさ・不安定さは感じさせません。
逆に1イニングだけだったので、変化球の精度・細かいコントロールや投球術は粗くなっているのかまでは、この試合を観る限り良くわからず。しかしそのインパクトは、全国の高校生でNO.1なのではないかという気がします。この試合を見たスカウトの間からは、1位候補の話も飛び出すぐらいですし、スカウトたちの会話は東海大系列ということで進学するのかどうかなどの話題でもちきりでした。私も、間違いなく今年1番痺れた観戦だったことは間違いありません。朝早く起きて袖ヶ浦まで来たかいがあったというもの。彼の1イニングのピッチングで完全に報われました。評価は短いイニングだけの登板だったのでもう少し観てみないとわかりませんが、ドラフト戦線に新しいニュースターが出てきたのは間違いありません。
望洋では、峯尾 京吾(3年)捕手も、打撃は確実にバットの芯で捉えて来る強打の4番打者。ただし腕が横から出てくるスローイングでは、こちらは系列の大学に進むのではないかという印象を受けました。他にも投手の人材が結構いるようなので、楽しみな大型チームです。
成田 VS 専大松戸
背番号9を付けながら投手として注目される 尾身 健太朗(成田3年)右腕。178/68 というデータがあるのですが、手足が長くもっと大きな選手とのイメージを受けます。まだ体幹が弱く、球速は常時130~MAX86マイル・138キロ程度。カーブ・スライダーなどを織り交ぜるタイプで、まだベース板を通過するときのボールの強さが物足りません。筋が良く身体がビシッとして来たら面白そうですが、高校からプロ云々というタイプではなさそう。また9番打者ながら、打者としての才能も光ります。走力もあり身体能力高そうで、打者としての才能・将来性も光りました。
専大松戸では、途中から登板した18番・川上 鳳之(2年)右腕もなかなかの好投手。こちらは、常時135~MAX88マイル・142キロを記録。腕の振りの良さが光り、横滑りするスライダーとのコンビネーション。秋以降は、千葉でも話題の存在になるのではないのでしょうか。まだ、凄みみたいなものは感じられませんが。
千葉黎明 VS 中央学院高校
この試合の注目は、川口 廉(千葉黎明3年)右腕。こちらは脱力したフォームから、ピュッとボールが来る感じのギャップを生み出すのが持ち味。球速は、常時135キロ前後でMAX86マイル(138キロ)。悪い投手ではありませんが、高校からプロといった凄みは感じられません。この選手も中軸を任される打撃が魅力で、強烈な打球が光っていました。むしろ将来的に野手として、今後もマークする球団があるかもしれません。
一応今日で、千葉で春の間にみたいと思っていた選手はすべて観ることができました。また夏の予選に向け、気になる選手がいたら、テレビ中継とにらめっこしながら足を運びたいと思います。
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