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2016年 (30)(31) 東都一部・二部レポート1
雨で日程が変わったというのもあり、今日は、東都一部・二部の計4試合が一同に神宮球場で行われました。そのうちの第ニ試合と第三試合の途中まで観戦してきました。ここまで東都一部は4チームを生で、そして動画中継では主だった選手の今シーズンのプレーはチェックしていました。また立正の黒木に関しては、3月のオープン戦で一度今シーズン視察済みです。

立正大 VS 青学大

この試合の注目は、ドラフト上位候補の 黒木 優太(立正大4年)右腕。立ち上がりから140キロ台後半~MAX95マイル(153キロ)の球速を連発するなど、アベレージのスピード能力が極めて高い選手。ほとんどはスライダーとのコンビネーションで、時々チェンジアップだかフォーク系の沈む球を投げます。しかし今日は、変化球の曲がりが早く、上手く決まらなかったり抜けたりと制球に苦しみます。

この選手、3イニングぐらい見ているとお腹一杯という底の浅い投球が課題。上背の無さと緩急や球種に乏しい投球に、素材としての奥行きの無さを感じます。速球も確かに速いのですが、ボールがみな高くプロでは怖いという印象は否めません。力を入れて投げた時のボールのには観るべきものがあるので、短いイニングでどうかというリリーフタイプかと。

素晴らしいのは、このボールの勢いが最後まで落ちない確かなスタミナ。また崩れそうで崩れない、気持ちの強さはリリーフ向き。高校時代はショートをやっていただけあって、フィールディング、クィック、牽制などの各能力が高いことなどがあげられます。恐らくドラフトでは、2~3位ぐらいの位置づけになるのではないのでしょうか。

青学の先発は、久々に観る 岡野 祐一郎(聖光学院出身4年)右腕。こちらは、高校時代同様にオーソドックスな好投手タイプ。球速は、常時130キロ台後半~MAX90マイル(145キロ)ぐらい。球速ほど、速球に訴えかけてくれるものはありません。その分、スライダー、チェンジアップ系の沈む球の精度・キレはよく、コンビネーションで打ち取るタイプ。

左打者に外角のストレートを簡単に打ち返されてしまったり、右打者に対しコントロールが甘くアバウトだったりと、甘さを残すところがあります。バットを押し返すような球威、空振りを取れるようなキレがなく、現状は社会人タイプといった気がします。全体的に質の向上・パワーアップが、社会人で望めるかではないのでしょうか。

立正大では、3番の 皆川 仁(学法石川出身・4年)右翼手が、センターバックスクリーンに叩き込んだ打球は圧巻。その他の打席では良いところはなかったのと、左打席から一塁到達が4.35秒前後ぐらいと遅いのがネックか。それでもリーグ戦では、7試合で4盗塁と走力でもアピール。打っては.538厘とダントツの成績で首位打者を驀進中。シーズン最後まで、この勢いが持つか注目したいところ。

青学では、3番の 佐藤 将(桐蔭学園出身・4年)右翼手が、ミートポイントで確実に捉えて来る打球が光っていました。この選手も機会があれば、もう少しじっくり見てみたい一人。また立正の核弾頭・鹿沼 柊汰(前橋商出身・4年)左翼手の、俊足ぶりが光りました。

日大 VS 東洋大

すでに動画中継で何度も見ているので、今シーズン生観戦はじめての日大も、それほど初めての感じはしませんでした。そんな中、お目当ては、生で 京田 陽太(日大4年)遊撃手をみて、今までと変わって見えるのかチェックしにきました。

184/80 の大型のショートストップで、やはりグランドにいても見栄えがするということ。大型の割に動きに緩慢さがなく、上手いというよりも丁寧なプレーを心がける堅実なタイプという印象は変わりません。それほど細かい動きやスピード感は感じないのですが、上のレベルでもニ遊間を担って行けるだけの守備力・地肩はあるのだろうなと。また走力は、一塁までの塁間を4.0秒前後で走り抜けるなど、まずまずの俊足。守備も走力も、プロに混ぜて上の下ぐらいはあるのですが、ここからそれぞれを売りにできるところまで到達できるかどうかが、彼が一流選手になれるかの大きな別れ目ではないかと。ただしストイックに野球に取り組めて高めて行けるタイプの選手なので、守備・走塁に関しては、更にワンランク上のレベルまで到達できる可能性はあるかと思います。今日は、難しいショートフライを追って好捕したところが見せ場でした。

打撃の方は、確認した3打席ではセカンドゴロ・セカンドゴロ・センターライナーと結果を残せず。二打席目のセカンドゴロは、ランナーが二塁にいたので進塁させるための打撃。そのため三打席目に注目していましたが、芯で捉えた打球ではありました。しかしいかんせん打撃は、ボールを捉えるセンス・スイングの鋭さ、将来性含めて並であり、プロでレギュラーを取れるまでになるのかという不安は感じます。ショートならばしっかり守れれば2割5分程度でも許されるとは思いますが、一軍で通用するまでには数年かかりそうですし、将来的にもそこまでの選手になれるかは微妙かと。個人的にはプロでもショートを守れる付加価値はあるものの、3,4位レベルの選手であり、彼が上位となるとやっぱり物足りない印象は今日も変わりませんでした。

一方の東洋大では、笹川 晃平(浦和学院出身・4年)中堅手が注目。こちらは貴重な右の外野手候補ですが、やはり指名となると少し物足りません。今日は守備でチョンボをしていましたが、中堅守備・肩はそれなりといった感じ。打撃も集中力を高めた時は素晴らしいのですが、アベレージでは物足りません。特に 江越 大賀(駒大-阪神)のような、圧倒的なポテンシャルがないので、社会人経由なのではという気がしています。プロに混ぜてしまうと、特徴が見出だせず、埋もれてしまう危険性を感じます。

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