2016年(38) 都市対抗東京予選 など
2016/05/24|Category:観戦記
午前中に東京で仕事があったので、終わったあとそのまま都市対抗予選が始まっている大田スタジアムに向かう。会場に着いた時は、ちょうど第一試合が終わり、第二試合が始まる前のタイミングで入場できた。この試合の目当ては、今年チェックできていなかった 森脇(セガサミー)投手。
NTT東日本 VS セガサミー
セガサミーの先発・森脇 亮介(24歳・日大出身)右腕は、京都の塔南高校時代から京都屈指の好投手として注目された。日大時代も良い球は投げていたものの、エースというよりは第二戦の先発を任されていた印象が強い。しかしセガサミーに進んだ昨年は、ルーキーながらチームの主戦に成長。2年目の今年は、まさにエースとしての責任を担う立場になってきた。
森脇の最大の特徴は、ボールの切れ味にある。初回から140キロ台を刻み・MAXでは90マイル(145キロ)を記録。カーブ・スライダー・フォークなどの変化球を交えるコンビネーションで勝負するタイプ。時々コーナーや低めにビシッと決まる速球には唸るものがあるものの、全体的に甘い球が多くこの日はことごとく高めの速球を打ち返されていた。
切れ型故に球威に欠けるので、甘く入ると長打を浴びやすいし打ち損じはしてくれない。この球威ならば、もう少し投球に繊細さや微妙なコントロールがないと、プロでは厳しいだろう。良い時は打者の見逃しを誘うような球がズバッと決まって爽快なのだが、この試合を観る限りはちょっとプロでは怖いかなと。昨年の都市対抗などを思い出すと、こんなものではないだろうという思いもあるものの、昨年の防御率 4.39 という数字が示すとおり安定感では微妙なのかもしれない。その辺は、今後の結果や投球をみて、評価を固めてゆきたい。チームでは不可欠な存在だけに、あまり低い順位でのプロ入りはさせないのではないかという気もするのだが。
残念ながらこの試合では、森脇は序盤で降板。私自身も頭がガンガンしてきたので、4回まで会場をあとにした。東京都予選は、できれば金曜日あたりの観戦を再度予定している。
森脇 亮介(24歳・セガサミー)投手 174/66 右/右
立命館 VS 同志社大
春の関西遠征で、気になるところは大方網羅したつもりではある。しかしその中で漏れていたのが、平尾(同志社大)左腕だった。ネットでも 立同戦の模様が中継 がされていたので、平尾の投球を確認できたので簡単な感想でも。
その 平尾 奎太(大阪桐蔭出身4年)左腕は、第一戦では6回から登場。188/85 の大型左腕で、コンスタントに140キロ台~中盤まで記録して来る。もっと剛球タイプなのかと思ったのだが、思った以上にコントロールが安定していたのは驚きだった。カーブ・スピード差のある二種類のスライダー、右打者外角に小さく逃げるチェンジアップ系の球など球種も一通り持っている。
しかしこの試合では、左打者の外角球をことごとく合わせられる苦しい内容で、相手を余計に勢いづけてしまった。確かに恵まれた体格から140キロ台を刻んで来るものの、まだ爆発力というものに欠け、その辺が 40回2/3イニングで奪三振24個 と、決め手の無さにつながっている。恐らく有力な社会人チームへの入社が決まっているのではないかと推測するが、プロ志望であればボーダーレベルの投手ではないかと。この体格から癖がなく140キロ台を刻んで来る左腕だけに、興味を持っている球団も少なくはないだろう。ただしそんなに高い順位は用意できないだろうから、社会人で更なる成長を期待するという形に落ち着きそうな気はしている。
平尾 奎太(同志社大4年)投手 188/85 左/左
NTT東日本 VS セガサミー
セガサミーの先発・森脇 亮介(24歳・日大出身)右腕は、京都の塔南高校時代から京都屈指の好投手として注目された。日大時代も良い球は投げていたものの、エースというよりは第二戦の先発を任されていた印象が強い。しかしセガサミーに進んだ昨年は、ルーキーながらチームの主戦に成長。2年目の今年は、まさにエースとしての責任を担う立場になってきた。
森脇の最大の特徴は、ボールの切れ味にある。初回から140キロ台を刻み・MAXでは90マイル(145キロ)を記録。カーブ・スライダー・フォークなどの変化球を交えるコンビネーションで勝負するタイプ。時々コーナーや低めにビシッと決まる速球には唸るものがあるものの、全体的に甘い球が多くこの日はことごとく高めの速球を打ち返されていた。
切れ型故に球威に欠けるので、甘く入ると長打を浴びやすいし打ち損じはしてくれない。この球威ならば、もう少し投球に繊細さや微妙なコントロールがないと、プロでは厳しいだろう。良い時は打者の見逃しを誘うような球がズバッと決まって爽快なのだが、この試合を観る限りはちょっとプロでは怖いかなと。昨年の都市対抗などを思い出すと、こんなものではないだろうという思いもあるものの、昨年の防御率 4.39 という数字が示すとおり安定感では微妙なのかもしれない。その辺は、今後の結果や投球をみて、評価を固めてゆきたい。チームでは不可欠な存在だけに、あまり低い順位でのプロ入りはさせないのではないかという気もするのだが。
残念ながらこの試合では、森脇は序盤で降板。私自身も頭がガンガンしてきたので、4回まで会場をあとにした。東京都予選は、できれば金曜日あたりの観戦を再度予定している。
森脇 亮介(24歳・セガサミー)投手 174/66 右/右
立命館 VS 同志社大
春の関西遠征で、気になるところは大方網羅したつもりではある。しかしその中で漏れていたのが、平尾(同志社大)左腕だった。ネットでも 立同戦の模様が中継 がされていたので、平尾の投球を確認できたので簡単な感想でも。
その 平尾 奎太(大阪桐蔭出身4年)左腕は、第一戦では6回から登場。188/85 の大型左腕で、コンスタントに140キロ台~中盤まで記録して来る。もっと剛球タイプなのかと思ったのだが、思った以上にコントロールが安定していたのは驚きだった。カーブ・スピード差のある二種類のスライダー、右打者外角に小さく逃げるチェンジアップ系の球など球種も一通り持っている。
しかしこの試合では、左打者の外角球をことごとく合わせられる苦しい内容で、相手を余計に勢いづけてしまった。確かに恵まれた体格から140キロ台を刻んで来るものの、まだ爆発力というものに欠け、その辺が 40回2/3イニングで奪三振24個 と、決め手の無さにつながっている。恐らく有力な社会人チームへの入社が決まっているのではないかと推測するが、プロ志望であればボーダーレベルの投手ではないかと。この体格から癖がなく140キロ台を刻んで来る左腕だけに、興味を持っている球団も少なくはないだろう。ただしそんなに高い順位は用意できないだろうから、社会人で更なる成長を期待するという形に落ち着きそうな気はしている。
平尾 奎太(同志社大4年)投手 188/85 左/左
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