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2016年夏 甲子園3日目レポート
大会三日目の模様は、録画に失敗したのでバーチャル高校野球にあった試合まるごと動画を参考に観戦。どうしてもパソコンだと観戦が粗くなるので、そのことはご理解頂きたい。

大会3日目・第一試合 市立尼崎 VS 八戸学院光星

選抜でも注目された 田城 飛翔(八戸学院光星3年)右翼手が、素晴らしい活躍見せた試合だった。右に左へとヒットを放ったあと、今度はセンター方向へのホームラン。更に延長戦では、試合を決めるタイムリーを魅せた。春注目されるなか不完全燃焼で甲子園をあとにしたが、この夏は自慢の爆発力を遺憾なく発揮。右翼手としても打球への落下点への狂いがなく,、難しい打球も好捕するなど守備力は安定。地肩や走力が塁間4.0~4.2秒ぐらいと中の上レベルであり、その辺がプロとなると微妙なところ。高校からの指名は厳しいかもしれないが、今後も追いかけてみたいと思わせる選手だった。

市立尼崎には突出した選手はいなかったものの、エースの 平林 弘人(3年)右腕が粘り強い投球を披露。球速こそ135キロ前後だったが、右打者内角に食い込むツーシームを活かしたピッチングが光っていた。今後も実戦的な投球に磨きをかけて、大学などでも野球を続けて頂きたい。

田城 飛翔(八戸学院光星3年)右翼 176/79 右/両

平林 弘人(市立尼崎3年)投手 173/63 右/右

大会3日目・第二試合 長崎商 VS 山梨学院

山梨学院は打線が売りのチームだが、タレント的には2人の2年生投手に注目。先発した 吉松 塁(2年)左腕は、まだビシッとして来ないものの、MAX138キロを記録した速球に、スライダーを織り交ぜたピッチング。それほどスケール感あふれる素材ではないが、一冬超えれば140キロ台を記録できるサウスポー。

その吉松をリリーフした 栗尾 勇摩(2年)右腕は、まだボールの収まりは悪いものの、球速はコンスタントに130キロ台後半を記録。独特のブレーキの効いたスライダーが武器の投手だが、秋には140キロ台の話も聞こえてきそう。吉松同様に、来夏までにどのぐらいビシッとして来るか?

長崎商も突出したタレントがいるチームではないが、県大会を一人で投げ抜いた絶対的エース・本田 一政(3年)右腕の粘り強い投球が光った。特に得点圏に走者を置いてからの投球が光る選手で、力んで投球を乱すのではなく、逆境になるほど自分の能力を発揮できるタイプの好投手だった。

吉松 塁  (山梨学院2年)投手 177/74 左/左
栗尾 勇摩(山梨学院2年)投手 185/80 右/右

本田 一政(長崎商3年)投手 165/67 右/左

大会3日目・第三試合 横浜 VS 東北

全国NO.1右腕・藤平 尚真(横浜3年)右腕が、甲子園に初登場。立ち上がりから県大会では空振りの取れなかったストレートで、三振の山を築くことができたのは大きかった。むしろ武器であったスライダーの制御に苦しみ、県大会と比べてプラスマイナス0といった内容。まだ成長途上の投手ではあるが、それでこれだけのパフォーマンスを見せるのだから、やはり1位指名は揺らがない。涌井秀章(現ロッテ)ほど勝てる投手になれるかと言われると疑問だが、持っているエンジンの大きさは涌井以上ではないのだろうか。ここに来てストレートに上積みがあったことは大きく、履正社戦の内容次第では競合してでも欲しいという球団がでてきても不思議ではない。まだ投手としての完成度としては、寺島成輝ほどではないので、直接対決では若干履正社の方に分があるように思えるのだが。

横浜野手もタレント揃いで、4番の 村田 雄大(3年)左翼手は先制のレフト前タイムリ。この選手は、秘めたる潜在能力は相当高そうだが、技術的にまだ開きが我慢できず外に逃げてゆく球を捕まえきれない欠点がある。この辺が、今後改善されてくると、見違えるほどによくなるかもしれない。そのパワーは、超高校級と言っても過言ではないだろう。左翼を守っているように守備・走力は平凡だが、肩は基準以上のものがある。潜在能力の高さを買って、何処か指名して来るかもしれない。

また6番ながら、横浜高校の打線の中で最も打撃技量が高いのが、公家 響(3年)三塁手。こちらは三塁手としてはややスケール不足も、技術の高さからレベルの高い相手でも充分対応できそう。これでセカンドあたrができれば、高校からのプロ入りも可能そうだが、現状は有力大学へ進むタイプではないのだろうか。次戦の履正社戦では、この公家の活躍がポイントになりそう。

また来年の上位候補とみられるのが、3番を打つ 増田 珠(2年)中堅手。こちらは、広角に打ち返す打撃が持ち味で、高校時代の 内川聖一(現ソフトバンク)外野手を彷彿とさせる天才肌。しかも才能に奢ることなく、気持ちを全面に出した闘志あふれるプレースタイルにも好感が持てる。3年目ぐらいには、プロでもレギュラーに定着できるのではないかと思わせるほどの選手。タレント揃いの横浜高校の中でも、頭一つ抜けて存在。

今年野手で一番プロに近いと思われるのが、1番を打つ 戸堀 敦矢(3年)二塁手。右打席から塁間4.2秒前後(左打者換算で3.95秒前後)に相当する俊足に加え、二塁手の守備もプロ級。打撃はタレント揃い選手の陰に隠れがちだが、持ちえる能力はかなり高そうな選手。上のレベルに混ざれば、どのレベルにも順応できそうなセンスの良さを感じる。一見地味だが、こういった選手をプロがちゃっかりと下位あたりで指名する可能性がある。本人が志望届けを提出すれば、右打ちの選手だけに需要はあると考えている。

東北では、唯一の得点となる本塁打を放った核弾頭・杉沢 龍(1年)遊撃手のセンスが光っていた。東北の遊撃という意味では、加藤 政義(九州国際大-日ハム-DeNA)以来の素材かもしれない。また4番の植木 利久(2年)一塁手のスイングも目立っていた。一塁以外のポジションでアピールできれば、来年は候補に上がって来るかもしれない。共に下級生ということで、新チーム以後の活躍が注目される。宮城県大会の模様も確認して、レポートを作成してみたいと思う。

藤平 尚平(横浜3年)投手 185/83 右/右
村田 雄大(横浜3年)左翼 185/85 左/左
公家 響  (横浜3年)三塁 179/79 右/右
増田 珠  (横浜2年)中堅 178/79 右/右
戸堀 敦矢(横浜3年)二塁 183/78 右/右

杉沢 龍  (東北1年)遊撃 173/75 右/左
植木 利久(東北2年)一塁 178/85 右/右

大会4日目 近江 VS 常総学院

鈴木 昭汰(常総学院3年)左腕は、球速こそ130キロ台だったものの力のある速球中心で押すピッチング。秋~春の間に大幅に球威を増してきたストレートは健在で、以前の切れで勝負する好投手タイプのイメージは殆どない。変化球もスライダー、チェンジアップを織り交ぜ、選抜ではバランスを崩して制球を乱していたが、そういった危うさも薄まりつつある。まだ少し力んで投げていたように、次戦での投球内容でプロ入りの有無を評価したい。タイプ的には名門大学に入って行きそうな選手に見えるが、左腕だけに簡単には見限れないところ。個人的には通算100勝以上した、野村弘樹(大洋)のPL学園時代と、遜色ない力量の持ち主だと評価している。次の試合で、もうひと推し春からの成長を感じさせて欲しい。

最終学年になって順調さを欠いていた 京山 将弥(近江3年)右腕も最後の夏に間に合った。2回に交代した直後は、相手の勢いを止められなかったものの、落ち着きを取り戻した3回以降は持ち味を発揮した。この選手の良さは、膝下にスピンの効いたストレートを投げ込むところ。この日は、MAX147キロを記録し、昨年よりも更に逞しさを感じさせる内容。カットボール・スライダー・チェンジアップなどを織り交ぜ、特にチェンジアップに威力がある。どちらかというと細身のセンス型であり、高校からプロに入るというよりも名門大学・有力社会人に進んで行きそうなタイプであり、試合後進学を希望することを表明した。4年後には、上位指名でプロ入りできるようになっていて欲しい。それだけの可能性は、充分秘めた素材だろう。

この試合では、陶山 勇軌(2年)中堅手の、選球眼の良さ・俊足ぶり、対応力の高い打撃が光っていた。三拍子揃った好選手だけに、来年に向けて覚えておきたい一人。4番の花輪 直輝(3年)三塁手は、強打者というよりも対応力の高い好打者の印象が強い。共に、今後の試合で更に細かくみてみたい。

鈴木 昭汰(常総学院3年)投手 176/77 左/左
陶山 勇軌(常総学院2年)中堅 180/70 右/左
花輪 直輝(常総学院3年)三塁 178/78 右/左

京山 将弥(近江3年)投手 183/72 右/右

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