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プロ野球ドラフトサイト「迷スカウト」の管理人・蔵建て男が、日本中を駆け巡り本音でトーク!
2016年夏 甲子園6日目・第ニ・第三試合

大会6日目・第二試合 松山聖陵 VS 北海

この試合の注目は、アドゥワ誠(松山聖陵3年)右腕。アドゥワは、ナイジェリア人の父と日本人の母とのハーフで196センチの長身から繰り出す角度のある球が持ち味。現状は、135~140キロ前半ぐらいのボールが多く、驚くような球威・球速・勢いは感じられない。特に手元までボールがグッと来る感じがなく、あくまでも角度と威圧感で打ち損じを誘うピッチング。変化球は、スライダーとチェンジアップを織り交ぜ、特にチェンジアップの落差があり、時にはフォークのような空振りを誘える球種でもある。ストレートは高めに、フォークは低めにと高低の揺さぶりができ、相手としては角度のある球筋も相まって、短時間で対応するのは難しい。

また思ったほどピンチでも気持ちが揺らがないのと、コントロールに不安がないところは良いところ。逆に相当自我を抑えて投球しており、持ちえる能力はもっと高いのだろう。そんな片鱗を見せたのは、7回の投球。ランナーを背負ってから140キロ台を連発し、MAX144キロまで記録。あれが、アドゥワの現状の本気モードなのだろう。あくまでも現在は、将来凄く良くなりそうという期待感を抱かせる素材が魅力であり、現在のピッチングは際立つほどではない。そういった意味では、昨年の 綾部 翔(霞ヶ浦-DeNA5位)みたいな位置づけの投手であり、ドラフトでも綾部よりもスペックが高そうな分、4位前後ぐらいでの指名になるのではないのだろうか?

北海の先発・大西 健斗(3年)右腕は、コンスタントに140キロ前後のボールを投げ込み、身体の近くで小さく鋭く曲がるスライダーで試合を組み立ててくる。球速ほど打者の手元まで来る感じのボールではないが、コントロール、投球術とも安定しており、安心して見ていられる好投手。だてに、甲子園を勝ち上がって行ったわけではなかった。ドラフト候補云々ではないが、大学などでの活躍も期待される。また打っても4番を務めるなど、野球センスは高い。

アドゥワ誠(松山聖陵3年)投手 196/86 右/右

大西 健斗(北海高校3年)投手 180/74 右/右

大会6日目・第三試合 作新学院 VS 尽誠学園

今大会1番のインパクトといえるのが、今井 達也(作新学院3年)右腕のピッチング。実に質の良いストレートを、左打者内角膝下に集めたり、身体の近くでスッと曲がる縦横のスライダーに、チェンジアップなどもあり、けして速球だけで勝負する投手ではない。元々総合力で勝負するタイプであり、制球の不安や変化球に不安があるタイプではないので安心して見ていられる。

イレギュラーでランナーが想定外に出塁しても、全く気持ちがブレないなど精神力も強い。まだまだ華奢な身体つきに見えても、最終回に150キロ台を連発したりと体力も見た目以上。緒戦で151キロを記録した試合よりも、二戦目の方が腕の振りが更に鋭くなっていたのには驚いた。大会前から2位以内で消えるとは言われていた選手だが、甲子園での活躍で1位指名の12名に残ることは間違いないのではないのだろうか。

今大会では3試合連続本塁打で打撃の方で注目を浴びることが多かった 入江 大生(3年)一塁&右腕は、準決勝の明徳義塾戦で初登板。最速145キロを記録するストレートの質も良く、作新学院投手陣全体に観られる身体の近くで鋭く曲がる変化球も悪く無い。スペック的にも 186/79 よりも恵まれており、大学あたりで鍛えたら見違えるような投手に育ちそう。特に最後の打者に投げ込んだ145キロストレートは、ウエートが乗っており彼の未来を感じさせた。4年後は、上位指名候補として今井の後を追うかもしれない。

尽誠学園はチームとしては非常に良いチームではあったのだが、突出した選手がいなかった。そんな中では、4番の 松井 永吉(3年)三塁手の、パワフルなスイングが印象的。香川大会打率.520厘の数字はダテではなく、香川大会の模様を観るときにじっくりチェックを入れてみたい強打者だった。

今井 達也(作新学院3年)投手      180/72 右/右
入江 大生(作新学院3年)一塁&投手 186/79 右/右

松井 永吉(尽誠学園3年)三塁 177/81 右/左

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