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高校JAPAN VS 大学JAPAN (大学投手編)
高校VS大学JAPANの交流戦レポート第二弾。今回は、大学JAPANの投手陣について取り上げてきます。

柳 裕也(明治大4年)投手 180/83 右/右 (横浜出身)

今年の大学生投手の中でも、最も計算できるゲームメイクできる能力が最大の自慢。さすがに短いイニング限定ということもあり、そのストレートは、コンスタントに140キロ台~中盤を記録。何より素晴らしかったのが、立ち上がりからコーナーにしっかりコントロールできていたこと。また違和感なくコンビネーションの中に、フォークを織り交ぜ空振りを取れる点。元来はもっと多彩な球種もあるので、より相手に的を絞らせない投球ができます。

投球に凄みは感じられないものの、どのチームに入っても開幕先発入りできるぐらいの完成度・総合力があります。いの一番で指名して来る球団があるかは微妙ですが、いずれにしても1位指名の間で消えるのは間違いないでしょう。一年目から、7,8勝前後は期待できると思いますし、何より要所での精神面の強さは特筆ものです。

濱口 遥大(神奈川大4年)投手 173/80 左/左 (三養基出身)

気持ちの浮き沈みが激しく計算しづらいところはあるのですが、良い時の爆発力は今のアマチュア球界でNO.1左腕。この試合でも厚みと勢いのある140キロ台中盤のボールを連発し、スライダー・チェンジアップを織り交ぜてきました。特に魂のこもったボールを投げられる投手であり、チェンジアップがまともに決まればプロの打者でも打てないフィニッシュボールに。あまりに熱すぎる性格ゆえに反動が怖い部分はあるので、年間でどのぐらい残せるのかは見え難いところが評価の別れるところ。しかしボールだけみれば、文句なしの1位候補なのは疑いようがありません。

吉川 峻平(関西大4年)投手  183/78 右/右 (関大北陽出身)

スラッとした細身の投手で、140キロ前後と驚くような球威・球速はありません。しかし非常に安定感のある好投手であり、更に強烈なシンカーを持っていて、この球が国際試合で有効だと判断され全日本に残りました。この球に関しては、プロでも武器になるだけの強烈な縦の変化球。ただし速球の球威という部分では見劣りし、ドラフト戦線で彼の名前を耳にすることは殆どありません。

一芸で特徴があって面白いという見方で、ひょっとすると指名を検討する球団はあるかもしれません。しかし上位指名とか高い評価はし難いタイプだけに、何処まで本人のプロ志向が高いのかにも関わります。現状は、社会人に進むタイプという印象です。

齊藤 大将(明治大3年)投手 178/75 左/左 (桐蔭学園出身)

スリークォーターから繰り出す独特の球筋と、キレのあるボールが持ち味のサウスポー。スライダー・チェンジアップを織り交ぜる、来年のドラフト候補。課題はムラっ気のある投球で、好い時と悪い時の差が激しいところ。この日も球筋は結構暴れていて、不安定さを覗かせていた。プロとしてはリリーフタイプという位置づけであり、左打者の背中越しから来る球筋から対左打者に強いタイプ。逆に右打者に対して、どんな投球を示せるかが今後の課題か? 使い方が限定されるタイプだけに上位候補ということにはならないと思うが、来年の有力な指名候補となってゆくだろう。

伊藤 将司(国際武道大2年)投手 178/82 左/左 (横浜出身)

テイクバックを隠して投げ、ボール球の出どころを見えなくする技巧派左腕。球速は130~135キロぐらいも、球速よりキレを感じさせるタイプ。ただし球威・球速はないので、甘く入ると怖い一面を持っている。まだ大学2年生ではあるが、2年後球威・球速を増してドラフト候補という匂いはしてこない。すでに横浜高校時代から、かなり完成された投手との印象を受ける。投手陣にバエラティを持たせる意味でも、こういった投手を1人加えてみたかったという意図はわかるのだが。

佐々木 千隼(桜美林大4年)投手 181/83 右/右 (都立日野出身)

右スリークオーターから繰り出す、キレと勢いのある速球を投げ込んでくる。球速はコンスタントに145~150キロ前後のボールを投げ込め、スライダー、シンカー系のボールを投げ込んでくる。昨年までは、勢いのある速球とスライダーの単調な投球が目立っていた。しかし今年に入り、ツーシームやシンカーなどを上手く織り交ぜることができ、ピッチングの幅が広がってきた。現在大学球界においても 田中 正義(創価大)に次ぐ存在であり、1位指名はまず間違いないだろう。状況次第では、競合してもなんら不思議ではない内容。今日投げた大学生の中でも、頭一つ抜け球を投げていた。

田村 伊知郎(立教大4年)投手 173/80 右/左 (報徳学園出身)

小柄ながら145キロ~150キロ級の切れ味鋭い速球と、闘争心のある熱いハートが持ち味の大学JAPANの守護神。勢いだけでなく元々好投手タイプだっただけに、コントロールやマウンド捌きも安定しているところも魅力。この試合では上吊る場面もあったが、低め膝下に集まる球も少なくなかった。低めに落ちる系の球も持っており、この球でも空振りが狙える。プロでもリリーフならば即戦力になり得る投手であり、身体は小さくても4位前後ぐらいでは指名されそうな確かな力量の持ち主。上手くハマれば、1年目からセットアッパーぐらいまで務まるかもしれない。

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