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42・43 春季関東大会レポート3

今回は、春季関東大会レポート第三弾!日曜日に袖ヶ浦で行われた試合の、第一試合の東海大甲府VS八王子戦以外のレポートを。

第二試合 専大松戸 VS 前橋商

専大松戸の先発は、先日の春季千葉大会でリリーフでの登板を確認した 上沢 直之(3年)右腕が、今度は先発として登場。185/85 と非常に立派な体格が目を惹く投手。ただその体格の割には、まだ肉体も投球も発展途上の印象は否めない。この選手の魅力は、現時点での能力よりも、その秘めたる将来性にある。この日の上沢(うわさわ)は、常時135~MAX88マイル(140.8キロ)程度と、それほど際だつ球速ではなかったが、勝負どころでのストレートには素質の片鱗を伺わせるものだった。何よりこの日は、カーブ・スライダー・フォークなどのコンビネーションが冴え、ピッチングをしっかり組み立てて仕留めることができていた。この投手は素材型でも、基本的にコンビネーションで討ち取るタイプ。ただ高めに甘い球が行ったり、ストレートや投球がピリッとしない部分もあるので、夏までにもうワンランク上の投球を望みたい。その素材の良さと将来性を買って、中位指名ぐらいでは消えると思うが、彼には夏までのワンランク上の成長で、ぜひ上位指名を目指して欲しい。ただ現状は、上位指名選手としては物足りないのが現状。ただ本物の高校生は、6月ぐらいからグ~ンと伸びる余力を見せるので、彼にはそういったものを期待したい。

一方前橋商も、県大会から話題だった スーパー1年生・岩崎 功(1年)左腕が登場。180/70 と体格に恵まれ、特に左打者外角一杯に投げ込むストレートが素晴らしい。変化球も、カーブ・スライダー・スクリュー系もあるよう。球速はまだ、120キロ台後半~MAXで83マイル(132.8キロ)程度だが、これからの成長に期待したい。イメージ的には、私と同い年で現役を続ける岡崎 淳二(鷺宮製作所)に、なんとなく似ている。

打者では、前回の観戦でも気になった専大松戸の核弾頭 大山 星也(3年)捕手が、なかなか強肩・強打ぶりを発揮。この日は、センターバックスクリーン横に叩き込んで見せた。また前橋商では、3番の森澤 翼(3年)中堅手と松井 大輝(3年)遊撃手が目立つ。森澤は、中堅守備・地肩もよく、打撃も水準以上。松井も、切り返しの素早い遊撃手が魅力で、スイングも鋭い4番打者。共に守備力がしっかりした上での打力を兼ね備えた好選手だった。夏も観られる機会があれば、ぜひ注目してみたい。

第三試合 日大三 VS 水戸葵陵

選抜帰りの日大三は、エースの吉永健太朗こそ投げなかったが、野手はほぼ選抜メンバーを並べてきた。一方の水戸葵陵は、4番の鈴木 塁(3年)左翼手の打撃が注目された試合。

日大三の先発は、関 悠平(3年)左腕。185/78の投手体型から投げ込む大型左腕で、球速は125~MAX80マイル(128キロ)程度。この選手、怪我に泣かされてきたのか、3年間の間に、思い通りの成長曲線は描いてこられなかったようだ。カーブ・スライダーを混ぜる本格派も、まだ身体もできておらず、本格化するとすれば、まだ数年先になりそう。大型左腕としてのニーズはあるだろうから、地道に成長を促してくれる環境で野球を続けてほしい。

水戸葵陵は、1番の橋本 恵佑(3年)遊撃手も、なかなかの好選手。167/63と小柄な核弾頭だが、守備力・打力も兼ね備えた好選手。走力もあるようで、プレーにスピード感があるのが好い。なんと言っても注目は、鈴木 塁(3年)左翼手。ただこの選手は試合前練習から見ていたが、完全に打撃型の選手。守備・地肩はもう一つで、野球への意識も普通の高校生。確かに甘い球を確実に捉えるパワフルな打撃は魅力で、腕力で巻き込む強引な打撃が売り。3打席観たが、うち2打席は、しっかり芯で捉えた強烈なライナーだった。強打者の片鱗は伺うことはできたが、高校からプロに行くほどの選手ではないかなと。このパワフルな打撃を活かして、大学でもスケール大きく伸びてほしい。あまり、ちまちましたプレーには適さいないタイプだろう。

日大三は、選抜の選手たちを改めて生で見ての確認作業。4番の横尾 俊建(3年)三塁手は、復調気味。選抜では力みで、自分の打撃をさせてもらえなかった。この選手、足の運びやフットワークはよくないのだが、意外に三塁守備が安定している選手。スローイングも真上から腕を振り下ろす内野手とは思えない形だが、強肩であることは間違いない。夏にどんな活躍を魅せてくれるのか注目したい。あとは、1番・高山 俊(3年)右翼手の強肩ぶりが目についた。3番の畔上 翔(3年)中堅手などは、練習などの動きは、それほど目立つものはない。この選手はやはり、実戦に行って持ち味が発揮されるタイプとの印象が強かった。

(関東大会の感想)

試合の方は、水戸葵陵の鈴木の3打席目の打撃を見て帰宅の途に。二日間 計6試合・12チームをみたが、正直投手での収穫は乏しかった。逆にどの試合でも、野手には見るべき選手がおり、退屈させられる試合は少なかった気がする。近年の関東の高校野球の傾向を示すとおり、打高投低の色彩が強い大会だった気がする。今大会の一番の収穫は、やはり袖ヶ浦などが横浜から意外に近かったと言うことを学んだことではなかったのだろうか。これで春の関東地区の高校野球観戦は終了。ほぼ当初から見たいと思った選手は、今大会の高橋 周平(東海大甲府)の確認で、ほとんど網羅することができた。後は、各県に1人程度見たいと思う高校生が残っているので、そういった選手を見に、夏は足を運ぼうと思う。
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