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53・54 5/19 関東選抜リーグレポート3

関東の社会人チーム同士が対決する、関東選抜リーグ4月に二日ほど大田Sで観戦し、5月の試合も観戦3日目。そろそろ何度も観たチーム同士の対決となり、この日の観戦は第二試合からの観戦としました。

第一試合 三菱重工横浜 VS HONDA

三菱重工横浜の先発は、瀧 優介(28歳・日本ウェルネス専門学校出身)投手。一方のHONDAは、櫻田 裕太郎(24歳・八戸大出身)左腕。櫻田は、横浜高校の主戦として活躍したあと、八戸大に進み大きく飛躍。下級生の時には、140キロ台のストレートを連発し、ドラフト候補として注目されたが、故障などで順調さを欠き社会人に来た選手。ビシッとしたストレートは来るものの、現在は135キロ強ぐらいと、やはり好かった頃に比べると5キロ程度は遅い印象。スライダー・スクリュー・フォーク・シュートなど多彩な変化球も交え、両サイドに散らせて来る。年齢はドラフト解禁の年を迎えるが、あと一歩物足りない印象は否めない。ただ左腕としては、マウンド捌き・制球力・試合をまとめる能力がある選手だけに、ストレートが戻れば指名への期待も持てるのだが・・・・。

また3番手では、ダルビッシュとの東北高校時代のチームメイトで甲子園でも活躍した「メガネッシュ」こと 真壁 賢守(25歳・東北福祉大出身)投手が登場。社会人に入ってから投げるのは初めて観るが、サイドハンドから繰り出される速球は、120キロぐらいに。全盛時には、サイドから140キロ台の球を投げ込んでいたことを考えると、非常に残念でならない。ただ、現状の彼の姿を確認できたことは大きかった。

また昨年の試合では、140キロ台中盤の球を連発していた 河原井 章太(25歳・青学大出身)投手も僅かであったが登板。コンスタントに140キロ前後の球をスリークオーターから投げ込んでいたが、すぐに変わってしまったので詳細に調べることはできなかった。HONDAは、よく登板する選手と滅多に観られない投手との差が激しく、個人的には読めないチームだなと言う印象。ベンチ前でアピールしていた 諏訪部 貴大(23歳・中越出身)などは、結局最後まで観られなかった。

この試合では、HONDAで確認できていなかった選手を観戦できたのが収穫。ただ野手に関しては、それほど目新しいものはなかった。


第二試合 JX-ENEOS VS 東京ガス

JX-ENEOSの先発は、沖縄のビッグ開発ベースボールクラブからやってきた 嘉弥真 新也(22歳・八重山農林)左腕。172/62とやや小柄な左腕で、手足を短くした森福(ソフトバンク)といった感じの左スリークオーター。球速は130キロ台前半ぐらいだが、左打者の背中越しから来るような独特の球筋を活かし、カーブ・スライダー・スクリューなどを織り交ぜる実戦派左腕。思ったよりもまとまっていて、ピッチングができる印象。先発型の大城 基志に対し、こちらは中継ぎタイプか。

2番手には、入社一年目のスポニチ大会で150キロ級熨すトレーとを投げ込み我々の度肝を抜いた 大塚 椋司(21歳・聖望学園)投手。しかしその後は、故障し復帰。復帰してから初めての観戦となったが、現状は135キロ出るか出ないか。元々球の勢いが破格だっただけで、細かい制球力・変化球・打ちにくさ・投球術があるわけではないので、ストレートが行かないとかわす術がない。現状、元に戻らない限り、ドラフト候補と観ることはできないだろう。

3番手は、甲子園湧かした 中川 諒(20歳・成田出身)投手。こちらも何処か故障したわけではないが、現状常時130~135キロ程度で、適度にまとまった投手との印象が強い。肘の使い方が柔らかく、その辺は魅力的だが、現状ストレートが大きく改善されないと来年ドラフト候補になれるかと言われる難しいだろう。ただマウンド捌き・投球センスなどは感じさせる選手なので、球速UPさえできれば面白いかなと思えて来る。

最後に登場したのが、野手から転向した 磯部 泰(23歳・修徳)投手。投手らしい、しなやかさがあるタイプではないが、183/88の見事な体格から投げ降ろしてくる角度のあるストレートは、常時140キロ前後(MAX89マイル・142.4キロ)を記録。ピュッと鋭い腕から振られるので、打者差し込まれやすい。更に驚いたのは、非常にきっちり投球を組み立てる投球術と制球力があること。カーブ・スライダー・カットボール・チェンジアップなどの各変化球でしっかりカウントを整え、三振も変化球で取れる確かな技術がある。今年投手に転向した投手とは思えない選手であり、ドラフト戦線に急浮上してきそうな投手だ。クィックも0.9秒台と高速だが、あとは牽制などを入れたり、目配せをして走者を釘付けにする術など、細かい部分を磨いて欲しい。この選手の投球は、嬉しい誤算だった。

一方の東京ガスは、ルーキー左腕の吉原 純平(23歳・龍谷大出身)。こちらは、130キロ台前半の技巧派左腕。2番手の大島 一修(22歳・立命館大出身)右腕は、大学時代主戦として活躍した本格派。この日は、130キロ台後半のストレートに、スライダーなどを織り交ぜた投球で安定。もうワンランク、球速・キレなどが出てくればといった感じだった。

3番手は、故障さえしなければドラフト有力だったルーキーの山崎 雄飛(23歳・中央大)投手。スラッとした投手体型で、何よりピッチングがしっかりできるのがいい。球速こそ140キロ前後ぐらいだったが、制球力・リズム・投球術共に、ルーキーらしからぬ内容。順調に回復して行けば、来年のドラフト候補としてマークできるだろう。

野手では、白井 史弥(23歳・横浜出身)二塁手が、強い打球と一塁まで全力で駆け抜ける姿勢が目を惹いた。また高校時代神奈川で注目された 井領 雅貴(22歳・桐蔭学園出身)中堅手なども、ボールを捉えるセンスは悪くないが、ノーアウトランナー一二塁の場面で、外野フライを上げてしまうなど、状況に応じたプレーができないのが大いに気になった。守備・走力もそれほど抜けていない選手だけに、現状は、ドラフト候補と言う感じはしなかった。

試合終盤までは、グダグダの試合内容で、正直目新しい選手が観られただけといった内容だった。しかし磯部と山崎の2人の投球が作れる投手が登板してからは、試合が引き締まり収穫のある試合となった。


(この日の感想)

最近、確認できていなかった投手を多数観られたことは収穫。ただドラフト云々となると、磯部 泰(JX-ENEOS)投手ぐらいだった。これから、都市対抗予選・都市対抗本戦に向けて、この磯部がいかに絡んで来るか注目したい。ベイスターズも、地元チームの選手を獲ると言うのならば、スカウトもこういった選手を見逃さずに獲得して欲しいものだ。
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