2017年(4) JR西日本 VS 東京ガス
2017/03/12|Category:観戦記
前日登板がなかった 石田 光宏(東京ガス)を見に、前日軽く1回だけを観て帰った 東京ガス の試合を観に神宮へ。
東京ガスの先発は、お目当ての 石田 光宏(23歳・関西大出身)右腕。社会人に入って、コンスタントに140~後半ぐらい出るようになり、大学時代より大幅にパワーアップして評価を高めた投手です。しかしこの日は寒さも相まって、球速は135キロ前後で意識的にツーシームさせていたのか? シュート回転していたのか、キレも伸びもない球を淡々と打者の内外角に投げ込みます。たまに得点圏に走者をすすめると、力を入れて投げるフォーシームが140キロをやっと越えるぐらい。この球も高めに抜けることが多く、何かピリッとしません。
その他、カーブ、小さく曲がるスライダー、チェンジアップ系などもあるのですが、高めに甘く入った球を痛打されるなど、それほど繊細なコントロールや細かい駆け引きができる感じがしません。元々フォームがオーソドックスで怖さがない上に、ストレートが走らないとなんとも見栄えがしなくなり、大学時代指名漏れしたのを思い出します。少くてもこの投球を初めて見た人は、この選手がドラフト上位候補だとは思わないでしょうね。淡々と投げ込む適度にまとまった投手というイメージしか抱かないのではないのでしょうか。前日の田嶋大樹(JR東日本)が時々おっ!と思えるものはあるけれどまとめられないのとは対象的に、ある程度はまとめられるものの、おっ! と思えるものがないという内容。これから都市対抗に向け、何処まで昨年の勢いを取り戻せるか注目されます。
JR西日本の先発は、同じく大卒2年目の 西川 昇吾(24歳・日本福祉大出身)左腕。大学時代は、育成枠ならば指名もあるのではないかと思えるほどの投手でした。しかし昨秋の日本選手権のときにも観て思ったのですが、何が中背でゴロンとした体型から135キロ前後の速球と変化球を交える投球は、社会人のベテラン投手が投げているような老獪な感じで、すでにドラフト候補の匂いはなくなっているように思います。大卒2年目でチームの主力投手、それも左腕ということで期待したいむきはありますが、ドラフト候補として追いかけてゆこうという気にはなりませんでした。
またルーキーイヤーから、4番・ショートとして起用されてきた 田村 強(24歳・大体大出身)遊撃手。試合前ノックを観ていても、動作の切り返しが鈍くプロのショートとしては重苦しい感じです。第一打席に内角の球をセンター前にはじき返したように打撃には面白いものを持っているので、将来的には三塁あたりを想定したい選手かと。3打席ほど観ましたが、それほど絶対的なものは感じられなかったものの、もう少し何度かみて能力を把握してゆきたいと思います。
また昨年高卒3年目での指名が期待された 中山 悠輝(22歳・PL学園出身)は、前日同様・三番・三塁手として出場。元々プロのショートとしては少し重苦しい感じだったので、二塁か三塁あたりの人材かとは思っていました。前日の第一打席に内角の球を詰まりながらもヒットにしていましたが、まだ芯でしっかり捉えられるという確率が低いように感じます。とりあえず今の時期は期待も込みで3番を任せられていますが、年間を通してこのポジションを維持できるのか注目したいところです。
(感想)
石田は、安定して140キロ台中盤を投げている投球も昨年観ているので、これから調子が上がって来ることに期待。田村・中山の2人の野手は、割合似た系統の強打の右の内野手という感じ。この辺は評価保留というか、昨年と印象は変わりませんでしたが継続的に一年間観てゆきたい。2人ともあともう何か?+αの後押しがあれば指名されても不思議ではないところまで来ているので。
石田 光宏(東京ガス)投手 181/85 右/右
中山 悠輝(東京ガス)三塁 185/85 右/右
西川 昇吾(JR西日本)投手 175/84 左/左
田村 強 (JR西日本)遊撃 181/77 右/右
中山・田村の打席を3打席ほど確認し、大田スタジアムへ移動。大田に着いたときは、新日鉄住金鹿島 VS パナソニック の試合が延長タイブレークに入るところだった。ちなみにこの試合では、高卒2年目の左腕・ 佐藤 僚亮(20歳・山形中央出身)左腕が146キロまで到達したのだという。少しだけ投球を観られたが、来年に向けて楽しみではないのだろうか。高3のときは、少しバランスを崩していたが見事に立て直してきた感じ。
佐藤 僚亮(新日鉄住金鹿島)投手 172/68 左/左
東京ガスの先発は、お目当ての 石田 光宏(23歳・関西大出身)右腕。社会人に入って、コンスタントに140~後半ぐらい出るようになり、大学時代より大幅にパワーアップして評価を高めた投手です。しかしこの日は寒さも相まって、球速は135キロ前後で意識的にツーシームさせていたのか? シュート回転していたのか、キレも伸びもない球を淡々と打者の内外角に投げ込みます。たまに得点圏に走者をすすめると、力を入れて投げるフォーシームが140キロをやっと越えるぐらい。この球も高めに抜けることが多く、何かピリッとしません。
その他、カーブ、小さく曲がるスライダー、チェンジアップ系などもあるのですが、高めに甘く入った球を痛打されるなど、それほど繊細なコントロールや細かい駆け引きができる感じがしません。元々フォームがオーソドックスで怖さがない上に、ストレートが走らないとなんとも見栄えがしなくなり、大学時代指名漏れしたのを思い出します。少くてもこの投球を初めて見た人は、この選手がドラフト上位候補だとは思わないでしょうね。淡々と投げ込む適度にまとまった投手というイメージしか抱かないのではないのでしょうか。前日の田嶋大樹(JR東日本)が時々おっ!と思えるものはあるけれどまとめられないのとは対象的に、ある程度はまとめられるものの、おっ! と思えるものがないという内容。これから都市対抗に向け、何処まで昨年の勢いを取り戻せるか注目されます。
JR西日本の先発は、同じく大卒2年目の 西川 昇吾(24歳・日本福祉大出身)左腕。大学時代は、育成枠ならば指名もあるのではないかと思えるほどの投手でした。しかし昨秋の日本選手権のときにも観て思ったのですが、何が中背でゴロンとした体型から135キロ前後の速球と変化球を交える投球は、社会人のベテラン投手が投げているような老獪な感じで、すでにドラフト候補の匂いはなくなっているように思います。大卒2年目でチームの主力投手、それも左腕ということで期待したいむきはありますが、ドラフト候補として追いかけてゆこうという気にはなりませんでした。
またルーキーイヤーから、4番・ショートとして起用されてきた 田村 強(24歳・大体大出身)遊撃手。試合前ノックを観ていても、動作の切り返しが鈍くプロのショートとしては重苦しい感じです。第一打席に内角の球をセンター前にはじき返したように打撃には面白いものを持っているので、将来的には三塁あたりを想定したい選手かと。3打席ほど観ましたが、それほど絶対的なものは感じられなかったものの、もう少し何度かみて能力を把握してゆきたいと思います。
また昨年高卒3年目での指名が期待された 中山 悠輝(22歳・PL学園出身)は、前日同様・三番・三塁手として出場。元々プロのショートとしては少し重苦しい感じだったので、二塁か三塁あたりの人材かとは思っていました。前日の第一打席に内角の球を詰まりながらもヒットにしていましたが、まだ芯でしっかり捉えられるという確率が低いように感じます。とりあえず今の時期は期待も込みで3番を任せられていますが、年間を通してこのポジションを維持できるのか注目したいところです。
(感想)
石田は、安定して140キロ台中盤を投げている投球も昨年観ているので、これから調子が上がって来ることに期待。田村・中山の2人の野手は、割合似た系統の強打の右の内野手という感じ。この辺は評価保留というか、昨年と印象は変わりませんでしたが継続的に一年間観てゆきたい。2人ともあともう何か?+αの後押しがあれば指名されても不思議ではないところまで来ているので。
石田 光宏(東京ガス)投手 181/85 右/右
中山 悠輝(東京ガス)三塁 185/85 右/右
西川 昇吾(JR西日本)投手 175/84 左/左
田村 強 (JR西日本)遊撃 181/77 右/右
中山・田村の打席を3打席ほど確認し、大田スタジアムへ移動。大田に着いたときは、新日鉄住金鹿島 VS パナソニック の試合が延長タイブレークに入るところだった。ちなみにこの試合では、高卒2年目の左腕・ 佐藤 僚亮(20歳・山形中央出身)左腕が146キロまで到達したのだという。少しだけ投球を観られたが、来年に向けて楽しみではないのだろうか。高3のときは、少しバランスを崩していたが見事に立て直してきた感じ。
佐藤 僚亮(新日鉄住金鹿島)投手 172/68 左/左
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