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プロ野球ドラフトサイト「迷スカウト」の管理人・蔵建て男が、日本中を駆け巡り本音でトーク!
2017年(5) NTT東日本 VS JR九州
神宮球場から移動して、今年初めて大田スタジアムにやってきました。お目当ては、前日に登板がなかった 西村 天裕(NTT東日本)投手の登板を見るため。その期待どうり、西村選手が先発でした。

西村 天裕(24歳・帝京大出身)右腕は、一回り小さくした澤村拓一(巨人)のようなパワーピッチャー。澤村同様に一辺倒なところがあったのですが、帝京大4年秋には引き出しも増えだいぶ改善されていました。しかし私の見ている眼の前で、靭帯損傷の大怪我をしてドラフトを棒に振ります。

見事そこから復活しての、社会人1年目の活躍。再び解禁を迎える今年は、上位候補と位置づけられます。明らかにミットに突き刺さる球威・勢いは他の投手とは違っており、コンスタントに145キロ前後を記録し、私のガンではMAXで92マイル(148キロ)・大田のガンでは最速149キロまで到達。この時期としては、スピード・球威共に申し分ありません。変化球は、適度にブレーキのあるカーブが決まり、腕の振りの良さを活かしたスライダーのキレもまずまず、それに小さく沈むスプリット系のボールがあります。

気になるのは「開き」が早いせいか? このスプリットを見極められてしまうことが多く空振りが誘えません。またフォームが合わせやすいのか? 高めに甘く入ったストレートをことごとくJR九州の各打者が苦になく振り抜いていたということ。このフォームの根本的な欠点を改善しないと、プロでも同様なことが起きるのではないかと危惧します。こうなると、1位指名でゆくには厳しいと言わざるえないでしょう。この試合ではけしてボールの走りは悪くなかったのに、序盤でマウンドを降りることになります。

一方JR九州の各打者は、実に鋭いスイングをします。1番を打 犬塚 慶(23歳・九州共立大出身)中堅手は、俊足、好守の外野手でスイングにも強いものがある三拍子揃った好選手。2番の岩切 貴弘(22歳・佐土原出身)右翼手も、二番打者とは思えない鋭いスイングの持ち主。8番を打つ原口 大陸(22歳・佐賀学園出身)遊撃手も、少し好守の粗い部分はあるものの、守備・肩・打撃の破壊力含めて、素材としての面白味を感じます。いずれも今年プロに入れるかと言われると疑問ですが、将来楽しみな若手野手達。

また4番を任されていた 佐野 洋樹(23歳・一関学院出身)捕手は、打てる捕手としてなかなか面白い存在。地肩も強く送球のコントロールも悪くなかったのですが、二塁到達タイムが2.1秒ぐらいいつもかかるのは気になります。ただしこの選手に関しては、今後もドラフト候補として一年間注意してみたいと思わせる選手でした。

またドラフト候補かと言われると疑問ですが、佐々 武司(22歳・沖コンピューター教育学院出身)という170センチそこそこの小柄な投手が、実に活きの良いボールを投げ込んでいたのが印象的。球速こそ140キロ前後(MAXで142キロぐらい)なのですが、キレと勢いがあり気合の入ったマウンド捌きは見応え充分。ズバッと決まる、見ていて爽快感がある好投手でした。変化球がスライダーぐらいしかなさそうなのと、すでにキャパを出し切っている印象で、プロレベルに混ぜてしまうと厳しいのではないかとは思いますが。登板があれば、ぜひ注目して欲しい1人です。

(この試合のまとめ)

JR九州は監督さんが代わられたですかね? 今までかなり不動のメンバーという感じのチームでしたが、大幅に若手野手に切り替えてきました。各人非常に振りが鋭く、更に暖かくなって来ると脅威だと思います。再びじっくり観られる日を、楽しみにしたいチームでした。残念なのは、昨年野手の中で最もNPBで即戦力になり得る選手と期待していた 福田 周平(25歳・明治大出身)遊撃手が、ドラフト指名漏れの影響か? 元気がなかったのが大いに気になった。これからの、立て直しに期待したい。

西村 天裕(NTT東日本)投手 176/92 右/右
福田 周平(NTT東日本)遊撃 169/69 右/左

佐々 武司(JR九州)投手 170/67 右/右
佐野 洋樹(JR九州)捕手 180/75 右/右
原口 大陸(JR九州)遊撃 179/75 右/右
犬塚 慶  (JR九州)中堅 181/76 右/左
岩切 貴弘(JR九州)右翼 188/85 右/左

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