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2017年(10)(11) ノースアジア大 & 八戸学院大 レポート
全国大会ではなかなか見られない、ノースアジア大が早大のグランドに来るということで、久々に早大グランドまで足を運びました。お目当ては、今秋のドラフト候補・木場 涼佑(金足農出身・4年)左腕を見るため。特に事前に情報を持っていたわけではないのですが、予想どうり先発で登場してくれました。

木場は試合の模様を動画で見たことがあったのですが、実際生で見るのは初めて。生で観て、どんな感じなのか観ておきたかった1人です。この日は、まだ開幕まで一ヶ月近くあるということで、常時135キロ前後~MAXで87マイル・140キロ程度まで。左スリークォーターから横滑りするスライダー、緩いカーブ、外に小さく沈むツーシームだかチェンジアップ系のボールを織り交ぜます。特に動画で見たときは、左打者外角低めへのコントロールに優れここで三振を奪うことが多い印象を受けました。

この日は両サイドに散らすことはできていたものの、高めに浮いた球を早稲田打線に苦になく打ち返され失点を重ねます。結局3回で降板し、持ち味を発揮するまでには至りませんでした。気になったのは、この手のタイプにしてはそれほどボールがキレて来ないこと。球速が135キロ前後でも、もう少し手元までピュッと来るキレが欲しい。また左スリークォーターということで、元来左打者の背中越しから来るような嫌らしい球筋がありそうなものの、あまり左打者が苦にしているようにはみえなかった。またベースカバーに遅れたり、ボール処理で悪送球したり、牽制も左投手にしてはうまくないなど投球以外の部分にも課題を残します。それほど細かいことができる投球術や制球力はないようなので、ボールが走らないとかわすことができない印象を受けました。この辺がシーズン中と、どの程度違うのか確認したいところではあります。秋の動画を見たときは、指名レベルにかなと思ったのですが、この日の投球を見る限り指名確実とは言える内容ではなかったというのが率直な感想でした。

ノースアジア大では、1番を打つ加藤 真隆(西目出身・3年)右翼手が試合前練習から強肩で目立っていました。打席は2打席ほどしか観られていませんが、セカンドに鋭いライナーを放っていました。また4番を打つ 石井 将輝(秋田西出身・4年)捕手という選手が主将でチームの中心選手のよう。ニ打席みた打撃では結果は残せませんでしたが、強肩で社会人でも野球を続けて行ける選手かもしれません。

ノースアジア大は、試合中もベンチ全員が立ち声を出す全員参加の一体感のあるチーム。野球にも雑なところがなく、想像以上に好いチームでした。木場の頑張り次第ですが、北東北リーグでも上位を狙えるチームではないのでしょうか。期待して、春のリーグ戦の報告を聞きたいものです。

木場 涼佑(ノース4年)投手 180/80 左/左
加藤 真隆(ノース3年)右翼 180/75 右/右
石井 将輝(ノース4年)捕手 178/80 右/右

また日付は異なりますが、同じ北東北リーグの八戸学院大が、私の地元関東学院大のグランドにやってきました。この試合で注目なのは、小野 泰己(富士大-阪神2位)投手の絶好調時のストレートを完璧に捉えていたという大砲候補・米澤 健太郎(玄海出身・4年)右翼手のプレーを確認することでした。

この日の米澤は、私の確認した4打席で スライダーをショートゴロ、外角のスライダーを空振り三振、外角高めの速球をライト前ヒット、四球 の結果に。米澤は、185/86 と均整の取れた体格で、地肩は中の上ぐらい。走力も中~中の上ぐらいありそうな、けして動けないタイプのスラッガーではありません。今年の新人の中でも指折りの速球を投げる、小野の絶好調時のストレートを完璧に捉えられるスピード対応力に絶対ものがある選手のようで、この日も高めに浮いたストレートを逃さずライト前に。右方向に、大きなのが打てるのが持ち味の一つだと言います。その一方で変化球に脆い部分があり、第一打席にはそれほど厳しくないスライダーをタイミングが合わずショートゴロに。二打席目は、ボールになるスライダーを見極められずに手を出してしまい空振り三振と変化球への対応に課題を残します。この辺の脆さを、長打力と天秤にかけてどう見るかではないのでしょうか? リーグ戦の内容次第だと思いますが、もうワンクッションおいて社会人で様子をみてもという考えもできますし、ポテンシャルの高い野手は早くプロに混ぜた方が好いと考えるかは意見が別れるところ。今日みた限りでは、育成枠での指名があるかな?ぐらいにしかわかりませんでしたが、彼もリーグ戦での活躍が気になるところではあります。ちなみにニックネームは、メヒア(西武)だそうです。

八戸学院代では、来年のドラフト有力候補の 高橋 優貴(東海大菅生出身・3年)左腕は、試合前のノックの手伝いをしていてこの試合の登板はなし。昨年のAAA選手権で、高校JAPANのショートを任されていた 伊藤 優平(八戸学院光星出身)が、2番・三塁手として出場。また2番手で、小川 佳斗(八戸学院光星出身・3年)右腕という選手が、ブルペンで力強い球を投げ込んでいました。実戦では135~87マイル(140キロ)程度でしたが、制球に気をつけるあまり実際の投球でブレーキをかけている印象。これがリミッターがはずれて、自分の持ちえる能力をブルペンのように出せるようになれば、リーグ戦でも140キロ台中盤前後のボールを投げ込んできても不思議ではない潜在能力は秘めていそう。今後どのような成長を遂げてゆくのか? 注目したいところです。

米澤健太郎(八戸学院大4年)右翼 185/86 右/右
伊藤 優平(八戸学院大1年)遊撃 167/67 右/両
小川 佳斗(八戸学院大3年)投手 177/80 右/右
高橋 優貴(八戸学院大3年)投手 178/74 左/左

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