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プロ野球ドラフトサイト「迷スカウト」の管理人・蔵建て男が、日本中を駆け巡り本音でトーク!
2017年大学選手権2日目・神宮・第三、東京D・第一試合

大会2日目神宮球場第三試合・上武大 VS 福井工大

福井工大は二度目の登場ということで、上武大の選手たち中心にレポートします。上武大の先発・宮川 哲(東海大山形出身・4年)右腕は、コンスタントに145キロ前後の速球を真上から投げ下ろしてくる。変化球はスライダー中心だが、このスライダーの球速が違って3種類ぐらいある印象。他にも縦に割れるカーブのような球やフォークのようなボールも持っている。ストレートが暴れて収まりが悪いものの、変化球の曲がりが独特で精度も高い。そのため打者としては、的が絞り難い荒れ球投手といった感じなのだろう。不思議とこれだけの球を投げながらも、あまりドラフト候補の匂いがして来ないのは何故なのだろうか? 掴みどころのないタイプで、あまり高い評価はできないが、実戦にゆくと期待以上の投球をしてくれるタイプではないのだろうか。ちなみにこの春は、3勝0敗 防御率 0.65 で最優秀防御率を記録。ドラフト順位はイメージし難いのだが、中位以降での指名があるのではないかと考える。

上武大の核弾頭・島田 海吏(九州学院出身・4年)中堅手は、柔らかいハンドリングと塁間3.8秒台のプロでもトップクラスの脚力が売り。残念なのは、これだけの脚力がありながらフライをあげるケースが多いのが昨年からどうしても気になる。天才的なボール捌きを魅せるときもあるのだが、リーグ戦で1割台に低迷することもある波が激しいタイプ。それでも今春のリーグ戦では、打率.385厘でリーグ2位の好成績。この試合では出塁してすかさず盗塁を決めていたように、リーグ戦で8盗塁を決めるなど走力はプロ級なのは間違いない。あまりプロの匂いのして来るタイプではない左の巧打者タイプだが、このタイプとしては究極系の選手だけ、何かしらの形で本会議の中で指名があるのではないかとみている。

むしろこの試合で目を惹いたのは、3番を打つ・鳥巣 誉議(久留米商出身・4年)三塁手。ボールを手元まで呼び込んで叩く打撃に感性を感じ、今後の広がりを期待させる打撃の持ち主。左好打者タイプだけに、三塁手としてはパンチ不足。プロとなると難しいタイプではあるが、走っても一塁まで左打席から4.1秒前後、三塁守備も安定していて基準を満たすものがあった。

またリリーフで登板した 西村 雅暉(熊本国府出身・2年)右腕は、熊本国府時代から注目してきた速球派。高2の時に見たときは、骨太の球威型かなという印象があった。しかし昨年生で見た時に、意外にキレ型というか空振りが誘える球質であることがわかった。この試合でもズバーンと勢いのある145キロ前後の速球で、打者の空振りを誘えていた。まだ粗っぽく細かいコントロールがないのと、カーブ・スライダーなどの変化球はあるものの、絶対的な決め球はない。好素材なので順調に今後精進して行けば、大学からのプロ入りを期待できる素材だろう。

また緒戦で名前をあげた福井工大の 樋口 拓真(九州国際大附出身・4年)中堅手は、この試合でも4安打と大活躍。守ってはダイビングキャッチで好捕し、走ってはセーフティバントを決めるなど塁間4.1秒前後の脚力で存在感を示した。バットの芯で高い確率でボールを捉えられる選手で、卒業後も社会人などで野球を続けてゆくことを期待させる。

また和歌山大戦で登板した 石井 将希(桐生第一出身・4年)左腕は、常時140キロ台~145キロまで到達。少々身体がツッコミがちで、コントロールに不安定さは残すが、こういったサウスポーが潜んでいるところが上武大の層の厚さ。カーブ・スライダー・チェンジアップなども平凡だが、今後も野球を続ければ面白い存在になり得る。今度は選手層の厚いチームよりも、自分が任せられるような環境で居場所を見出せば、いっきに化けるかもしれない。イニングが進むにつれて、明らかに球威・球速が落ちるなど、体力面にも課題を残す。

宮川 哲 (上武大4年)投手 178/78 右/右
島田 海吏(上武大4年)中堅 176/72 右/左
鳥巣 誉議(上武大4年)三塁 177/72 右/左
西村 雅暉(上武大2年)投手 185/85 右/右
石井 将希(上武大4年)投手 179/74 左/左

樋口 拓真(福井工大4年)中堅 178/76 右/左

大会2日目東京ドーム第一試合・京都学園大 VS 大阪商業大



大商大の先発・大西 広樹(大商大高出身・2年)右腕は、ガッチリした体格から140キロ前後(MAX144キロ)の力強いボールを投げ込んでくる。やや下半身が使い切れていないせいか? ボールが全体的に高いのは気になる。変化球は、スライダーにチェンジアップ気味にシュート回転して沈むボールなどがある。今春のリーグ戦では、5勝0敗 防御率 1.43 という好成績。今後の2年間で、更に上積みがあるようだと、最終学年にはドラフト候補として指名を意識できる位置にまで来ているかもしれない。

京都学園大の先発・川瀬 航作(米子松蔭出身・2年)右腕は、サイドから140キロ前後(MAX144キロ)のボールを投げ込み、スライダー・シンカー系のボールを織り交ぜてくる。こちらも今春のリーグ戦で、6勝0敗 防御率 0.98 の好成績を残し安定し、特に右打者にも左打者にも内角を厳しく突く投球に特徴。実戦派のサイドとして、来年の候補に上がってくるかもしれない。

また野手では、京都学園大の 橋本 昂希(地球環境出身・3年)捕手が気になった。捕ってから無駄のない動きで、走者の滑り込んでくるところにドンビシャの送球で二度の捕殺。なんとそのタイムは、1.7秒台を記録。もしこの送球を安定してできるのであれば、学生球界屈指の強肩捕手なのは間違いない。ミットを構える時に、少し独特の座り方をしている選手だが、内角を活かした強気のリードをしてくる。打撃は下位で目立たなかったが、来年に向けて覚えておいて損のなさそうな選手だった。

大西 大樹(大商大2年)投手 176/84 右/右

川瀬 航作(京都学園大3年)投手 182/78 右/右
橋本 昂稀(京都学園大3年)捕手 172/72 右/右


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