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プロ野球ドラフトサイト「迷スカウト」の管理人・蔵建て男が、日本中を駆け巡り本音でトーク!
2017年(40) 四国アイランドリーグ選抜 VS フューチャーズ2
2日目は雨で中止になった、アイランドリーグ選抜の関東遠征。3日目の今日、再びフューチャーズとの試合を観戦してきました。初日に比べると、3日目には見応えを感じました。

伊藤 翔(18歳・徳島ID)投手 175/70 右/右 (横芝敬愛出身)

昨年千葉で話題になった好投手でしたが、最新の「野球太郎」の記事を読む限り、プロテストに落ち指名漏れしたと記載されていました。しかし高校時代から目立っていた選手だけに、1年目からアイランドリーグで 9試合 4勝2敗 防 2.50(5位) という成績をあげてます。

中背の体格からコンスタントに140キロ台を記録し、大田のガンでは146キロを記録。私のガンでは89マイル(143キロ)程度でしたが、手元でキレる空振りを取れる球を投げ込んできます。変化球も曲がりながら沈むスライダーに、フォークのような沈む球もあるオーソドックスなスタイル。変化球で仕留めきれるほどではありませんでしたが、カウントはしっかり取れていました。クィック1.0~1.1秒ぐらいでまとめられていますし、牽制のターンも鋭く、ランナーを背負うと長く間合いをとるなど、それなりに野球センスの良さや運動神経の高さを感じさせる選手です。

高卒1年目の若さがあるのも魅力なのですが、年齢の割にはすでにかなり完成されている投手との印象を受けます。そのため指名後に、爆発的に伸びるとかそういった素材としての奥行きはさほど感じません。高卒に求めるようなスケールとか伸び代という部分に期待するタイプではないように思います。しかし今回の選抜メンバーの中では、一番NPBに近い存在 そんな気は致しました。本会議の指名となると難しいと思いますが、育成枠でならば好調を維持してゆく限り、指名はかなり濃厚な選手ではないのでしょうか。

原田 宥希(23歳・香川OG)投手 180/70 右/右 (滋賀・高島ベースボールC出身)

最初は、130キロ台中盤を投げ込む平凡なサイドに近いスリークォーターという風に見えました。しかし最初のイニングの最後の打者に投げた145キロのストレートが素晴らしく、次のイニングに注目して見てみました。2イニング目には、コンスタントに140キロ台を越えてきて、大田のガンで146キロまで到達。私のガンではあまり球速が拾えず、89マイル(143キロ)が最速でした。しかし指にかかったときのストレートの球威・球速は、このメンバーの中では1番でしょう。

問題は、曲がりの大きなスライダー、シンカーなど、各変化球の精度がイマイチな点。そういったコントロール・変化球レベルの低さで、指名となると微妙な選手ではないかと感じます。総合力では、伊藤翔(徳島)よりも思って見えました。そのへんは成績にも現れていて 9試合 4勝2敗 防 3.50(10位)。64回1/3イニングで、60安打。被安打率は、93.3%(80%以下には抑えたい)と高め。四死球も28個で、四死球率も43.5%で(基準は33.3%以下)で、ややアバウトなところがあります。三振も1イニングあたり、0.7個程度であり(先発ならば0.8個以上が目安)、決め手不足の印象も受けます。数字の上からも、総合力ではやや見劣る印象が残ります。

ただし独立リーグの選手の場合、それほど成績は大きなウェートは占めていません。何より、指にかかったときのボールが安定して出せるようになれば、一軍も将来的に視野に入れられるものがあります。その可能性という意味では、伊藤翔や秀伍(香川)よりも一軍を意識できる素材でした。この選手は意見が別れると思いますが、育成枠での指名があっても不思議ではないと評価します。

(最後に)

野手に関してはどの部分を評価するのかにもよりますが、個人的にはあまりピンと来る選手がいませんでした。投手に関しては、伊藤翔(徳島)、秀伍(香川)、原田(香川)の3人に育成枠での可能性を感じます。

成績表を見ていて気がついたのは、例年に比べ元NPBの選手や外国人選手の上位進出さが少ないということ。それはそれでドラフト候補が浮き彫りになってきそうなものの、リーグ全体のレベルを引き下げている可能性もあるのかもという気もします。というのは、このアイランドリーグ選抜が来るようになってから毎年欠かさず見ています。しかし今年ほどインパクトに欠ける年も、そうそう記憶にないからです。ちょっとそういった意味では、BCに比べると四国の勢いが鈍っている印象は否めませんでした。

例年指名のほとんどは、このアイランド選抜に選ばれている選手からドラフトされます。そう考えるとこのメンバー以外に、どのぐらい指名される選手が他にいるのかには疑問を持たざるえません。少し厳しいことを書きましたが、選手・関係者達の更なる奮起を期待してやみません。ただし今回の日程に関しては、スカウトが最もチェックを入れやすい日程を選んだこと。これに関しては、今ままでで一番良かったのではないかと思います。アイランドリーグ選抜が来るようになって、最も多くのスカウトが球場につめかけたのではないのでしょうか。

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