2017年夏 大会6日目・第一、第二試合
2017/08/17|Category:テレビ・動画観戦
大会6日目第一試合 天理 VS 大垣日大
大垣日大の先発・修行 恵大(2年)右腕は、手足の長いスラッとした投手体型。まだ線の細さは気になるものの、角度のある135~140キロ台前半のボールを投げ込み、曲がりながら沈むスライダーでカウントを整え、勝負どころではフォークを落として来る。まだそれほど細かいコントロール、絶対的な球威・球速などはないものの、上積みが多いに見込める素材で来年のドラフト候補に入ってくるのは間違いない。
大垣日大の2番手・杉本 幸基(2年)右腕も素晴らしい素材。腕の振りが素晴らしく、それでいて下半身もしっかりリードできる全身を使ったフォームは魅力たっぷし。球速こそまだ135~140キロぐらいだが、腕の振りが良いので打者も思わず振ってしまう勢いがある。ブレーキの良いスライダーに、落差のあるチェンジアップ系の球も兼備。まだ余力を残した 修行 に対し、杉本 は持ち得る能力を遺憾なく発揮する力投派。順調に伸びてくれば、彼も来年のドラフト候補として注目される存在になるだろう。
天理では、太田 椋(2年)遊撃手の守備が光った。大胆でありながらとっさの判断力に優れ、それでいて堅実な安定感もある。181/73 の体格で、これだけ動ける遊撃手も珍しい。打撃はまだ絶対的な凄みはないが、坂本 勇人(巨人)を彷彿とさせるフォームから鋭い打球を飛ばす。すでにスカウトが徹底マークしているとの噂もあるが、来年の上位候補としてマークしたい逸材なのは間違いない。
また2打席連続本塁打を放った 4番 神野 大樹(3年)右翼手のリストの強さも目立った。打席での集中力・気合も素晴らしく、今後が楽しみな右の強打者。172/77 と体格に恵まれないだけに、高校からプロというよりも大学などでワンクッション置くことになりそう。どのぐらい、上のレベルで実績を残せるか?
また大垣日大では、中軸を任されている 内藤 圭史(1年)左翼手も、強さと上手さを兼ね備えた強打者。すでに3年生に混じっていても全く違和感のない打力の持ち主であり、何処までスケールアップして行けるのか注目して行きたい好選手だった。
修行 恵大(大垣日大2年)投手 183/70 右/右
杉本 幸基(大垣日大2年)投手 181/76 右/右
内藤 圭史(大垣日大1年)左翼 180/72 右/右
太田 椋 (天理2年)遊撃 181/73 右/右
神野 太樹(天理3年)右翼 172/77 右/右
大会6日目第2試合 三本松 VS 下関国際
三本松の先発・佐藤 圭悟(3年)右腕は、小さめのテイクバックからピュッと打者が差し込まれるような投球が持ち味。球速は135~140キロ台前半ぐらいを記録し、カウントを取るスライダー、縦スラなのかシンカーなのか沈む球を織り交ぜてくる。それほど細かいコントロールはないが、マウンド捌きの良さを活かしたテンポの良い投球で、自分のペースに巻き込むのが上手い好投手。けしてスケール溢れる素材ではないが、大学などでも野球を続けて行ける素材ではないのだろうか。
また下関国際では、2番打者の 甲山 達也(2年)遊撃手に光るものがあった。反応の良い守備で安定感があり、打撃でもヒットこそ記録できなかったが、ミートポイントでボールを捉えておりエラーを誘った。またボール球に手を出さないなど目の良さを持っており、潜在能力はこのチームでも一番ではないのだろうか。まだ2年生ということで、来年は県下を代表するショートストップとして注目されそう。
佐藤 圭悟(三本松3年)投手 174/66 右/左
甲山 達也(下関国際2年)遊撃 171/68 右/右
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